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PluginAlliance のサブスク(その3)

PAのプラグインの続きです。
今回は TBT(TBTって何?) いきます。


Three-Body Technology のプラグイン

Three-Body Technology(天体の三体運動から命名したのでしょうか?)は業界にかなりの衝撃をもたらしています。(と思います)
長年ソフトウェアプラグイン界に君臨してきた王者? FabFilter に Kirchhoff-EQ(キルヒホッフ EQ) や  Cenozoix Compressor(セノゾイックス Comp) をぶつけてきています。

Kirchhoff-EQ

Kirchhoff-EQ

めちゃくちゃ優秀。
単純に機能的に Pro-Q3 を上回っている。
ただCPU負荷的には標準状態ではPro-Q 3にわずかながら分があります。
個人的に100点満点で点数をつけると Kirchhoff-EQ 94点、Pro-Q3 95点 といった感じでしょうか。
新しく買う方であれば価格的に Kirchhoff-EQ はおすすめです。

それとこれは多分nVIDIAのドライバの不具合だと思うのですが、TBTのプラグインは動かしているといつの間にか固まってしまいます。
DAWは生きていてプロジェクトの保存とかはできるのですが、プラグインに手を出せない状態になってしまいます。なのでnVIDIAの表示系だと思うのです。 やれやれまたかという感じですが。

Cenozoix Compressor

Cenozoix Compressor

これまた優秀。
単純に機能では Pro-C2 を追い越してます。
CPU負荷は専有面積が大きいのでGPU負荷分(GeForce1650、ゲームPCとしての最低ライン)を引いたとしてもだいぶ大きく約倍あります。
あとヴィンテージものを再現しているのはいいのですが、そんなに使わん・・・それよりも軽くしてくれと思います。

使われないヴィンテージコンプたち

もう一つ専有画面が広すぎる。

横に幅が広過ぎる専有面積

多機能を求める方には間違いなくおすすめです。
少機能でもいいので(といってもサイドチェイン、サイドチェインEQ、MS、パラレル、クリーン、OPT、サチュレートとありますが・・・)しっかりとできているもののほうが欲しいです。

終わりに

Kirchhoff(キルヒホッフ)とCenozoix(セノゾイックス)の名前の由来紹介を・・・

キルヒホッフは電気回路での第一法則(ある一点を見た場合、電流は流れ込む量と流れ出る量は同じである)、第二法則(回路全体の電圧は0である)の発見と、分光研究、音響学、弾性論など各分野でものすごく実績のある人です。

セノゾイックスは時代のことで、原生代、古生代、中生代、セノゾイックス時代と分けられます。(大体恐竜の絶滅以降ですね)

欠点は名前が読みにくい存在は知ってはいても知られていない呼び方&あと単純に長いであることです・・・ものすごく重要だと思うんですが・・・

次の名前はどこから取ってくるんでしょうか。


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