100×100×100=100万
いつもお読みいただきありがとうございます😊本質の追究者の武井義勇(たけいきゆう)です。
先日澤さんのVoicyでコメント返しをいただいた際、「三つを掛け合わせるとオリジナルになる」というお話がありました。
澤さん曰く、元ネタがあるということで触れていらっしゃったのですが、どうやら教育学者の藤原(ふじはら)和博さんの言葉らしいです。
「100×100×100=100万になる」
という考え方なのだそうです。
僕はこれを聞いて「ほんにその通りやな〜」と思ったので、今回はシェアさせていただきます。
藤原さんと言えば、約20年前に初めての民間出身校長として有名になった方です。杉並区の和田中で5年間校長を務められたとのことです。
僕は当時、朝日新聞に載っていた『杉並校長日記』というコラムをとても楽しみにして読んでいたことを思い出しました。
その後藤原さんのご活躍を存じ上げなかったのですが、20年の時を経て再び自分と繋がった感覚をもちました。
というのも、僕はブルーオーシャンで生きるための模索をしていて、そのためにオリジナルのコンテンツを準備する必要があると考えているからです。そしてその方法が、正に自分の得意を掛け合わせることだったのです。
例えば、歌を歌うことが得意な人がいたとします。そのレベルは、カラオケにみんなで行った時に、「すごい上手いね!」と言われるくらいのもの。一般的に見ると結構いますよね、このような人。
ただその人が、タンバリンを巧みに扱いながら歌を歌っていたとしたら、なかなかお目にかかることはできなくなります。タンバリンの腕はプロ級でなかったとしても、周りから見るとすごいと思われるレベルであれば、この掛け合わせだけでもかなり希少価値です。
この段階が100×100=10000です。
このレベルになると、1つのコンテンツとして提供することができるようになると思います。けれどそれでもまだオリジナルには及びません。
ではここに、タップダンスやパントマイム等を加えたらどうでしょうか?タンバリンを叩きながら、床ではカチカチを音を鳴らして、一般人よりは上手に歌を歌う。こうなると、それができる人というのは本当に稀少になります。
ここまで来ると、オリジナルのコンテンツとして提供することができます。これが100万のパワーです。
一つ一つのレベルはプロ級でなくてもよいのです。もちろんどれか1つがプロ級ならば、さらに価値が高まるわけですが、そうでなくても三つ掛け合わせると確かにブルーオーシャンで生きられそうです。
澤さんがVoicyで、奥さんの奈緒さんが先日行った瞑想デッサン教室を、ベタ褒めされていました。その回で奈緒さんの三つのファクターを「瞑想・デッサン・Voicy」と挙げていらっしゃいました。
奈緒さんは美大出身。当然絵が上手いわけですが、ご本人はいつもそれほど上手ではないと謙遜されます。でも、奈緒さんは瞑想にも以前から取り組まれていて、瞑想とデッサンを掛け合わせることを思いついたらしいのです。
瞑想とデッサン。僕には想像もできない領域ですが、参加された方々の声を聞くに、素晴らしい教室だったということです。
ここまでだったら他にもやっている人がいるかもしれません。しかし奈緒さんにしかできないファクターがもう一つあります。それは「Voicyリスナー限定で募集をかけた」のです。
奈緒さんの放送には、お湯友(おゆとも)と呼ばれるリスナーがいて(僕もその一人です)、その人たちに向けて募集をかけました。
奈緒さんは一年以上毎日放送をされていて、5000人以上のリスナーがいます。さらにはお湯友同士でコメントの交換をする等、一つのコミュニティを作り上げています。このコミュニティを作り上げたのは、奈緒さんの尽力と人柄によるものが大きいのです。
当然お湯友メンバーは奈緒さんに信頼を寄せていますので、瞑想デッサン教室に参加した時点で、かなりのモチベーションが高まっています。講師側からの視点で考えれば、これほどやりやすい環境はありません。
奈緒さんも参加したお湯友もみんな、大満足の教室になったということです。
これは強烈なコンテンツです。口コミが広がったり、リピートする人が出てきたりすれば、もっともっと人数を増やすことができます。
少人数で行いたいのであれば、一人の客単価を上げればしっかりと個人事業として成り立っていくように思います。
澤さんがよく冗談で「奈緒さんのヒモになるのが夢」とおっしゃいますが、あながちそれは夢では終わらないように感じます。
「100人に一人のレベルのものを三つ掛け合わせれば、強烈なコンテンツになる」
僕はここに突破口があると考えました。
今は状況的に教員一本で生活しているわけですが、今後のことを考えるとこの生き方はかなりリスキーです。他に移れるコンテンツを今から準備しておかなければ、何かが起こった時にどうにも動けなくなります。
僕はそこで、自分の100人に1人に当たるものをいくつか考えてみました。どれをとっても一つ一つは大したことはないかもしれません。けれど掛け合わせてみたら面白いのではないかと思ったので、考えてみました。
箇条書きしてみます。
・ブログを800本以上書いている。
・心理学や哲学に興味があり、それなりの情報を得ている。
・学校教育の真っ只中にいながらも、その状況を俯瞰して見ている。
・異性にモテなかったけれど、婚活で成功させた経験がある。
・集団ゲームを進行したり盛り上げたりすることが得意。
・洞察力がある。
・マネジメントやリーダーシップに興味がある。
などです。
これらの組み合わせを考えることで、いかようにでも活用させられるのではないかと思うわけです。
今回は、澤奈緒さんの例や自分の話をしましたが、最も伝えたかったことは、
「あなたにも必ずオリジナルを生み出せる」
ということです。
自分としては大したことがないと思っていること、あるいは、自分がちょっとでも頑張ってきたことを書き出してみることで、オリジナルを生み出す素地を見つけられると思うのです。
これからの時代は、個にスポットライトが当たる時代です。いかにして自分らしさを発揮するのかが、問われていくのです。
そういった時代を生き抜くためには、オリジナルが何かを考えることは必要なことではないでしょうか。
みんながオリジナルを発揮し始めたら、この世界は相当パワフルなものとなります。僕はそういった世界を見てみたいのです。
これをお読みのあなたに、ぜひ一度自分のオリジナルを考えてみてほしいと願っています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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