薬剤師というお仕事②大学生活その1
入学式の前日は、4月だと言うのに大雪だった。
私は関東の中でも温暖な気候で有名な地域で育った。だから雪を見るとあワクワクしてしまう方ではあるが、慣れないスーツにハイヒール。しかもそんな服装似合うような大人な冬用コートもない。
しかも入学式に合わせた準備したためスーツは春仕様。
寒いのを我慢して慣れないハイヒールで両親と一緒に学校まで歩いたのを覚えている。
ご多分な漏れず『期待に胸を膨らませ』て挑んだ入学式。
細かいことはあまり覚えていないが、『薬学部は忙しいので、アルバイトなど夢中になっていると留年しますよ』的な事を言われたのはよく覚えている。
私立の薬学部は、医学部程ではないがそれなりに学費が高い。
私は姉も薬学部だったが、国立な上に都内ではなかったので、親にかける負担は私の比ではなかった。それは高校を卒業したての私にも分かっていた。『絶対留年だけはできない』ということだ。
当時の薬学部はまだ4年制。だがその頃から薬学部6年制説はあった。つまり4年で終わらせるには少々ハードな内容だったのだろう。
実際薬学部のみの単科大学なので他と比較できなかったので、自分の中ではそんなものなのだろうという感覚しか無かったが。
何はともあれ、晴れて大学生となり、憧れの一人暮らしがはじまった。
~~~次は薬学部のカリキュラムなどなどご紹介したいと思います~~~
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