限界旅行2023夏~夏風邪を添えて~

 お久しぶりです。今回は旅日記です。
 僕が長期休みにやる青春18きっぷ(JRのすべての路線の普通列車が5日間乗り放題)と快活クラブを駆使して時間と体力を犠牲に遠くまで行くアレ、今回は大学最後の夏という事で目的地を稚内に設定しました。なぜかというと陸路で行ける(日本の施政権が及んでいる)最果てだからです。それ以外に理由がないんですけどね、あとはこの目で秘境駅見たかったのもある。稚内までつながる宗谷本線ってエグい秘境たくさんあるのでそれ見たかったんで。 
 ただ稚内にはそもそも快活みたいな貧乏宿ないし帰りも18きっぷ使うと帰ってこれないのでホテル(観光したいから2泊)と飛行機を到達のご褒美にすることにしました、合わせて7万です、クソが。 前置きはこの辺にして僕の地獄旅行を振り返っていきましょう。

Day1 はじまり

発着時間:06:04発 → 22:11着

所要時間:16時間7分

乗車時間:13時間5分

乗換回数:13回

距離:793.2km

成増→池袋→赤羽→宇都宮→黒磯→新白河→郡山→福島→白石→仙台→小牛田→一ノ関→北上→横手→秋田→新青森

 前日まで3日連続で授業してちょっと喉の調子微妙だなあ(痛くはないしもともと喉強くない)と思っていたので龍角散片手に出発。久々の早起きでしんどかったもののなんとか時間通りに出発。最後の限界旅行が1年半前ということもあって途中で気が狂ったらどうしようとか思ってたら埼玉を抜けていたのでいい滑り出し。なんだかんだ昼過ぎに仙台に到着(こんな感じでいってるけどこの時点で7時間電車に乗っている)。仙台育英優勝しないかなあなどと考えながら岩手県へ。小牛田とかいう俺も初めて聞いた地名の駅の周りには想像以上になんもなかったのでおとなしく駅の中で時間を潰す。こんな感じで順調に進んでました。旅程は。
 このあたりでのど飴舐めすぎと電車の冷房にずっと当たっていたのもあり、喉の調子がさらにおかしくなりはじめました。痛いってほどでもないけどなんかカラオケで熱唱した後みたいな感じ、ちょっとキツイみたいな。だいじょうぶかなあなどと思索をめぐらしていたら北上に着いたのでJR線が存在しない岩手北部と青森東部を回避するために秋田へ。このあたりで衝撃のニュースが入ってきます。

はい?雨ですか?オイオイオイオイオイオイそりゃ嘘だぜwwなぜなら俺は今秋田県にいて空は晴れてんだからよ~~とか思って雨雲レーダー見たらマジでその辺だけ雨降ってました。マジでピンポイント。しかもレーダー真っ赤。血より赤かった。


 最悪大館で泊まっても旅程や予算に変更はない(出発が早くなる)から覚悟してたけどなんやかんや僕が着く頃には運転を再開してました。やっぱ普段の行いって大事なんだな。
 ということで新青森に着き、快活に入ったところで1日目が終わりました。13時間電車乗ったくらいじゃ平気な体になってしまいました。

Day2 無間地獄

発着時間:08:02発 → 19:45着

所要時間:11時間43分

乗車時間:8時間42分

乗換回数:8回
距離:536.4km

新青森→青森→蟹田→(代行バス)→奥津軽いまべつ→(新幹線)→木古内→五稜郭→長万部→東室蘭→苫小牧→南千歳→札幌

 喉の痛みと頭痛と共に起床。体調微妙なのに冷房で追い打ちかけましたわ、しかも狭い部屋で寝てたから余計に。とりあえずここまで来てしまったもんはしょうがないのでとっとと吉野家で飯食って電車へ。

 蟹田から奥津軽いまべつまでは電車があるはずなんだけど去年の豪雨で死んだらしいので代行バス。そもそも普通列車だけでは津軽海峡を越えられないので2490円のオプション料金を払って新幹線乗車(JRが五稜郭駅まで行かないとないのでそこまでのワープも込み)。正規の運賃よりもだいぶ安いのでありがたいとはいえ新幹線はほぼ電波通じなかったのでカス。

 無事北海道に上陸したわけだけども電車は1両しかないわりに結構人乗ってるしトンネル多いしですごく窮屈。このあたりで気づいたんだけど、電車にしか乗ってないしその電車もまあまあ人が乗ってる(席が全部埋まってるくらい)だから一生日常の風景。日常の延長のまま北海道まで来たもんだから結局最後まで実感がわかず。飯食う時間もないから昼飯は苫小牧のエキナカのコンビニのシャケ握り。風情もあったもんじゃないな。北海道はもうとっくに学校が始まっているので地元の高校生たちと一緒に乗り換えの駅を目指すのでした。

 なんやかんやあって札幌まで到着。何度も言うようだけど地元の方もよく使う電車をよく使う時間帯に乗っていたせいでちょっとだけ後悔した。なんか一生山手線をぐるぐるしている感じ。しかも五稜郭を出てちょっとした後の森(桃鉄にもあるあの駅)から苫小牧まではマジでずっっっっと海。もう海しか見えん。もうええって。苫小牧出たらもうしばらく都会だしなんなら夜だから外見えんし。しいて言えば小幌駅(日本最強の秘境駅)だけ見れたのが良かった。アレ実在すんのね。ただしその小幌駅から作業員が3人乗ってきたのは悲しかったよ。まあそりゃ手入れも大事っすけど… こればっかりは秘境駅に幻想を抱きすぎた俺が悪いな、人っ子一人いないと思ってた駅から人間が3人乗ってきたらそりゃビビるって。

小幌駅
右にある小屋はもちろん家ではない


 あと札幌の快活、遠いわりにバスタオルなかったのだけは本当に許せない。危うく怒り狂うところだった。

Day3 イレギュラー

発着時間:05:54発 → 19:49着
所要時間:13時間55分
乗車時間:9時間1分
乗換回数:2回
距離:396.2km

札幌→旭川→名寄→稚内

 またエアコンつけっぱなしで寝た。バカが。喉と頭痛と鼻水MAXになりとうとう薬に頼ることに。ちなみに薬に頼ったら一瞬で治りました。最初からそうすればよかったんだよ~ん ありがとう、バファリンプレミアムDX。
 さてこの日は屈指の難ルート、1分でも乗車に遅れた場合はもうその日のうちに稚内に到着できません。気を引き締めて魂の起床をしたら2時だった。加減を知ってくれ。
 早朝からしっかり出発したわけですが、JR北海道の路線は駅と駅の間隔が広いうえに本数も少ないのでしっかり車両にトイレがついています。ここで僕は普段の行いが悪かったので古い車両を引いてしまい、和式でした。ゴミ。
 そして所要時間と乗車時間を差し引いたらわかる通り、待ち時間がアホです。旭川で2時間半、名寄で2時間。旭川はすぐ隣にイオンモールがあったので朝飯もかねて時間を潰しましたが名寄はまあ駅前に何もない。2kmあるいたらイオンモールあったからそこで時間つぶしました。ありがとうイオンモール。
 名寄のイオンモールで時間を潰し、最後は秘境駅の宝庫である宗谷本線の末端区間に乗るだけ、というところで事件発生。

「線路温度上昇により運転見合わせ」

え???????? ということで急遽手配された代行バスで稚内までワープ。結果的に電車で行くよりも早く着きましたが見たかった宗谷本線の沿線の景色はお預けになりました。小幌駅の次に見たかった糠南駅のところで線路が熱で歪んだらしい。そんなことある?

糠南駅の画像(wikipediaより)


というかそもそもこの日は地元の人もびっくりするくらいの暑さで、なんなら学校も休校になるレベルでした。やっぱり普段の行いが良くてもダメなんだなって。ただ無事に到着できたことを喜ぶという事で紆余曲折ありつつも2泊3日、2000キロ近くの旅がここで終わりました。その後はホテルで2泊して宗谷岬やらノシャップの水族館やら行って、全行程が4泊5日の一人旅にしてはまあまあいい旅行になりました。本当に大学最後の夏休みにやってよかったなあという印象です。稚内、本当にいい街でした。ただやり残したことも結構あるので宗谷本線だけもう一回乗りに行くまである、ないかも。
ということで飛行機の中と帰りのモノレールの中で書きました、無事に東京帰って来れてよかったよかった。

最北へ

 そういや2日分残った18きっぷは甲子園の優勝した都道府県に行くなんて言ってましたね。

優勝に沸く慶應ナイン

神奈川ですけど

日吉まで家から乗り換えなしでいけますけど

しーらね


おわり





と見せかけてここまで読んだ暇な人のために久しぶりのご褒美企画。27日にめじロックのトリに出る予定なので当日来た人で、「Youは何しに神奈川へ?」と俺に話しかけてくれたらお土産あげます(先着順、数にはだいぶ限りがあるので注意)。バンドメンバーの分は用意してるのでそれ以外だとそこそこ大きめのやつが10数個と小さめのお菓子10数個って感じ。あんま期待しないでね。ちなみに種類はたくさんあるのでくじ引き形式にしようかな〜と思ってます。有名どころはありません。

追記:めじロック出演取りやめになりましたが行くだけ行きます

追追記:流石に出れなくなっていくほどのメンタル無かったので、お土産は別途で配ります。なるべくお土産を持ち歩いてるので会ったら声かけてください。キーワードは一緒です。

以上


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?