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日本行きのため香港でPCR検査と抗体検査を受けた◆Vol.193

11月7日から日本へ行くために、香港でPCR検査を受けました。香港で日本書式の「出国前検査証明」=PCR検査証明書を出してくれる病院は香港日本領事館のWEBページに「日本政府が指定する様式で検査証明書を発行している医療機関リスト」として記載があります。ここにない病院でも対応してくれるところがあるようですが、まあ掲載されている病院は日本人患者も多いので日本人の対応にも慣れており安心・簡単でしょう。

自分は駐在員時代にもよく言っていた私立のAdventist Hospital(港安醫院)で受けることにしました。今でも大病というかややこしい病気(どんな病気だw)の時はここに行っています。ただ最後に行ったのは4-5年前くらいでかなりご無沙汰です。場所は香港島のHappy Valleyなので九龍からだと遠いのですが、ビクトリアピークの途中、山の中腹あたりで、ピーク行きバスに乗れば1本で到着します。セントラルのフェリー乗り場や金鐘・アドミラリティーなどから「15」のバスが簡単。

AdventistのPCR検査料金はHK$1500(ドクターチャージ込み)、約2万2000円です。PCR検査はフライト72時間以内に受診が必要で、今後海外に行くたびにこの金額がかかります。また抗体検査はHK$1050で約1万5000円。こちらは抗体検査結果が陽性(抗体あり)の証明書があれば、3か月以内に香港に戻れば自費ホテル待機が2週間に短縮されます。ただし香港は海外の国を感染状況に応じてグループ分けしており、高リスク国(Group A)から帰国の場合は短縮はありません。なお現時点で日本はGroup Bで2週間短縮可能。

今回は日本へ行ってからそのままアメリカへ、そして香港に戻るのをやめて日本に戻り、そこからスペインへ行って香港に戻る予定ですが、戻ってくるのは4か月後。なので抗体検査を受けても意味がないのですが、万が一急に香港に戻るかもしれないかもしれないし、経験もかねて受けました。

さて検査の予約は病院に電話しようと思ったのですが、抗体検査を別の日にしたいことや日本向けの証明書をとる方法の確認、また別に1つ相談があったので、ちょうどコーズウェイベイに行く用事もあったので久々の下見もかねて10月中旬に訪問。受付でいろいろ話を聞きましたが対面のほうが楽ですね。電話だと「vaccine」の発音が通じないのが一番困ります(日本人あるある)。11月5日に予約、PCR検査と抗体検査は同時に受けることが可能とのことでした。

ということで当日は7:30に深水歩の自宅を出て、MTRで金鐘到着が8:00。バスに乗り換え病院に到着したのは8:30。完全に早すぎですが遅れるよりはいいでしょう。病院の外にあるブルーのテントは後で書きますがPCR検査をする場所です。

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受付は開いておりすぐに受け付けはしてくれます。以下こんな感じで検査を受けました。

8:30 受付(久々だったので新規扱いのようで患者登録した)
8:35 血圧検査。上が150と結構高くて「薬飲んでる?」とナースに聞かれる
8:40 会計。HK$2550。クレカ払いしたけど今はAlipayなども対応してる
9:05 ドクターの問診、といっても名前と今日の検査の確認程度。日本の検査証明書を渡す
9:30 血液採取(抗体検査用)
9:35 屋外のテントでPCR検査。Nasopharyngeal(鼻咽頭ぬぐい)

ちなみに費用は領収書を見ると
・医者問診 HK$450
・抗体検査 HK$1600
・PCR検査 HK$500

で、説明(WEB)と違う。まあ支払い時に会計のスタッフがどこかに電話かけてたけど通じていなかったので、支払い明細が確認できず、適当に入力したのかな。合計金額は変わらないので問題はありません。

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屋外テントでPCR検査を受けたらその場で解放されますが、結果が出るのは4時間後と言われました(WEB上では3時間と書いてあった)。あとはメールでの連絡を待ちますが、証明書をもらうために4時間も病院で待つのは大変。なので待ち時間は15のバスに乗ってビクトリアピークで過ごすことにしました。

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ビクトリアピークは観光地、いわゆる100万ドルの夜景が見れるところですが、実は西洋人も多く住んでいて住宅地でもあります。なのでピークトラムの山頂駅のすぐ横は大型のショッピングモールになっていて、屋上からは景色を見ることができますがビル内は飲食店などが多数入っています。ここでブランチとお茶、あとはスマートフォンのカメラの撮影テストなどをして4時間を過ごすことにしました。

10:30くらいにショッピングモールに到着、茶餐廳が11時開店なのでそれまでマックでチョコパイを食べつつメール処理、茶餐廳が開いてからご飯を食べていたら、見慣れないタイトルのメールが届いていました。抗体検査のほうが先に届いた模様。

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メール本文は何も情報がなく、添付ファイルを開くと無事「Positive」、陽性でした。11:00にメールが来ていたので検査から1時間半で結果判明ということになります。

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そしてPCR検査のほうは12:30にメールが到着、検査サンプリング時間は9:50になっており、2時間40分で判明した計算になります。陰性で問題なし。

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スタバで長丁場になると思ってドリンクはGrandeにしたのですがそこまでする必要なかったか。再び15のバスで山を下って病院へ。7階で病院のPCR検査結果の紙を受け取り、それをもって今朝問診を受けたエリアへ行くと日本書式の証明書を受け取れます。

11:00 抗体検査結果メール受領
12:30 PCR検査結果メール受領
(少しお茶してからバスで移動)
13:20 日本書式の出国前検査証明書受領

今後ほかの国も含め、しばらく飛行機に乗る前はPCR検査が必要でしょう。できれば空港で受けられるようにもしてほしいところですね(6時間くらい待ってもいいので)。滞在先によっては検査を受けられる病院などが不便な場所ってこともあるので、空港ですべてできればまだ楽です。まあPCR検査は1日仕事と考えスケジュール組んだほうがよさそう。

今は人類滅亡の危機ともいえるのが状況なので、時間やお金がかかるのは仕方ないことですね。日本は11月8日からビジネスでの来日時は待機3日で済むようになりますが、それでもPCR検査は必要なので、やはり帰国前は1日検査で開けておく必要があります。一時帰国者(海外在住者)も同様に待機時間が短縮されるようになるといいなあ。

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