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11月17日
出町座で「夜は短し歩けよ乙女」の最終上映を見てきた。
といっても以前から決めていたわけではない。
昼下がりにふとtwitterを見たらだれかが告知を拡散していて、それがたまたま目に留まって急に行きたくなったので、出町柳に自転車を飛ばしたというわけだ。
出町座の存在は知っていたが、訪れるのは初めてだった。入口を抜け、券売機でチケットを買う。学生は1000円だ。カフェも併設されていたのでクリームソーダを飲んだ。口の中でやわらかい炭酸が弾けた。
エンドロールが終わるまで誰も席を立たなかった。見入っていたのかもしれないし、映画を振り返って世界観に浸っていたのかもしれない。でもわたしには人々が「エンドロールを最後まで見る観客」を演じているように思えて面白かった。
ずんずんと京都を闊歩する乙女の歩みは止まらない。夜は短いが、この4年間もうんと短い。もう1年半経ってしまった。もっと歩かねば。