ほくとの部屋 第8回 黒単ポックス回 後編
4.メタゲーム解説
ー現在のレガシーの中でポジションどうですか?
足立「ずっとそうですけど、良くはないですね」
ーずっと良くない?(笑)
足立「やっぱりね、それぞれのカードパワーが低いんですよ」
足立「大いなる創造者、カーンとかウルザの物語とかがカードパワー爆発してるんだけど、それらのパワーをフルに使えるデッキではないので、決して良くはないんだけど、かなりましなんじゃないかな」
ー歴代の中でかなりましな方?
足立「かなりましな方」
足立「なんでかと言うと、ここ数年間レガシーはずっと激動で、とくに時を超えた探索とか宝船の巡航がはやった時期も黒単コントロールがすごいしんどい時代だったし、その後ちょっとたってからレンと6番」
足立「こっちが土地破壊しても手札破壊してもレンと6番で戻ってくるw」
足立「手札も土地も両方回復されるので、どうしようもない」
ーばけもんですね
足立「そしてレンと6番とオーコが共存していたとき」
ーw
足立「その後のアルカニストはましなほうだったけど、ラガバン」
ーラガバン、ソーサリーの除去しかないから疾駆されるときつそうですよね
足立「1ターン目のラガバンは無垢の血でしか打ち取れないという」
足立「目くらましで弾かれるとまあ負け」
ーそれ恐ろしいのが、すべてのデッキに関して、ラガバン出して目くらましで除去弾いたら勝ちという
足立「その後表現の反復も最近のカードで、軽いマナで劇的にアドバンテージ得るカードだから」
ーけっこう打たれたら嫌ですよね?
足立「しんどかったけれども」
ー実質時を超えた探索
足立「連打できる時を超えた探索みたいな感じだったけど」
足立「ここ最近のものすごいパワーカードみたいなのが、ちょっと今落ち着いている状態で、なんなら今一番パワフルなカードって、オークの弓使いじゃないかと言う状況なので、だったら使っている側だから今のメタゲームは依然としていいわけではないけど、かなりましな状況です」
ーなるほどたしかに現在はこっちが逆に一番のパワーカードを使えてるんですね
ー今の説明を受けると、たしかにだいぶましだなと思ったんですけど
ーオークの弓使いがはやると、さきほどの説明通り、相手にオークの弓使いを出されるとこちらの小悪疫が通らなくなるのでは?
足立「そうなんです、オークの弓使いはこっちが使っても強いけど、相手に使われてもしんどいカードで」
足立「もともとポックスデッキ自体が横並びにすごい弱いデッキなんで、2マナでカンタンに並べてくるオークの弓使いなんてのは、超苦手なカードの代名詞なんですけど、幸いそれ以外はポックスデッキは影響受けないんですよね」
足立「自分から能動的にドローするということもなく、クロックとしても1/1が2体でてくるだけやから1点飛ぶ急報くらい」
ーその場合隣にクリーチャーいたらきつくないですか、濁浪の執政とか
足立「濁浪の執政、オークの弓使いとか並ぶとさすがにキツいけど、濁浪の執政の隣に出てきて除去できない状況というのは他の軽めのクリーチャーで何がでてきても変わらないから、なんなら悪意の大梟の方がしんどいくらいです」
ーそうなんですね
足立「悪意の大梟は、出た瞬間こちらのディスアドが確定してしまい、除去してもまったくなにも得るものがなくて損しかしない」
足立「しかもこっちの除去は無垢の血、リリアナ、シェオルドレッドの勅命、小悪疫とかこっちが選べない除去が中心なので、ほんとにめちゃめちゃしんどいカード」
エルフ
ー環境的にオークの弓使いが悪意の大梟をやっつけてくれているからいいですね
ーエルフはきつい?
足立「オークの弓使いがめちゃめちゃ強いから」
足立「相手が後手で1T緑頂点からドライアドの東屋と動いてきたら、返しに小悪疫で相手はすべてを失ってしまう」
足立「対ポックス慣れてるエルフの人とかは、1Tターン目クリーチャー出さないという」
ー小悪疫避けですね、そんなことがあるんですね!
青黒マークタイド、デルバー
足立「この手のいわゆるデルバーの流れを組むデッキというのはこっちの除去が多いので、基本的には得意な方なんですね」
足立「でも濁浪ちょっとデカすぎてしんどいこともあるけれど、とはいえこっちの除去がサイズ関係なく除去できてしまうものが多いのと」
足立「このタイプのデッキそんなにばしばし横に並ぶというよりも一つのクロックをカウンターで守って殴り切るというタイプのデッキだからそれに対して無垢の血、小悪疫、シェオルドレッドの勅命とかの軽い除去がすごい強いです」
ーたしかに火力じゃないですもんね
足立「デルバー系は全般かなりましな方です」
4cコン
ーそうなるとクリーチャーがあまりいないコントロールはどうでしょうか?
足立「4cコンは、すごい鬼門で、」
ー今までの話を総合すると、豆の木入りの4cコンとかヤバそうなんですが(笑)
足立「(笑)」
足立「お察しの通り!」
ー(笑)
足立「めちゃくちゃやばいです」
足立「当たったらもうやばい」
ー豆の木を登れがやばいですか?
足立「豆の木を登れはやばいし」
ー700円で在庫なしですね!
足立「全般的にやばいです、除去がほとんど腐っちゃう」
ーエオルの家の子よ、やばそう?
足立「エオルの家の子やばい!統治者取られたら取り返せない」
足立「結局デッキの半分が除去デッキなので、それが機能しにくい相手というので多色コントロール、今マジで一番当たりたくないです」
足立「昔だったら陥没孔で土地を攻めて、相手の活動域にマナが伸びる前に抑え込むとか、固めていくとかできたけど、今の構成だと特にしんどいですね」
ー多色コントロールの弱点の土地基盤をはめれなくなっているから?
足立「そう、ただ、多色コントロールに対しても敵対工作員が刺さったときだけ」
ー確かにフェッチが多いのがありますね
足立「敵対工作員やオークの弓使いが刺さる展開になると、悪くないかな」
ーシェオルドレッドの勅命が入ったので、プレインズウォーカーつぶせるようになったのはデカそうですね
足立「そうですね、かなりマシですね」
ー喜ぶハーフリングが最近は入ってますよね(2480円)
足立「喜ぶハーフリングスタートの展開だと、意外と戦えたりするんで」
足立「相手がそれを守るために切れるカードが目くらましではなく意志の力と否定の力になるから、そこで2枚使わせたら別にいいかなと、まあそれでも全体的にきついですね」
足立「けっこうかみ合いになるんですけど、その場合どうしても相手の方がキャントリップがあるので、かみあうカードをそろえやすいのがあってそれがしんどいです」
白黒デスタク
足立「リスト見てみるとドイサツキがめっちゃ並んでる(笑)」
ーさすが(笑)
足立「これはね、今はめちゃくちゃしんどいです」
ー普通だったころのデスタクはどうですか?
足立「五分くらい」
ー黒が入って?
足立「黒が入ってというよりかは、ヨーリオン入ったところできつさが増したかな」
ー具体的にどういった部分ですか?
足立「一番きついのは霊気の薬瓶ですね」
足立「霊気の薬瓶で動かれるというのが、こっちのプランに全くかまないんですよね」
ー土地がもう関係なくなっちゃうから??
足立「そう、土地は関係ないし、ソーサリータイミングの除去が多くて抜けられるとか、土地を攻めても関係ない一方で、相手は不毛の大地、リシャーダの港で土地を使わずにこっちの大事な土地を攻めてくる」
足立「こっちのプランと相手のプランとが全くかまなくなっちゃうんで」
ーその場合、ヨーリオンいないほうが霊気の薬瓶引かないんじゃないですか?
足立「初手の霊魂の薬瓶率はヨーリオン入ったことによってかなり下がったのだけど、それよりも初手で霊気の薬瓶を置かれたときに、ヨーリオンで爆発しにくることによって、霊気の薬瓶を置かれた状態で戦える展開がどんどん減ってきています」
ー逆にヨーリオンがいることで一度霊気の薬瓶を置かれてしまったらそこまで到達されてゲームが終わってしまう?
足立「もうほぼゲームエンドみたいな感じなんで、初手霊気の薬瓶の確率こそ減ったけれども、それよりもヨーリオン入ったことの方がしんどい」
足立「デスタクも同様にキャントリップがないデッキで、そんなにカードアドバンテージのエンジンが無かったんだけど、護衛募集員が入ったことによって、そういう状況が劇的に変わって、なんでも探してこれるようになったので」
足立「だからデスタクの護衛募集員は一種のキャントリップだと思っているんですけど」
ーなるほど護衛募集員が思案?
足立「黒単はいまだにロークスワインでカードを引こうとしているけど、デスタクはなんでもアクセスできるようになって、引きムラをかなり減らせたんですよ」
ー護衛募集員があると無垢の血もう効かないですね(笑)
足立「そう、それもしんどいですね」
スニークショウ
足立「良くも悪くもないかなくらい」
ーやっぱり除去がエディクト系だから?
足立「エディクト系なのと、メインから罠の橋複数取れているから」
ー強い
ー実物提示教育でいっせーのでアトラクサ対罠の橋だと勝てますか?
足立「アトラクサ対罠の橋だと勝てるかどうか相手のデッキトップ10枚次第ということになる」
足立「けど罠の橋どけるカードがそんなに多いわけではないから、厚かましい借り手されるパターンが今だと多いのかな」
足立「あとグリセルブランドがちょっと減っているというのが実は嬉しくて、アトラクサや残虐の執政官よりもグリセルブランドの方が圧倒的にきついです」
ーそれはそうかもですね
足立「多分残虐の執政官は出されてきつい場面あるけど、グリセルブランドに比べるとこのデッキにとっては、かなりマイルドなんですよね」
足立「出されたときにアドバンテージは取られるけれども、その後に無垢の血してしまえばそれほど大きな問題にならないので」
ーグリセルブランド、でもオークの弓使い合わせる?
足立「オークの弓使い入ってるから合わせ、、、いや2マナずっと立たせとくのけっこうしんどいから」
ー(笑)
ーそしたら騙し討ちでどかーとやられる流れがけっこう負け筋になる?
足立「そうですね、騙し討ちから来られるのが一番しんどいですね」
足立「実物提示教育自体はあまり怖くはないですね」
ーなるほど、わからなかったら実物提示教育打っちゃいそうですね
足立「そうなんですよ、スニークショウとかの場合はこっちが勝つパターンとしては、わからん殺しみたいなのがけっこう多くて、こっちがこういうデッキだから相手があまりよくわからなくて、とりあえずエムラクールを実物提示教育で出したら勝てるだろうと」
足立「無垢の血でも小悪疫でもなんでも殺せるから、出されるのがエムラクールだとすごい嬉しんですよね」
ーうんうん
ーエムラクール確かに一番弱そうですね
ーしかも相手が土地、土地、睡蓮の花びら、実物提示教育でエムラクールだと、返しの小悪疫が最強ですね
足立「相手がディスアドしながら実物提示教育で1つ分おごってもらってますね」
足立「スニークショウはよくも悪くもないけど、緑が絡んでいるタイプだと夏の帳くらうからしんどい、ちょっと不利かな」
ー小悪疫対象とってます?
足立「取ってないので、小悪疫だと夏の帳かわせますね」
ーすごい!
リアニメイト
足立「今だと割とメインに墓地対策が入っているから、お祈りするとけっこういけるんですね」
足立「ボジューカの沼と虚無の呪文爆弾が入っていて、ボジューカの沼にアクセスできる探検の地図があって、虚無の呪文爆弾にアクセルできるウルザの物語があるという関係とか」
ーカラカスもある?
足立「そう、カラカスも入っているし、あとカーンがそのまま4マナから直でトーモッドの墓所にアクセスできるから」
ー僕対戦してて体感けっこう負ける感じあります
ーそもそもハンデスがけっこう多い
足立「基本的な構成としてはこっちがハンデスしても相手に釣られるからちょっと苦手に見えるんだけど、スニークショウと同様に除去はできるから、意外と大丈夫」
ー僕そういえば足立さんと当たってグリセルブランド出してターン返したら、「オークの弓使い入ってないけどドローしないの?」って言われて
ーでもそのときオークの弓使い手札にあったんですよね?
足立「あった」
ー(笑)
ーカンバラホクトともあろう人間がグリセルブランドで7枚引かないの??って
ー(笑)
足立「あのとき、引いてくれてたら勝てるのになーと、なんで引かないんだろうって(笑)」
ー「高いからかえなかったんだよー」って言ってて、
ーでもまあターン返しとくかと思ったら、そのタイミングで持ってたんですね
足立「持ってた、ひけーってずっと思ってて」
ー(笑)
ANT
ーまあけっこうリスト定まってないよりですが
足立「リストさだまってないですね」
ー鏡のせいでけっこうバラバラ感ありますよね
足立「ANTというデッキ自体が夏の帳出たあとからずっとみんな迷走している」
足立「もともと関西ストーム部というANTみんなで回していこうという集団がいて、同人誌だしたりして頑張っていたんですけど、もう誰一人として、使ってない(笑)」
ー(笑)
足立「だからもうそもそもだいぶしんどいのかなって思うんだけど」
ー鏡みていて、速度自体は早いなとおもったんですけど?
足立「そう、早くはなった。なんかTESに近い」
足立「ただ、今の形はぜんぜんしんどくはないかな、年々ANT系デッキのしんどさは減っていってるなって」
ーそうなんですね
足立「特にこっちのカードがどんどん強くなっているというのがあるんですけど、特に出たタイミングがきつさMAXでしたね」
足立「出された瞬間勝てなくなるカードがどんどん増えてしまったんですよね」
足立「ANTは基本的に打ち消しが無くて、手札破壊でしか妨害して来ないデッキなので、カーンとかしんどいんですよね」
足立「カーンをなぐるカードもないし」
ーあと墓地もカーンからのトーモッドで止まることを考えるときつそう
足立「ちょっとこちらがまごついて、2Tに決められるパターン以外は正直楽ですね」
・一番のパワーカードであるオークの弓使いを擁しているため歴代の中ではメタ的にかなりましな方
・青黒マークタイド、デルバー系は一つのクロックをカウンターで守って殴り切るデッキのため、相性は悪くない
・エルフには小悪疫やオークの弓使いが有効、土地goから2Tエルフの幻想家が相手の理想ムーブ
・鬼門になるのは4cコン、アド源に触れられないばかりか大半の除去が腐る
・白黒デスタクは霊気の薬瓶や護衛募集員がかなりしんどい、そのままヨーリオンまでいかれると詰み
・五分五分なのはスニークショウ、実物提示教育からエムラクールはやめとこう!
・リアニメイトの諸君はグリセルブランドのオークの弓使いケアを悪れないように
・ANTはポックス側の妨害要素が基本刺さりやすい!
5.本日の大会の感想(KMC)
足立「4-2だったんですけど、あまり良くはなかったです」
足立「負けたのが土地単、多色コントロールと同じくらいきついです」
ー壌土からの生命の時点でけっこうやばそうですね
足立「壌土からの生命があって、こちらの除去が刺さりにくくて、森の知恵があって」
ーやばそう
足立「こちらが対処できない戦い方をしてくるのがきつくて」
足立「土地単に負けたのと、あと鱗親和」
ー鱗親和!
足立「専用機だからメタゲームがどうということはないけど」
ー確かに搭載歩行機械とかされるときつそう
足立「今日の感想としては、わりといけるな」
ーなるほど
ー勝ったラウンドはどれですか?
足立「デスタク」
ーデスタク勝ってるんですね
足立「スニークショウ、グリクシスデルバー、黒単」
ー黒単?同型??
足立「いや、どういう黒単なんだろ、多分今日当たった黒単は、なんだろハッピーセット黒単みたいな」
ー??
足立「シェオルドレッド入ってて」
ー一つの指輪?
足立「一つの指輪は、見てない。むかしの黒のカード好きな人が、好きなカードをたくさん入れて組んできた黒単みたいな」
足立「トーラックへの賛歌も久しぶりに打たれたし、昔のポックスに近い形でした」
ーじゃあ同じような(笑)
足立「そう、同じような類だった(笑)」
足立「真の黒単決定戦は、ちょくちょく起こる」
ーデスタクどうやって勝ちました?
足立「デスタクは、まず霊気の薬瓶がなかったところからゲームがスタートして、ハンデス大めの手札から、護衛募集員落として、オークの弓使いで出されてサリアを落として」
ーおーつよい!
足立「そのまま相手のテンポが振るわずに、カーン置いてふたして勝ち」
足立「2ゲーム目は霊気の薬瓶置かれて、圧敗みたいな」
ーあ~
足立「3ゲーム目はこちらの思考囲いからスタートして」
ーお、霊気の薬瓶を?
足立「霊気の薬瓶あったけど、こちらの初手に無のロッドがあったから」
ーおー
足立「霊気の薬瓶無視して、救出専門家を落として、相手の霊気の薬瓶の返しに無のロッド」
足立「そのあと仕方ないからルーンの母置いてきたのを、オークの弓使いでとって」
ーすんごい順調
足立「そこからすべてを対処して勝った」
足立「倦怠の宝珠も置けたかな」
ーサイドカード引きすぎ
6.ちょいテク
液鋼の塗膜
足立「このデッキね、無限にあるんだけど、ラフプレーみたいな放送できないこともあるから」
ー??
足立「まあカーンとかは液考の塗膜で4/4にして殴れるとか、クロックがけっこう変わってくるので」
ーカーンで液考の塗膜を持ってきて、カーン自体をクリーチャー化して殴る?
足立「そうそう、使い始めのとき気づいてなかったけど、突然これ4点つまるじゃんって」
ーなるほどね
ボジューカの沼
足立「カーンまわりがテクニック多いんだけど、自分の墓地をボジューカの沼して、カーンで再利用するとか」
ーおー追放してるからいけるんですね!
足立「一度カウンターされたりハンデスされたりしたものを、自分でボジューカの沼引いたラッキーってそのまま使える」
足立「液鋼の塗膜とかハンデスされたり割られたりしやすいのだけど、そういうときに使えたり」
ーなるほど
カラカス
足立「カーンで相手の何かをクリーチャー化して、除去する、カラカスするとか」
ー一つの指輪クリーチャー化したら戻せますか?
足立「戻せる!」
ーおお!
ーたしかに液鋼の塗膜で悪さできることたくさんありそうですね
ー小悪疫もカーンと液鋼の塗膜でクリーチャー化して割るとかアーティファクトにして割るとか
足立「そう全部割れるようになる」
足立「カーンから液鋼の塗膜を持ってきたけどカーン割られちゃったときは液鋼の塗膜の役割はないんだけど、ウルザの物語のトークンのサイズ要員になったり、意外と使えることはあるかな」
The Tabernacle at Pendrell Vale
足立「デルバーとやるとき1ターン目ヨーグモスの墳墓、アーボーグなり沼から始めて、返しに相手がデルバー置いたときに、土地をセットせずに無垢の血を打つことによって、相手が目くらましを打ったあとに、こちらがタバナクルを置いてすべてを失わせるのが、かなり狙っていけるコンボですね」
ー目くらましした意味がなくなっちゃいますね
足立「大量のアドバンテージを逆に失ってしまうという」
敵対工作員
足立「1T沼から暗黒の儀式、敵対工作員構えてターンパスするとか、ずっと工作員構えて、相手全く頭にないので」
ーフェッチ切りますってなると
足立「そうです、スニークショウもそれで勝ちました」
ー先攻でしたか?
足立「そう、先攻で。でも相手が先攻でも1ターン目フェッチきらないことけっこうあるので」
足立「そしたらそのまま1枚のフェッチを切ってしまうと、そのタイミングで勝っちゃうみたいな」
足立「今敵対工作員が出たおかげでシャクれるタイミングが出てきて」
ーシャクるの大好きですよね?
足立「うんそう、シャクるの大好きじゃないとこんなデッキ使わん」
ー(笑)
7.これからつかう人にひとこと
足立「特に海外の人に多いんですけど、かつてのシュナイダーポックスが好きな人とか、黒単のコントロールが好きな人が好きで使っていることが多いデッキなので」
足立「新しく始める人がまあ勝ちたいと思って使う人はほぼいなくて、好きだから使うはずなので、楽しんで使うことが一番なんじゃないかなって思います」
ーなるほど
足立「このデッキで勝つということに関しては、一つ絶望的な前提があって」
ーなんやろ??
足立「僕が一番最初に参考にしたのもリード・デュークのリストなんですけど、今でもレガシーの動画で使うことがあるくらいポックスが好きらしいんですね」
足立「そのリード・デュークが大会ではポックスを使うことがない、たまに遊びでしか使わない、これが何を意味しているかというと」
ーおっと?
足立「リード・デュークですらこのデッキを実用レベルにできなかったという前提があるんですね」
ーつまりまだ余地がある?
足立「まあこのデッキで頑張って勝とうというならば、リード・デューク超えられるかもしれない」
足立「これから始める方は頑張って一緒にリード・デューを超えましょう!」
コレブ贈呈
ーありがとうございました
ーエルドレインのコレブです
足立「何が当たるか、鏡?」
足立「と、コンフェッティフォイル?」
ーリスケン当たるように念をこめました
ー10万円くらいしますよね
足立「えーそんなすんの??」
ーどうやら買取りで5-6万だそうです
足立「前がレアのパターン」
足立「予言により」
足立「アイレンクラック」
足立「歴史にきざむものがたり」
足立「なんか知らんカードばかりでてくるw」
ー惜しかったです!
ー予言によりリスケンっぽいですよね
足立「実質リスケン」
8.次回予告
ということで、今回黒単ポックス回、ゲストは足立 了亮さんでした、貴重なお話どうもありがとうございました。
次回のインタビューはエルフ回、10/28(土)を予定しています。
ゲストは現レガシー関西帝王のオクダ マサテルさんです。
9.おわりに
みなさんここまで読んでいただいてありがとうございます。
毎KMCごと(おおむね月1)にこんな感じでやっていきたいと思いますので、もしゲストの方にお渡ししているコレブのたしにしてもらっていいという方がいれば、投げ銭していただけると深くうれしみ(笑)
(有料部分は特になしです)
注1:撮影可能な貸し会議室内で撮影しています
注2:インタビューでのKMCに関する質問はKMC側に許可を得ています
注3:ゲストの方にはメディア同意書をいただいています
■Special Thanks
クリストファー・脳乱さん(動画作成、機材提供等)
Vanderさん(動画作成)
前川くん(カメラ)
やまもとさん(カメラ、荷物運び)
ここから先は
¥ 200
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