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ポテトサラダ/ZAZEN BOYSの難易度考察

 皆さんはポテトサラダという曲はご存じでしょうか?
 ZAZEN BOYSというアーティストの曲で、8分の7拍子を基調としたプログレッシブロックに分類される(と私が勝手に解釈している)楽曲で、歌詞の内容はというと人間の欲望が忠実に刻まれています。この欲望、聴き手のの我々が勝手にかなえてしまおうというのが今回の趣旨です。

 今回はタイトルにある通り、この楽曲の難易度について考察していきます。具体的に言うと、歌詞に出てくる内容を難易度順にランキング化していきたいと思います。演奏について?ああ、触れません。
※ルール:歌詞の「~てえ」で区切られてる文を対象にします。ただし主語が足りない場合は筆者の解釈で付け足しをする場合があります。

行数や歌詞はこちらを参考にします。別ウィンドウで開きながらだとより楽しめるかと思います。それではいきましょう。


第12位 ボールにいっぱいのポテサラを注文する(7行目)
 
注文するだけなら言葉が喋れれば誰でもできます。仮にメニューに無かったり一回の注文で許容される量を著しく超過していた場合は店員が怪訝な顔をし、あたふたしながら調理場に引っ込んでいくだけです。後述する「食べる」よりもハードルが低いため最も簡単という判断に。


第11位 駅前の酒場に入って迷わず注文する(6行目)
 
こちらは条件が二つ付いています。まずは「駅前である」ということ。こちらは比較的達成しやすく、比較的大きなターミナル駅なんかは駅前に大量の居酒屋があります。「迷わず」というのが少々達成しづらいでしょうか。メニューを見ながら「どれにしようかな」と口走った時点でそのターンでの達成が不可能になってしまいます。無難な生ビールなどを決め打ちするのがおすすめです。


第10位 ボールにいっぱいのポテトサラダを食う(各所)
 
まず調理に時間がかかるという難点がある。しかし作ったが最後、食べるだけであるため比較的容易に達成可能。ちなみに市販のものや冷凍の場合は時短が可能。存分に食らうと良いでしょう。


第9位 ドンブリにいっぱいのシジミ汁を食う(9行目)
 どんぶりサイズのシジミ汁はさすがにポテトサラダより希少価値が高いためこの順位。そもそもオルニチンって大量摂取したらよくなるものなんでしょうか?ちなみに筆者は貝類嫌いです。

第8位 どっかさびれた地方都市に行く(5行目)
 
地方都市の定義としては7大都市圏以外の人口10万人以上の自治体というのがメジャーらしく、そこからさびれる必要があるため、当てはまるのは極端な例ですと夕張市などでしょうか。探せばあなたの住む町の周りにもあるはずなので好きな手段で向かってみると良いでしょう。

第7位 大皿に山盛りの蟹を食う(22行目)
 
ここに来るとネックになるのがアレルギーと値段です。前者は60人に1人が有しており、後者は経済的制約があります。どこかの旅館とかに行けば食べられるものなのでしょうか?筆者は山盛りの蟹は見たことありません。

第6位 シジミ汁だけを肴に純米酒を飲む(11行目)
 
なんとここで年齢制限です。20歳以下の方はこれより先は達成することがほぼ不可能です。20歳以上の方は思う存分飲んでください。正直肴が弱い気もしますが。またほかのおつまみを用意した場合も失敗となります。ちなみに筆者は貝類嫌いです。

第5位 飲んだ次の日の朝にシジミ汁を食う(10行目)
 
こちらは肴にしなくてもいい分単体での進捗が問われるため比較的容易に達成できそうですが、時間的制約があり、達成するのに時間を要します。前日酒を飲んで昼間で寝た場合は酒を飲むところからやり直しとなるため、シビアな生活リズムの管理が求められるでしょう。ちなみに筆者は貝類嫌いです。

第4位 どっかさびれた地方都市の暗がりの街にひっそり降り立ち酒場に入ってボールにいっぱいのポテサラを注文する(15行目)
 
こちらは条件があまりにも多く一つでも失敗した場合にはやり直しとなってしまう難関。失敗となってしまうよくあるミスとしては「栄えている」「昼間」「町に降り立つ際に大声を上げる」などがあります。最後の注文がウイニングラン的立ち位置なのが救いか。

第3位 ポテサラを注文した後に誰かとしっぽりしけこむ(17行目)
 
しけ‐こ・む【しけ込む】 の解説[動マ五(四)]遊郭などに入り込む。また、男女が情事のためにある場所に一緒に泊まる。「ホテルに―・む」

筆者は精神年齢が中学生で止まっているためよくわかりませんが、難しそうですね。

第2位 ボールにいっぱいのポテサラを注文しながらどっかの誰かとしっぽりしながら肴にウイスキーと純米酒を飲む(19行目)
 おそらく実現可能な範囲で最も難しい欲望ではないだろうか。注文と飲酒を同時にこなしながらしっぽりするのは並大抵の覚悟ではできません。3位もそうですが、この辺りは自分一人での達成はほぼ不可能なため協力者が必要となります。

第1位 北海の水面に漂って生きる(24行目)
 確実に死にます。
「生きる」と入っているため死んだらアウトです。この記事を読んでるあなたがクラゲの場合、達成がかなり現実味を帯びてくるでしょう。


まとめ

皆さんは慎ましく生きましょう。アイ!アイ!


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