仏法の視点から考える「生きる意味」

誰もが一度は考えたことのある問いではないでしょうか。
オーストラリアの精神科医フランクルは、「人生が人間に問いを投げかけてくる」と言います。そして人生は人間に何かを要求します。フランクルは人生が主であり、人間が従であるとします。そして、人生が人間を見捨てることはない、どんな人間にも果たされるべき使命があり、自分を必要としている誰かがいるといいます。人間は人生から与えられた使命を全うすることが大切であると彼は言います。
仏法の人生観も似通った点があります。仏法に偶然はありません。峻厳な因果律があります。生きる人間には定めた使命があります。それを全うすることが人間の役目であり、今世の使命を果たしたら今度は来世の使命が待っていると考えます。
そして、南無妙法蓮華経を唱え、仏界の生命を引き出し、使命を果たしていこうとするのが日蓮大聖人の仏法です。