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2019年8月7日の日記「初めての補導」

・6時半くらいに起きた。朝から団体の仕事もこなしたし、お昼のおにぎりも握った。あんまりにも快調すぎる。そのうち反動が来るな。

・昼前から夜までバをした。今日はやけに仕事がうまくいった。やっぱり反動が来るとしか思えない。

・深夜、公園でチルした。また野良猫が寄ってくる。線路は遠いはずなのに電車の音が聞こえる。終電近いだろう。通りがかった白スク(白色のスクール水着ではない)の警察官と目があった。

・高1の夏、確か試験期間の間にあった週末だったと思うが、人生で初めての補導のようなものにあった。午前1時くらい、眠れなかっただけなのか、やるせない気持ちでもしたのか覚えていないが、何となくチャリを漕ぎ出した。実家から20分くらい走ったところで前方に警官が2人、警杖を持って立っているのが見えた。「あ、ヤベ、15歳だから補導される」と思い、すぐさまUターンした。こちらから向こうが見えるのだから、向こうからこちらも見えるのである。警邏中に警官を見てUターンをする人間がいたら彼らはどうするのか。追いかける、それが仕事であった。僕はターンした後、何事もなかったかのようにゆっくり走っていたが、後方からパトカーのサイレンが聞こえ、何を思ったのか全力で逃げ出した。人間の咄嗟の判断、何を起こすのかわからないな。そして、パトカーで追いかけられているときの心拍数たるや。車の入れないような路地を見つけ、逃げ込み、一時は巻いた。すぐ家に戻ろう、そう思いUターンした道路に戻った。何故。すぐさまパトカーにつけられた。このときめちゃくちゃ息が上がった。全力で漕いだからではなく、めちゃくちゃに怯えていたのだと思う。警察官は5人くらいいた。「息上がってるけど大丈夫?」そりゃあ息も上がる。所持品を全てチェックされる、身元を詳しく尋ねられるなどしたが警察官の対応は優しいものだった。高校名を言ったら知り合いにそこ出身の者がいると言っていた。その頃僕は高校に入って間もなく、この素行不良が学校に伝わったら退学にでもなるものと思い、何度も高校には連絡しないかと確認したのをよく覚えている。警察官の持っていた携帯電話で自宅に掛けるように指示され掛けたものの応答はなく、後日また連絡する、真っ直ぐ家に帰りなさいと言われた。パトカーに乗せられるものと思っていたので拍子抜けしたが、言われた通りに真っ直ぐ家に帰った。後日連絡があったとかいう話は親から聞かされていないがどうなんだろうか。

・あれから5年も経っているのか。今日は警察官にスルーされた。

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