2022年振り返り

自己紹介

2017年より山梨県北杜市でハード・サイダーを核とした地域ブランドの立ち上げを志す。静岡出身。PEファンド出身。

2022年振り返り

醸造スタートアップとして、ハード・サイダーの製造を志す私にとって、2022年は一言でいうとよい年だった。製造面、資金面、営業面それぞれで大きな進捗があった。一方、課題も具体的かつ明確に見えたことがよかった。

【製造】
製造面では技術、設備、材料それぞれで収穫の多い年だった。

  • 技術
    まず、技術では、北信五岳シードルリー様において研修という形で受け入れてもらい、選果からパッケージングまで一通り経験を積むことができた。

  • 設備
    次に設備ではずっと探していた工場用地が見つかり、購入ができたこと。これが最も大きな前進であった。

  • 材料
    最後に、材料では30アールの自社畑も5年目に入り、収穫量も増えてきた。何より、5年目に入ってようやく果樹園管理のコツみたいなものがわかってきたことが個人的にはうれしかった。

こうした収穫があった中で、課題も明確に見えてきた。技術面ではより醸造経験(時間)を増やす必要があるし、工場の設計も早期に完了する必要がある。それから材料面では自社畑以外の調達先(りんご、ブルーベリー)の開拓が必要不可欠だということが改めて分かった。

【資金】
次に資金面では市の補助金に応募して80万円の補助を受けることができた。補助金での累計調達額は330万円に。補助金以外でも個人で受けたコンサルティングでまとまった売上が作れたことも資金的な余裕につながった。
但し・・・不採択になった補助金もあり、また設備や建物にお金が必要なことを考えると2023年はより積極的に資金調達活動をする必要がありそう。補助金への応募、コンサルティング事業の強化等着実に進めていきたい。

【営業】
営業面では通信販売酒類小売業免許を取得し、ECサイトを作成し、委託醸造品の販売を開始した。
今後の課題は、デジタル・マーケティング(SNSでの発信、ホームページ作成、ECサイト見直し、ブランドロゴ作成)を強化すること、リアルでの営業活動を行うこと、輸入品販売の実務能力を身につけること。

まとめ

以上、2022年はこれまでになく進捗の多かった年である一方、事業として軌道に乗せるまでにはまだまだやるべきことが多いことがわかった年となった。2023年はより大きな一歩を進められるよう、具体的かつチャレンジングな計画を立てたい。







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