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2019年8月27日の日記「セピア調」

・確か4時くらいに起きた。夕方からのバ以外予定はなかった。早く出れば出かけられるな、と思い立ち、前々から行きたかった京都国立近代美術館(MoMAK)に行くことにした。それだけだとあまりに寂しいので土木工学の史跡とオタクが食べがちなラーメン屋も予定に組み込んだ。距離を鑑みて(それと叡山電車は高いので)シェアサイクルを使った。

琵琶湖疏水の名残としては有名な蹴上インクライン、南禅寺の水路閣に行った。南禅寺は修学旅行でも行ったので6年ぶりか。中3の頃の出来事は思い出せても、感情はもう思い出せないな。インクラインは意外に幹線道路のすぐそばだった。もっと山奥かと思っていたのだが。そもそも何かというと、要は舟を載せる鉄道の敷設されていた跡です。

一般に土木施工の史跡って、重機なんかない時代の時代に見合わない規模の痕跡がそのまま残っていて結構好きなんですよね。地元の近くには、鎌倉時代の切り通しが残っていて、今でも山道として使われています。800年くらい前のものと思うと驚くのでぜひ。おすすめです。そういう意味で言えば琵琶湖疏水は東京に遷都した後にできたものだし、大したことないな。冗談です。

ラーメン自体は、まあいいです。土地のことを言うと、激戦区といわれる一乗寺という地区にあるんですが、これがまあそんなにアクセスが良くないですね。叡電は走っていますが河原町あたりから見るとだいぶ離れている。なぜここに激戦区が、と思う。洛内に新しい店は出しにくいのかな。やっぱりバニラトラックの色がセピア調で、音量も抑えめになる街は違うな。

MoMAKの今の企画展は「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」でした。ファッション・オタクが行くもの。美術館の作品のキャプションに「2009年秋冬」とか書いてあるの面白い。

一部以外撮影禁止だった。それもあって、あんまり思い出せないけど、山本耀司の女性用のアンサンブル(?)(デイ・アンサンブルと名付けられている)とか、これとか良かった(辛うじてインターネットに画像があった)。

もっと、いいな〜〜と思ったのがあった気がするのだが……。女性のものだということしか思い出せない。

何気に鴨川デルタへ行くのは初めて。「たまこまーけっと」だねえ。ここに限らず鴨川は街を流れながらも、子どもたちが普通に川遊びをしているのが見受けられて良い川。アベックも等間隔で座っていて、良い。「たまこラブストーリー」を観てください。

15時には河原町を出た。午前がこんな充実することある?と思っていたら午後が犠牲になった。南無三。


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