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ほくとの部屋 第5回 赤単ペインター回 後編


対エルフ

ー苦手なデッキはどこらへんですか?

小平「自分より早いコンボ全部です」

ー(笑)

ー例えばANTとか??

小平「ANTもそうですし」

ーエルフは??

小平「エルフは、カメラ回してる前川くんには申し訳ないんですけど、エルフはデスタクと同じで何回でも当たりたいマッチアップです

ーなるほど、激情がはいっているから??

小平「そうです、遺産のドルイド、共生虫、樺の知識のレインジャー、ドライアドの東屋をこにこしながら焼ける」

ー(笑)

小平「エルフはこちらのパーマネントに対して触れるカードが、基本グリストか再利用の賢者しかないので、メインサイド合わせて激情4あるので、2、3ターンくらい好きに泳がせたうえで好き放題交換取れます」

小平「目指すべきゴールがわかりやすいんですよね、そういうマッチアップは何回でもやりたいです」

激情でにこにこしながタフ1を焼いていけるためだいぶ有利!

対セファリッドブレックファースト(セファブレ)

ーセファブレも同じような感じ?

小平「ある程度勝てます、こちらはどうしても最終的に墓地を経由するというところと、キーパーツが全部青いところなので、ランタンをアクティブにしながらひたすらセファリッドの幻術師だけ狙い撃ちすればいいという」

小平「出てきたカルドラコンプリートとかは、ウェルダーで墓地のアーティファクトと入れ替えれば結局デスタクと同じで、攻め手段だいたい封じ込められる」

ーなるほど、はやいコンボは苦手だと言っても、サイズの細かいクリーチャー主体のコンボであれば?

小平「まだなんとかなりますね、アルーレンとかになってくるとまた話は別で、相手が手札全部はききったと思ったタイミングで、もともと置いてあった丸砥石からペインター連続で出して勝つしかない」

ーありがとうございます

対スパイ

ーちなみにスパイだったらどうなりますか?

小平「わからない前提でやるのであれば、たまたま自分の初手にランタンがあることを祈るしかないですね」

ーなるほど(笑)

ーわかっている場合だと?

小平「妨害する手段がないので、5マリしてでも土地とランタン探しに行きます」

小平「その間にナルコメーバになぐられようが気にせずランタンのみで戦います」

ー結局ランタンなんですね(笑)

ー前回の土井さんのマリガン理論にも通じるものがありますね

苦手な小型クリーチャー経由でないコンボデッキ相手は、効くカードが限られるため死ぬ気でマリガン!

5.本日の大会での感触(KMC)

小平「3-3だったのですが、すっごいわかりやすいです、コンボに負けてそれ以外に全部勝ちました」

ー上忍さんに当たったと聞いたのですが。。

第3回忍者回より

小平「忍者はもうエサなので」

ー(笑)

ーペインターは何を指定しましたか?

小平「もちろん黒を指定しました」

第3回の悲劇ふたたび

小平「相手の改良式鋳造所と墓地の羽ばたき飛行機械入れ替えてやるからなっていって戦ってました」


小平「今日メインに紅蓮はとあかれいは一枚も入っていません」

ーえー!その場合何がはいっていたんですか?

小平「ボーラスの城塞と屑鉄の学者ダレッティ」

小平「1Tウェルダーから相手が無視してきたので、2Tに大焼炉、技師で通ったので、ボーラスの城塞つりあげてそのまま勝ったりもしました」

ーほぼワームとぐろじゃないですかw

ー負けた試合はいかがでしたか?

小平「ハンデスからの、ダークリチュアル、納墓、再活性です」

ー(笑)

小平「なんでか知らないですけど、そういうとき相手キープか悩むんですよ、なんでよ!」

ー(笑)

ー残りの試合はどんなコンボでしたか?

小平「一つはショウテル、もう一つはリアニ」

ーリアニまたかw

小平「そのリアニメイト緑黒だったんですよ、でも黒しか見えていなかったからペインターの指定色どうしようか考えていたんです」

小平「例えば青だったら意志の力入れてあったら嫌だし、赤だったら激情、白はそもそも自分にメリットがない、中途半端に緑指定したんです」

ーなるほど、活性の力が飛んできた??

小平「そう思ったんですが、違くて、相手が突然Bayou2枚と暗黒の儀式から劇的な入場打たれてグリセル出てきちゃったんです」

ーえーーーそんなことある???

小平「アトラクサのためだったんですよーってニコニコしながら言われて、やっちゃったなーと思って」

ー相手もけっこう頭がやわらかいですね

小平「柔らかいのかぶっとんでるのか」

ー(笑)

小平「効果しってたのに確認しましたもん」

ー間違いない!


6.細かいテクニック

・ゴブリンの溶接工とゴブリンの技師の比較

ー先ほどウェルダーと技師の話がでていましたが、どちらもデッキのエースだとは思いますが、どちらが重要なんですか?

小平「どちらかというと技師の方が重要だと思っています」

ーそうなんですね?それはどういった観点からでしょうか?

小平「一つはやはり墓地に落とせること、特にその時どきに応じたカードを落とせる、相手の動きを見てから決めることができるカードなんです」

小平「ウェルダーは結局墓地に落とす手段がなければただの1/1で一枚では何も解決しないんですね、ただ技師はそこよりかはやれることが多い、自分で欲しいカードを墓地に落としたうえで、それを釣り上げることができるので」

ーたしかにそうですね、納墓+釣り上げ手段の両方を兼ねているわけですね

ー対戦するときに両方出てきて、どちらかしか除去できない場合、どっちを消すべきかいつも悩むのですが。。そうすると、どちらかというと技師優先??

小平「そうですね、よく試合やってて、溶接工にwill打ってくれる人いるんですけど、個人的にはものすごくうれしいんですね

ーへーそうなんですね!

小平「だってこの後こちらの行動が続くかわからないのに、急に驚いてwill打ってくれたら、それ以降のカウンターはケアする必要がなくなるので、じゃあ鏡割りの寓話いこうとなるわけです」

ー残りのカードを突っ込んでいくだけになるんですね

小平「はい、一番通したいカードはゴブリンの技師や鏡割りの寓話といった中盤のマナ域の動きになっていて」

小平「最序盤のこいつに対して何も後続が見えていないのに除去とかwillとかは、こちらからしたらテンポもアドも両方とれている話になるので」

ーなるほどです、ウェルダーでてくるとびびってしまう派だったのでよくわかりました!

小平「除去するにしても打ち消すにしても、後続が何か出てきてからの方がいいと思います

ーウェルダー単体だと1/1だからその状態で強いか弱いか判断できないからということですね

小平「そうなります。今回のリストには入っていないですが、例えば1Tにウェルダーを出して、これはいったんスルーしますと、次のターンに大焼炉からゴブリンの技師を出してきたり、地獄料理書をだしてきたりしたときにはじめてこいつが危険をわかるので、その動きが定着するまではどこまでいってもただの1/1なんですよね」

1Tに出されたらなかなかびびってしまうものの、ゴブリンの溶接工は後続を確認してから除去るべし!

・ゴブリンの技師のサーチ先

ーなるほど、けっこう今の話、技師が強いというのを聞いていると、次の疑問が出てきます

ー例えばゴブリンの溶接工が戦場にあるとします。そのときに、ゴブリンの技師を出します。ゴブリンの技師は次のターン生きるか死ぬかわかりません。
その場合ゴブリンの技師のサーチ先はどうなるでしょう?

小平「追放除去のないデッキ相手であれば、もうケイオス・ディファイラー釣りに行きます」

小平「どこまでも追放除去のないデッキはこいつを壊さないといけなくなるので、そしてそうなるとパーマネントが飛んでいくだけなので」

追放除去のない相手にはケイオス・ディファイラーを釣ってこよう!

・絵描きの召使いで指定する色とその状況

小平「いままでやって全色指定してきたことがあります」

ーそうなんだ!

小平「昔は硫黄の精霊だしてペインターで白指定してエルフ根絶やしにすることもありました」

ーすご!

小平「これでネメシスも倒したことあります」

ーたしかに!

小平「青はいつもの通りで、黒は殺しを効かなくさせる」

小平「環境的に殺しの枚数が増えてきたときには重宝しましたし」

小平「緑も緑頂点からワームとぐろエンジンとか隔離するタイタン出したこともありました」

ーそんなこともあるんですね!

・コンボとミッドレンジで勝つ場合の比率

小平「体感ですけど最近であれば、6割ふつうにたたかって勝っています」

小平「コンボで勝のは全体の4割くらいですね」

ーそうなんですね、コンボ9割ではないんですね(笑)

小平「コンボ9割を目指すと取り返しが効きずらい、基本ミッドレンジプランを常に意識していて、相手がハンド消耗したときに切り替えてコンボで勝つことが多いです」

7.これから使う人にひとこと

小平「このデッキは、どのデッキに対して何が必要という動きを理解するまで、かなり負けが込むと思います」

小平「使った当初勝つときは雑にサーガとか寓話でなんとなくアドとって、ペインター関係なく勝つことが多いと思います」

ーなるほど

小平「しかしさらに強くなるためには、そこにいかにコンボをすべりこませるかを考えないといけない」

小平「もう一つはやっているうちにわかってくるとおもうんですけど、初手のキープがすっごい大事なデッキなんです、プラン変更できない手札はかなり危険なので」

ーブレストとかないからということですね

小平「最初負け続けるとおもいますけど自由枠が多いデッキなので、細かいところとかを環境に適応させながら、一つのデッキにたいしてじっくり取り組みたいという人にはおすすめデッキだと思います」

ーどうもありがとうございました、今日は本当に良いお話を聞けました

コレブの贈呈

8.おわりに

ということで、今回ペインター回、ゲストは小平さんでした、貴重なお話どうもありがとうございました。

みなさんここまで読んでいただいてありがとうございます。

毎KMCごと(おおむね月1)にこんな感じでやっていきたいと思いますので、もしゲストの方にお渡ししているコレブのたしにしてもらっていいという方がいれば、投げ銭していただけると深くうれしみ(笑)
(有料部分は特になしです)

注1:撮影可能な貸し会議室内で撮影しています
注2:インタビューでのKMCに関する質問はKMC側に事前許可をいただいています
注3:ゲストの方にはメディア同意書をいただいています

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