見出し画像

ソニエリより前「エリクソン」のスマホや携帯を大量に譲ってもらった

今のスマートフォンは正面からみるとどれも同じように見えてしまいますが、まあ「画面を見ること」がスマートフォンの使い方なので仕方ないことでしょう。LGのWINGのように「T字」変形するような変態モデルはなかなか出しにくいところです。

一方、スマートフォン黎明期、そしてスマートフォン以前の携帯電話は、10キーを押して通話することが主な目的だったので、ディスプレイの形はどんな形であれ数字や文字が表示できれば事足りました。また初期のスマートフォンもブラウジングはあくまで「簡易ブラウジング」でしたから、画面の形状も様々なものがあったわけです。

さて今回のネタですが、今から10年以上、いやもっと前の古い端末のネタです。とはいえ「なんだこりゃ」というもの。自分は1998年に香港に転勤してからすぐにGSM携帯電話にハマリ、ノキアが好きになり、そして気が付けば同じような同好者が集まり、年に数回香港で集まり携帯ショップ巡りをしたものでした。その集まりは10年弱くらい続きましたが、今では半数の方は携帯・スマートフォンから離れてしまいました。

ところが先日、そんな昔の仲間から「コレクションを処分するので引き取らないか」とのメールを受けたのです。彼はエリクソン、ソニーエリクソンマニアでもあったので、両社のレア端末を多数買っていたことは当時から知っていました。それらを処分してしまうなんてもったいないですし、「ぜひ!」ということで全部譲り受けました。ただし段ボール6箱とかなりの量で大変でしたがw

なお開封はライブ配信したので、興味ある方は見てください。「最新スマホしか好きじゃない」って人も、昔の変態的な製品を見たら単純に楽しめるかもしれません。

では以下は彼のエリクソンコレクションから厳選した6製品を紹介します。

まずはこちらから。

開くとモノクロディスプレイとキーボード。スマートフォンの試作機です。といってもOSはSymbianになる前のEPOC OS。横開きのスマートフォンをエリクソンは開発していたのでした。たぶん1998年か1999年ころのもの。なおエリクソンとソニー(モバイル)合併時、上海にあった(と思われる)エリクソンの研究所(と思われる)から大量のテスト機などがeBayに流出した時期があって、これもその時に買ったもの。私が2台落札して、程度いいものを彼に譲ったのでした(だってエリクソンマニアですから)

そして閉じるとこうなります。

ここから先は

1,913字 / 10画像

山根博士のスマホ取材の裏側

¥500 / 月 初月無料

香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?