変異の確率計算(1/16~1/20)
1/16のSkype会議の後、以下のようなメールのやりとりがあった。
荒川氏から送られたデータは以下の論文に含まれているものである。
このSkype会議の後、私は独力で解析を進めて、立て続けに複数のメールを送っている。
このうち、最後のメールに添付したのが以下の表である。
出版された論文と見比べていただきたいが、論文の数式、論文のTable 1, Table 3の元となるものを、この時点で私が自ら完成させていたことが分かる。
上の表のうちe行には新型コロナウイルスのスパイクタンパクのコドンカウントが記載されているが、これは自作のプログラムで計算したものである。このプログラムに改良を加えたプログラムを使って、論文のTable 2, 4, 5のデータも作成している。つまり、上の論文のデータに荒川氏が提供したものはない。
この後、荒川氏から塩基配列の置換、欠損、挿入のデータが送られてきて、その後に1月のパリグループの会合に出席することになる。この辺りは事務連絡なのでメールは省略することにする。
今回のまとめ
掛谷・松本論文のデータは、全て掛谷が自作したプログラムにより計算されたものであり、荒川氏の提供を受けたものではない。
次回はパリグループ会合後から荒川氏の最初の論文草稿受け取りまでについての流れを説明する。