日本から香港へ帰国してPCR検査を受け自宅に戻る-2020年10月編◆Vol.144
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10月18日に香港に戻りました。戻ってから空港でPCR検査、ホテル1泊して自宅へ。実はこれが2回目。前回、4月26日にも日本から香港へ戻っているので今回は慣れたものです。ちなみに前回の記録はデジモノステーションのこちらの記事をどうぞ。
今回も前回と同じJAL29便で香港についたのは13:30でした。前回は記録用にとマメに写真を撮ったのですが、今回は日本で買ったGoPro Hero9を使って動画を撮っていたため、写真は少なめ。人間1度に2つのことはできないものです。GoProで撮った動画は早めにYouTubeにアップする予定です。
さて前回と今回ではPCR検査に至るまでのルートが異なっていました。
前回:飛行機を降りたらイミグレ手前でPCR検査受付→入国→荷物受け取り→バスでアジアワールドエクスポへ移動→PCR検査→バスでホテル(リーガルオリエンタル)
今回:飛行機を降りたらMFC(ミッドフィールドコンコース、ゲート200番台)へ移動→MFCでPCR検査受付→その場でPCR検査→空港敷地内バスでT1へ移動→入国→荷物ピックアップ→バスでホテル(ドルセット荃灣)
前回は荷物を持って空港隣の展示会場へ移動したのがやや面倒でした。今回は空港内で移動したものの(飛行機降りてイミグレの手前まで行って、そこから空港内の移動鉄道でMFCへ)、入国する前に検査まで終わったので楽でした。所要時間は今回は最後にバスを待つところでだいぶ待たされたので、前回より30分短縮程度。バスにすんなり乗れたら前回より1時間早いペースでした。
また自宅待機中の位置監視用のリストバンドは薄型のものになりました。内部にはチップらしきものが入っていることがわかるので、ただのバンドではなくBluetooth内蔵(GPS入っているのかなあ)のようです。前回のバンドと合わせ、いずれ分解してみようと思っています。
全体の流れはすでに前回やったとほぼ同じなので、今回は時間などもあまり気にせず淡々と行っていきました。飛行機に乗っていた乗客数は30名くらいだったかな。前回は10名程度。またPCR検査場に待機していた人の数も前回は20名いたかどうか、今回は100名弱くらいと増えています。少しずつですが往来もできるようになったのでビジネス関連の人もいるのかなあと。自分も12月はドバイの展示会に行こうと思っています(PCR検査を受けてドバイ入国すれば隔離無し。香港に戻ったらまた14日隔離はあります)。
PCR検査結果を待つホテルは地下鉄Tai Wo Hau駅に近いドルセット荃灣。ここは駅からちょっと歩くので自宅に戻るにはタクシーが必要。しかしあまりタクシーが通らない場所なのでどうしたものかなと思っていたのですが、翌日チェックアウトしたらタクシーが止まっていました。しかし実はぼったくりタクシーで大失敗。10年ぶりくらいかな、ぼったくりに香港であったのは。
料金メーターを隠すようにマイクをひっかけ、車内には運転手の情報の表示もなし。そして降りるときにナンバープレートを撮ったら(どのタクシーに乗ったか記録しておく必要あり)一部を隠していたという(写真は下段をモザイク。上段の左のアルファベットが隠されている)。
普段なら文句言いますが、もう疲れていたので言われるだけ払っておりましたよ。人の弱みに付け込む香港人がいるのは悲しいことです。なお車内でこのドライバー、のんきに他のドライバーと会話していたのですが、自分はGoPro Hero9で外を撮っていたので音声も録音されています。もしも私が11日目の再検査で陽性になったら、このドライバー探し出されて大変な目に合うな、、、レシート(適当なの)あるし、こっちはGoogle Mapで自分の移動距離が記録に残っているからねえ。
さてどうして疲れたかというと、久々に飛行機に乗ったこともありますが、実はPCR検査を2回受けたから。10月19日の朝9時くらいに部屋に電話がかかってきました。「陰性なのでチェックアウトして下さい」と言われると思いきや、「サンプルに不備があったのでもう1回採取してください」というのです。「え、もしかして陽性だったんですか?」と聞きなおしてしまいました。
前回は日本を出発する前、14日間は居候先のライター中山氏に籠り、中山氏以外の人とは会っていませんでした。万が一香港で検査結果が陽性だったとしても、周りへの迷惑を最小限に抑えるためです(中山氏にはもうしわけありませんが)。
しかし今回は前日まで人に会っていました。14日をさかのぼると20名くらいの人にあっていたかと。万が一陽性だったらすべての人に連絡して謝罪と検査陽性を行わなくてはなりません。もちろん日本滞在中は3密を避けていましたし、感染しそうなことはしないようにはしていましたが、、、
ということでホテルの部屋に9時半くらいに検査キットが届けられ、部屋でサンプルを再度採取。11時に検査に出され、超特急で15:30に「陰性でした」の電話を受けました。ということで9時から15時半まで約6時間、落ち着かずに部屋で過ごしていたのでした。そりゃ精神が疲れます...
ちなみにホテルは夕飯と朝ごはんが届けられます。これも写真を撮ることもなく、空腹だったので届けられるや否やすぐに完食。前回は食べ物が足りなくて困ったので、今回は成田空港でパンを買っておいたのですがそれもあっという間に食べてしまいました。
とまあなんだかいろいろありましたが、無事に香港の街に降り立ち、あとは自宅で13日を過ごせば自由の身になるわけです。タクシーを降りて自宅に向かいながら歩いていると「香港に戻ってきた!」という解放感と楽しさで、もう面倒なことはどーでもいいと思えました。
アパートの入り口を入ると守衛のおっちゃんが「おー、ひさしぶりー」と。「3か月だよー」などと会話するのも久しぶり。共同ポストには3か月分の郵便物がたまっていました。そして部屋に入ると高温高湿な夏に不在だったことからか、床に敷いているラグと机の椅子のクッション表面が少しかびていました。まあ人がいないとそうなっちゃいますよね。洗剤でふき取れましたが、自宅待機が開けたら買いなおすことにしよう。
帰宅後早速、香港の友人の田路氏が「差し入れするよ」ということで水餃子をいただきました。いやーうまかった!
ということで今回はあっさりとした記録でした。GoProの動画もPCR検査のあたりは撮影できませんでしたから「記録」といえるほどのものになるかどうか。まあ記録するために移動しているわけではないので、無事に戻れただけでも十分でしょう。10月31日までがんばって自宅にこもります。
今回は以上。以下に文章はありません。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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