ソウルでサムスン本社に行ったりGalaxy Flip4のケースを見てきた
例年の3月はMWCの取材が終わり、上海で家電関連の展示会(AWS)があるのでそなりに忙しいのですが、今年はそれを上回る忙しさ。MWCの後ミラノに飛んで電車でスイス・ルガーノへ。Punkt.を取材して夜はチューリッヒ泊。翌日からロンドンへ飛んで3泊。香港に戻ってしばしゆっくりしながらMWCの記事の残りやレポートなどをやる予定が、今度は深センへ4泊。そしてそのあと、今度はソウルです。
ソウルに来たのは仕事があったことと、香港から日本のチケットが相変わらず高くて、平気で7-8万円台もするので、どこか経由なら安く上がるだろうってことから。相変わらず香港人はどんどん日本に行くのでマイルを使った特典航空券も空きがありません。しかし香港からソウルが香港エクスプレスで約3万5000円で、ソウルから東京はエーゲ航空マイル特典(別途50ユーロ)が空いていたのでこのルートで日本に行くことにしました。ただ、ソウルで日程の都合上7泊するのでホテル代がかかってしまうため実は結構費用が高くなっちゃったので、香港から直で日本に行くのとあまりかわらなかったかな。でも同じお金がかかるならどこかに立ち寄ったほうが取材もできるのでいいですね。
先日の深センのケース問屋で気が付いたのは、折りたたみスマートフォンのケースの種類がかなり豊富だったこと。ファーウェイのP50 S / Pocket S、サムスンのGalaxy Z Flip4、そしてOPPO Find N2 Flipの縦折りスマートフォンのケースがかなり多かったのです。中でもFlip4のケースが一番多く売っていたので、それがそのまま韓国にもう流れているのかな、なんてあたりもソウルで見てみたいと思いました。
ちなみに中国でのサムスンのシェアはいまは惨憺たる状況で、折りたたみスマートフォンがそれなりに売れてなんとか存在感を示せています。しかしGalaxy Z Flip4は海外市場のほうがより多く売れているでしょうから、深センで売っていたFlip4のケースも中国向けではなく、韓国など海外へ輸出することを考えて売られている(種類が多い)と思うわけです。
なお中国全体の折りたたみスマートフォンの数は全体のまだ数%程度。IDCによると中国の折りたたみスマートフォンの2022年の販売台数は330万台。全体が2億8600万台だったので1.2%となります。
https://www.sohu.com/a/635231171_115831
折りたたみ市場でもファーウェイは強く、2022年のシェアは約半数。上位3社の台数を比較すると、
ファーウェイ:156万台
サムスン:55万台
OPPO:46万台
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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