アルケミー(ブル~ムバロウ入り)新環境メタゲームについて
こんばんは。40代ロートルMTGプレイヤー・ヒカチュウです。
8月度のラダーも最終盤をむかえ、筆者は前記事のマルドゥミッドレンジでなんとか250位以内に入れそうな状態です。
ここで自分の思考整理をかねて、現アルケミー環境のおおまかなメタゲームをご紹介したいと思います。
1)ハツカネズミVSウサギVSならず者
「アルケミー・ブル~ムバロウ」の追加によって「ボロスハツカネズミ」「セレズニアウサギ召集」が強化。メジャーデッキのポジションに立っています。前環境の王者、「グリクシス強奪」も奮闘はしていますがこの2デッキには強奪して嬉しいカードが少なく、押され気味です。代わりにマルドゥカラーの除去+強奪+パワカのミッドレンジが台頭するようになりました。ただし、グリクシス強奪はマルドゥミッドには有利なためメタゲームの三角関係が成立しています。
2)お世話される無限ネズミ
愛好者が一定数いる無限ネズミコンボ(《ひたむきな人形師》+《三匹の盲目ネズミ》)に《世話人の才能》・《噴水港》が追加されダラダラ長期戦にかけては最高峰のデッキになりました。組み合わせ自体は白単色で成立している為、様々なバリエーションが模索されていることでしょう。アグロ耐性を考えると、ボロス・オルゾフが今の所無難な感じです。
3)暗躍する黒緑フード
有名プレイヤーさんが紹介された、ゴルガリカラーの食物トークンを悪用するデッキ。《美味なる供物》+マナのかからない生贄手段でアドを確保。
《ドングリ漁りのユール》が盤面をグチャグチャにする事でしょう。
4)サンプルデッキリスト
・先手1マナ《心火の英雄》スタートは脅威的。《押しのけ》が環境を定義する除去になる一因。
・生半可な生物or除去無しハンドではテンポ的に無理なライフの詰め方をしてくる。
・反面全体除去からの復帰はかなり難しい。直接的なアドを取るカードは少なく、軽除去+リセット+デカいフィニッシャーが攻略手段か。
・ボロスよりリストの差異が多く、構築の伸びしろがまだありそう。
・黒の3マナリセットが効きづらいが、単除去だけ撃っていてもどんどん不利になってしまう。
・このデッキもリセットには耐性は高くない。メインラスは肯定される?
・1・2マナカウンター・クルシアスの抜けた穴は大きく、対アグロに間に合わない事が増えている気がする。グレンゾはだいたいディスカード用。
・テンポをひっくり返す《焼きぼっくりの強打》と強奪対策を兼ねている《洪水の大口へ》。
・ボロス型は序盤を火力で耐えれば、いずれトークン祭りになるだろというプラン。
・相手の《荒々しい財宝略奪者》で逆にコンボを決められてしまう事もしばしば。このカラーリングだと取られた自分のエンチャントが厳しい。
・とかく《美味なる供物》と《ドングリ漁りのユール》のカードパワーが光る。強奪されても相手は使い道が限定されていてso good。
・もう1種類キーカードになるものと、軽除去が追加されればトップメタになれそう。
以上、足早にアルケミー環境をご紹介しました。皆さんのアルケミーライフの参考になれば幸いです。次回は「マルドゥミッドレンジ・個別カード考察」や「ウィークエンド予選目前・タイムレス参戦記」などを記事にできればと考えています。
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