セルフライナーノーツ(「傑作」編)
今回で最後になります、今回は「傑作」編です。もう書くこともないので早速解説に移りましょう。
傑作 ~大長編の幕切れ~
この曲には「映画」という言葉が何度か登場しますが、これはすべて「音愛での日々」のことです。この「昔観た美しい映画」は僕らの代の音愛の話です。なので、初めの方を覚えていないのは。最初の一年間が活動がなかったので、このような表現になっているわけです。
羨ましくはない以降の文というのは、後輩や先輩の代を見て、こう思っているというわけです。
この曲は4年生の時期の曲なので、ここは就活についてのゾーンです。「あのシーン」というのは映画のワンシーン、すなわち学祭のことであり、そこで流した美しい涙と、就活で流した涙を対比させています。あの涙いらんかったなあ~
ここのパートで出てくる「映画」は後輩の話です。後輩たちは制限があったにしろ合宿があったり、3年間フルで活動できていたりで、正直羨ましかった、だけどその後輩たちがなにか不幸があったところで別に僕の幸せではないということで、ただただ羨むだけの歌詞になっています。新しい映画は62期の話なので、彼らが1年の頃のことも分かっているけど最後の方は立派になりすぎて、もう何が何だかよく分からなかったという話でした。
この辺は愛するのアンサーソングなので、僕のことを死なせなかったロックンロールに終わりが来てしまっていることを嘆く歌詞になっています。
ちなみにダサくたっては「駄作」と掛かってます。いいね~こだわりが細かい。
ここで出てくる映画は最初に出て来た映画のこと、すなわち自分たちの音愛生活であり、それを思い返したときの話です。演者はほかでもないあなたたちです。また会いたいな、そして愛されていたんだな、という曲でした。
サウンドについて
この曲は「バラードだけど後半にドカン」という曲なので、序盤に細々とギターを弾き、最後に向かって音を爆発させるようなジェットコースターみたいな曲です。傑作に関しては、ただ抒情的なコードの並びを、良い感じのメロディーに乗せただけで、まあまあ作りに関しては「ズルい」感じになってます。サウンドで無理やり揺さぶって、そこにやや文学チックな歌詞を載せているので、とても「妖怪」を作った人間とは思えないくらい「人のことを考えて作った」曲です。やっぱり四年間の総括として「人のために生きた」自負があったので、そんな感じで人に刺さってほしいと思いながら録音をしました、ギターソロも32分くらいでかき鳴らしてるだけですが、まあ難しいことやるより感情が乗るでしょう。乗ったし。この曲はしっかり感情を出しに来た曲でした。
おわりに
セルフライナーノーツ終わりました、長かった~もうgarage band見たくない。
おしまい
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