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眼鏡を新調しました
少しの間帰省し、3年ぶりに眼鏡を新調した。縁が細くて高さのある今風のものを選んだ。
店で視力を測ると、裸眼視力が0.2まで落ちていてショックを受けた。「無意識に目を細めてません?」あー、確かに。「常に眼鏡をかけていた方がいいかもしれませんね」そうですか…
ということで、前のものよりだいぶ度が強いのをかけることになった。遠くの看板が、人の表情が、小さい文字が、くっきりはっきり見える。
そのうち、見たくないものも見えてしまうことに気づいた。鏡を覗けば肌荒れが以前より気になるし、部屋の隈に溜まったホコリが目に入る。でもそれはきっと、いいことなのだろう。見えるから今までよりも見た目に気を使うことができるし、掃除の頻度が増える。逆に、今まで自分が見えていなくて放っていたものが招いた友人には見えていたとか想像するととても恐ろしい。
しばらくの滞在を終えて大学のある街に帰った。三方から迫る山々がこの盆地に帰ってきたことを実感させる。趣ある街の姿は以前より解像度高めだ。