見出し画像

パッションベースで生きていく

こんにちは。北村優斗です。

先週のnoteで「長野の高校生」というアイデンティティを再発見できた僕ですが、この一週間は

「長野の高校生というブランドを最大化するにはどうすればいいんだ?」

という新たな問いにぶつかっていました。

なかなか答えが見えず、自分はもう校外活動をやめ、受験生として勉強に励むことが高校生としての責務ではないか、将来に役立つのではないか。そんな考えまでもが脳裏をよぎり、思考を放擲したくなりました。

しかし、今日久々に同郷の同世代の既成概念にとらわれない熱いプレゼンを聞いて、少しずつもやもやが晴れてきたので今から綴っていこうと思います。

僕はどうしてゴミ拾いしてるんだ?

最近、ありがたいことに

「ゴミ拾いと言えば北村くん!」

「北村くんと言えばゴミ拾い!」

と言って頂けることが増えてきました。何件か講演や講師のお話も頂けるようになって、嬉しい限りです。もちろん、ご存知のようにゴミ拾いが僕の中では最大のアイデンティティになっているし、最高の遊びだと思っています。しかし…

なんで高校生という大事な時間を使ってまでゴミ拾いしてるんだ?

という問いにぶつかったんです。今までは…

「大好きな江の島をプラごみから守るためにやってます!」

「ゴミ拾い楽しいんです!」

と堂々と言っていましたが、

「そもそもなんで自分は江の島が好きなんだ?」
「なんで江の島にプラごみがあると嫌なんだ?」

と、今まで決まり文句だった根底の部分に疑問が生じました。今年の1月に行って以来行けていなかったので、ふと今までの江の島での思い出を遡ってみたんです。するとそこには…

画像2

果てしないワクワクが広がっていたんです!

一人で行っても、友達といっても、家族と行ってもとにかくワクワクが止まらなかったんです。特に友達と行った時が一番楽しかった。でも、通りすがるカップルや家族連れを見ていつか自分も彼女や家族を連れて江の島に来たいな、と漠然と思っていたんです。恥ずかしながら、きっとそれが僕が江の島を好きになった原点なのです(笑)

江の島が誰もが安心して遊べる美しい場所であってほしい

この思いが僕のゴミ拾いを支えていたダイナミックスだったんです。

果たして起業が正義なのか?

そして、6月を自己内省期間とした最も大きな理由である

高校生起業家への憧れ

についても根底から遡ってみました。もともと「いつか起業してみたいなー」と思っていたのですが、その憧れはこの2か月間で多くの同世代の起業家の方とお話したことで更に高まっていきました。だから、最近はビジコンに応募してみたり、法人化を見据えた学生団体を作ってみたり、常にビジネスベースで物事を捉えていました。それがかっこいいと思っていました。自分の成長を実感していました。

しかし、世の中には本当に沢山の起業家の方がいらっしゃいます。常に社会では新たな商品やサービスが開発され、自分が思いついたビジネスプランも大抵は既に誰かしらが取り組んでいることばかりでした。そして、組織設計もへたくそな僕は…

自分は起業には向いてないんだ

そう思うようになりました。自分が今までやってきたことすらビジネスベースで考えるようになってしまい、自信を失いました。

自分はこの1年間で何をやってきたんだろう。

そんな思いの中、今日はこんなに自信を失うとは思いもせずに5月に申し込んでしまった北陸新幹線サミットに参加してきました。

画像1

以前プレゼンをさせて頂いた上田高校さんが主催で、長野高校の後輩と二人で参加してきました。正直に言うと、

今の時期に他の高校生と話しても自信を失うだけだ

と思い、ドタキャンしようと思っていました。しかし、先生に

「きっと今だからこそ新たな気付きがあるかもよ!」

と言われ、本当に失礼なのですが、嫌々ながら参加しました。しかし、このサミットを運営していた上田高校の方々を始め、自分たちのやりたい!という思いを前面に押し出したプレゼンを聞き…

僕は情熱を失っていた

ということに気付いたんです。僕の最大の強みであり、何より自信を持っていたゴミ拾いへの情熱を忘れてしまっていたんです。ビジネスベースで物事を捉えていたため、自分の素直な気持ちに逆らっていたんです。だからこれから僕は

パッションベースで活動していこうと思います!

ゴミ拾いを遊びだと思っている高校生なんてそういないはずです。この情熱を全面に押し出していきたい。

「起業したいからアイデアを考える」のではなく、「やりたいことをやっていたら自然と起業してた!」という人の方が絶対魅力的だし、楽しいと思うんです!

アイデアを生むときには

そして、きっとこれは起業以外のことにも言うことができるでしょう。

「こういうことやりたいけど現実味がないからできていない」

「この企画を思いついた時はいいと思ったけど、よく考えてみるとちょっとな…」

そう悩む人も多いと思いますが、僕はそれでいいと思っています。

「アイデアの中で成功するものは100個、200個出した中でも1個あるかないかだよ。だから、1個だめだったからと言って気を落とさずに柔らかく考えていこう!」

画像3

これは僕が新たなプロジェクトを立ち上げる時に必ず思い出す、渋川駿伍さんにアドバイスして頂いた言葉です。

自分がワクワクする方向へと突き進んでいればきっと道は開けるんです!だから、一つのアイデアやモノの見方に囚われずに考えを巡らせることが未来に生きてくると僕は信じています。

だからこそ僕は

自分の情熱のベクトルを再発見し、向き合うことができた今、僕が進んでいく方向はただ一つ。

自分の情熱に従って、とにかくアクションしていく

これに尽きます。だからこそ僕は情熱を大事にしたい。勉強も生徒会も校外活動も、きっとその先にまだ見ぬ新たな世界が広がっていると信じて。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?