ホラーティウス『詩論』より

「詩人が狙うのは、役に立つか、よろこばせるか、あるいは人生のたのしみにもなれば益にもなるものを語るか、のいずれかである。
 どのような忠告をあたえるのであれ、簡潔でなければならない。すみやかに語られる言葉は、心がすなおに受けいれ忠実に守るだろう。余分なものはなんであれ、いっぱいになった心のなかに入らず、そこから流れ出す。」

アリストテレース『詩学』・ホラーティウス『詩論』松本仁助/岡道男訳、岩波文庫、1997年、249ページ。

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