2020年4月:香港国際空港での検疫について

香港国際空港の検疫について、備忘録です。

2020年4月末時点の記録です。子連れのため不安が多く、Twitterや先に入境した友人にアドバイスをもらい当日に備えました。結果、予め知っていて助かったことばかりです。この記録がどなたかのお役に立てたら嬉しいです。

※2020年5月13日追記あり。ホテル宿泊にならないケースが出ています。記事の最後に最新情報を追記しておりますのでご参照ください。


1.事前準備


(JAL便 9:50成田発)
*ホテル一泊分の食品。
(パンやカップスープ、レトルト等)
*水筒は空にして機内へ
(機内でお水をもらう)
*ボールペン、モバイルバッテリーの確認
*Stay Home Safeのアプリを事前にダウンロードしておく。(日本でダウンロード可)

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2.チェックイン


VISAの確認に時間がかかるため、早めがおすすめです。
成田空港は保安検査入口横のマツキヨ意外は全ての店舗が閉まっていました。
ゲートに行く間も、免税店はもちろんコンビニ類すら開いておらず、自販機のみ。免税店の化粧品は事前予約だけ受取可能なようです。

(ANAに搭乗した方から、ANAゲート近くにはパンやコーヒーを買える店が開いていた、との情報を頂きました。4月末の時点です。)

3.機内


搭乗したJALは全体で13人でした。CAさんから、座席指定にこだわらずご自由にどうぞ、と間隔をかなり空けて座るよう促していました。

機内で香港入境への書類が配られます。

検疫書類は2種類あります。

書類 1.
Compulsory Quarantine Order


人数分x2枚ずつ受け取ります。
写真で赤く囲った部分に記入。
内容は氏名、パスポート番号(あれば香港ID)、自宅住所、携帯番号。
下部は空欄のままです。

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書類 2.
Health Declaration Form(健康申報表)


用紙に記入するか、QRコードが付いている手順書通りにwebで必要事項を入力していくかのどちらか。

有料Wi-Fiを使い、機内で済ませた方が楽です。一度の入力で4人分を入力できます。
最後に、自分のQRコードを画像保存するのを忘れずに!
すぐ提示できるようにしておきます。

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注)
重くなりますが、機内で水を貰っておいて良かったと思います。空港到着後、ホテルまで水を買うタイミングがありませんでした。(ホテルでも買えません。)

スマホのSIMカードを、香港の携帯電話番号のものに変えるのを忘れずに。
空港到着後、書類に書いた番号が合っているかをcallして確認されます。

4. 香港空港着陸後


機内で記入した書類提出、Health DeclarationのQRコード確認、stayhomesafeアプリのダウンロード確認、電話番号の有効確認、リストバンドをはめられる。隔離生活の書類受け取り等。

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5. イミグレ〜バス


普通にイミグレ後、荷物受け取り、出口へ。出口からは誘導通路ができており、カートに荷物を乗せたまま、シャトルバス乗り場へ直行。
乗り場では、荷物を下に積み入れるスタッフがいました。

6. 検疫センター@アジアエキスポ


シャトルバスを降りると、カートに荷物を置き、センター内へ。(荷物スタッフがいないが、頼めば周りの方がやってくれました。)
すぐにカートごと荷物を預けて引換証をもらう。
(ここには帰る間際まで2時間くらい戻れないので、必要なものは出しておくとベター。)

荷物を置いたら、再度同じシャトルバスに乗ります。エキスポの建物をぐるりと回り、別のホールまで移送されます。

別のホール入り口に到着し、誘導のままに中へ。何度もID確認と書類のやり取りがあります。

検疫受付・検査の流れの説明を受ける。 番号を書かれた黄色い紙を人数分もらい、首から下げます。
巨大スクリーンで検査の流れのVTRを視聴。理解したら、誘導先へ行く。

検査の個別ブースへ誘導され、そこで、検査キットを使い、自分で唾液採取。検体を提出し、トイレで手を洗い、別のホールへ誘導される。
(このトイレは手洗いのみ使用可能。トイレとしては使えない。)

最後のホールで、更に書類記入(そのホールの座席ナンバーとフライトナンバー、座席ナンバー)し、提出する。ホテルの食事(ベジタリアン、食品アレルギー)リクエストがあれば記入。
1時間弱待ちました。トイレは使用自由です。

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首から下げた黄色い紙の番号で呼ばれます。最後の説明・第二回検査キット受け取り・2週間滞在先について明記する書類(黄色い紙で翌日提出と説明あり)、ホテルの部屋番号受領(部屋番号シールを黄色い紙に貼ります)

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7. 検疫センター→リーガルオリエンタルホテルへ(2020.4月末時点)

最後のホテル割り当て待ちのホールが、最初に荷物を預けた場所です。
荷物はカートごと受け取り、バスに積んでくれます。
ある程度人数が集まったら、シャトルバスで移動。30分ほどで到着。道中は左右に揺れて子どもが寝ると大変です。

到着後、バス内で部屋番号順に呼ばれ、1家族ずつ降車。荷物が外に出されているので、自分で荷物を運び入れる。(この際、カートはなく貸してもらえません。子連れを見兼ねてか、周りのスタッフが運んでくれました。)

首から下げた黄色い紙を確認され、フライトナンバーを聞かれました。(各フライトの搭乗リストと照合していました) カードキーと夕食のお弁当を渡され、エレベーターで部屋へ向かいます。(食事はfish or pork, curryなど、日によって2種類から選べるようです。)

カードキーは一度しか使用できない設定になっているので注意。スタッフが部屋の中まで荷物を運んでくれました。

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<リーガルオリエンタルホテル>


・手を洗う石鹸がない!
・ミネラルウォーターは420mlを人数分だけ。
・インスタントコーヒー、中国茶パック二種
・free wifi あり(パスコードはフロントに聞く)

・電源は香港の三ツ口のみ。変換プラグは無い。

・部屋着は無いので要持参
・カードキーは最初に開ける際、一回のみ使用可能
・食事は、ドア外の椅子の上に置いてくれるのでその際はドアを開けられる。ただし、長く開けているとアラームが鳴ります。

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< ホテル続き >
夕飯は美味しいとは言えず、チャーチャン店レベルです。親は食べられますが、カレーはかなり辛かったり、子どもには不向きな料理。日本から持参した方が良いと思います。カトラリーはプラスチックで大人サイズのスプーン、フォーク、ナイフ、紙ナプキンです。箸はありません。
ちなみにホテルに着いたのが17:30(日本時間で18:30)。
JALの機内食を11時に食べて以来なので、かなり空腹になっています。

食後に、翌朝提出する書類記入を忘れずに。(エキスポセンターで最後に受け取ります)
黄色い紙で人数分あります。

翌朝、8時頃に朝食が配られます。廊下に置かれた椅子に乗せられ、部屋ノックは気付きませんでした。
硬い雑穀パンと菓子パン、バター、りんご、烏龍茶。カトラリーは昨夜と同じ。

10:30過ぎにフロントから連絡があり、「荷物をまとめて、書類を持って下に降りて来てください」とのこと。
首から下げる番号札も忘れずに。

ここは自分で荷物を運ぶ必要があります。
廊下の椅子が邪魔で非常に通りにくいので注意。
急がずに部屋からエレベーターを親が往復しても大丈夫です。G階に降りれば、スタッフが運んでくれます。

ロビーで、昨日渡された黄色い書類を渡し、確認され、カードキーを返却して、、、解放です!

外へ出るとタクシーが並んで待っています。快く乗せてくれます。(PCR陰性と判って出てきたお客だからですね。)

7. (2020.5.13追記)ホテルに行かないケース

5月に入ってから、同じJALフライトで到着の方でもホテルに泊まらず検疫センターで結果を待つことに変わった(?)ようです。

断片的ですが、最新情報は下記の通りです。

・検疫センターの待合ホールで、検査結果が出るまで待機。5時間〜10時間待ちまで、日により様々です。帰宅が24時を回る場合も。

・テーブル、椅子のセットで待機

・充電ターミナルあり

・軽食(サンドイッチ、スナック)、水が配られる

(深夜までかかる場合のみ?配布が無かった方も。)

・夜間になると冷房がキツい。長袖長ズボン推奨。

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8.帰宅後

◉ホテルから自宅までのタクシーは、ナンバーを控える必要があります。空港で受け取る茶色い封筒に、公共機関利用の記録用紙があり保管が必要です。同じ封筒には冊子があり、到着日から2週間の体温や体調記録を求められます。(写真①)

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◉自宅へ到着したら、スマホのアプリを起動させます。GPSで位置情報の読み込みが始まります。

◉空港到着から12日後に、再びPCR検査を行います。エキスポセンターで最後に検査キットを受け取ります。自宅で唾液採取し、指定場所へ提出します。本人は外出できないため、GOGOVANへ委託できるようです。(HKD100、ただし土日は委託できないため翌月曜日の提出。検疫部署にも念のため連絡したほうが良いです。)

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自宅へ戻った翌日、早速電話がありました。全員一緒にいるか、どこにいるかの確認、体調を聞かれました。数日おきに電話があり、What’sAppでリストバンド着用の写真を送るよう言われた時もありました。

< メモ >

ちなみにGPSリストバンドは6歳以上から装着されるようです。しかし装着時にパスポート確認は無く、口頭で年齢を聞かれました。

◉2週間の待機期間は、到着日を含みます。(4/30到着→5/13 23:59まで)

リストバンドは時計より軽くてシャワーOK、バスタブに沈めたりはNGなようです。家事は普通にできますが、子どもは遊んだり勉強するのに痛い&煩わしいようでかなり嫌がっています。

まとめ、御礼

検疫は非常にスムーズに流れ、スタッフも皆とても親切でした。子どもにも配慮してくださり、やっぱり香港好き‼️と思ったくらいです。

ただ、4月末はまだフライト本数が極端に少なく搭乗人数も僅かなため、スタッフの方が余っている状態で待ち時間も無く(ホテル割り当ては待ちます)、荷物の手伝いなどもお願いできたのかな?と思います。また上記の内容も今後変わる可能性はありますので、参考程度としてください。

今後、また何かありましたら記事に追記しようと思います。

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このnote作成に当たっては、Twitterのいけさん@yutakitaが作成されたnote.mu/yutakitaから写真を拝借致しました。いけさん、ありがとうございます。 

また一足早く日本から戻ったママ友(長澤まさみちゃん)が時系列で纏めてくれたものをベースに編集しました。お2人からの情報提供の合作であります。本当にありがとうございました。



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