香港もMNPがお得、しかしある理由でキャリア移動ができないしがらみ

スマートフォンの回線契約、日本では他キャリアにMNPすると端末の割引があるなどメリットが大きく、MNP専用にいくつか回線をサブで持っている人もいますよね。香港でもMNPによって基本料金の割引や端末割引は当たり前で、基本料金がHK$100（約1700円）毎月安くなったり、スマートフォンがHK$2000や3000（約3万4000円ー5万1000円）割引になるなどお得になります。なお日本のような「iPhone（実はレンタルだけど）1円」的な激安売りはありません。あったら一気に情報が広がって、すぐ売り切れちゃうｗ それが「都市国家」ってもんです。

なお新規契約でも同様の割引はありますが、もう契約数が100％をとっくの昔に迎えた香港では、純粋な新規は子供が大学生になったときなど、あまり数は多くありません。なお子供たちは普通に親の回線（SIM）を借りたりプリペイドSIMを使うので、小中学生でも手軽にスマートフォンを使えます。まあ日本は家族割がいまでもあるのかな、親が子供の回線も一緒に契約することがありますが、香港ではプリペイドSIMを使うことが当たり前なので「お小遣いで自分で払う」ってケースもあります。そんなことでMNP割引が香港ではかなりお得なのです。

ところが今、気軽にMNPしにくい状況になっているのです。まあキャリアが変わったところで電話番号は同じですから普段困ることはありません。キャリア固有のサービスもほぼ無いのでSIMを入れ替えてそのまま以前と変わらぬように自分のスマートフォンを使い続けられます。ではなぜ乗り換えられないかというと、これが理由です。