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リレーエッセイ

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リレー形式の連想エッセイで書いた記事をまとめていきます
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リレーエッセイ「歌謡曲」(連想#19)

前回の投稿から半年以上間が空いてしまった。 いろいろ優先度の高い家庭の用事が続き、特に締め切りなしのこの企画が後回しになっただけだけれど、楽しみにしてくれている読者には申し訳なかった。。。(いないか。汗) さて、高校時代からの友人はじめくんと、交互に続けているリレーエッセイ。 前回の僕の投稿「ヒーロー」を受けて、はじめくんが投稿したのが「アイドル」だった。 そのテーマをチョイスした理由が、「ヒーローと同じようなワクワク感をわれわれに運んでくれる存在はいないものか?」と考え

リレーエッセイ「アイドル」(連想#18)

コツコツと続けているリレーエッセイ。トミーくんが前回書いたエッセイは「ヒーロー」が題材だった。子供時代に私も好きだった特撮ヒーローの名前が次々に登場し、ニヤニヤしながら読ませてもらった。 フリーライターとして仕事をする中で、最近ではTV雑誌からの依頼で、スーパー戦隊や仮面ライダーの出演者にインタビューさせていただく機会がある。ヒーローを演じる若手俳優さんたちは、みんなキラキラしていて、エネルギッシュで、取材が終わる頃にはなんだか若返ったかのような気分になる。 彼らに「あな

リレーエッセイ「ヒーロー」(連想#17)

高校時代からの友人はじめくんと、交互に続けているリレーエッセイ。 前の執筆者のエッセイの内容から連想したワードをテーマに、エッセイを書いてまた次にバトンを渡す。。 前回のはじめくんのテーマは「八王子弁」という極めてニッチな話題で驚いた。 自分も3歳から八王子の片田舎で育ち、20代で結婚するまで住んでいたので、思わず得意分野が来たつもりになってニヤついた。 。。が、読んでみて、紹介されている八王子弁なるものが結構わからずでこれまた驚愕してしまった。 もちろん、同じ市内なので

リレーエッセイ「八王子弁」(連想#16)

近頃、若干忙しく、トミーくんとのリレーエッセイに手が回らず。「お互いマイペースで長く続けようね」と申し合わせているので気楽ではあるものの、書きたいのに書く暇がないのは地味にストレスがたまる。ということで、ちょっと無理にでも時間を作って書く、書く! 前回のトミーくんのエッセイは「国際交流」がテーマだった。 トミーくんがいかに英語を学び、外国の方たちと仲良くなっていったかがよ~くわかる内容。10代~20代にかけてトミーくんとつるんでいた頃、それほどまでに国際交流や英語に興味が

リレーエッセイ「国際交流」(連想#15)

高校時代からの友人はじめくんと、今のところ交互に続けているリレーエッセイ。前回のはじめくんのテーマは「ブラジル」ということで、話題はいきなり日本を飛び出て海外へ。 もちろん彼がサンバチームに参加して、パート練習の取りまとめに苦労しつつも楽しく活動していることはよく聞いていたし、本場ブラジルとの違いなど熱く語ってくれたこともあり、ブラジルへの造詣が深いことは知っていた。 けれど、サンバのみならず「これでもか」というくらいプラジル尽くしの濃い内容で非常に楽しく読ませてもらった。

リレーエッセイ「ブラジル」(連想#14)

私が書いたエッセイ「屋上」に続いて、トミーくんが書いたエッセイのテーマは「地下」。なるほど、そう来たか! トミーくんも書いてくれたが、われらが青春を過ごしたライブハウスは、その多くが地下にある。お世話になった「四谷フォーバレー」「神楽坂DIMENSION」「吉祥寺クレッシェンド」はいずれも地下。少年時代にあこがれた「新宿ロフト」も地下だ。トミーくんが名前を忘れたと書いていた代々木のライブハウス「ステップウェイ」、大塚のライブハウス「CAVE」も地下にあった。 ちなみにステ

リレーエッセイ「地下」(連想#13)

高校時代からの友人はじめくんと続けているリレーエッセイ企画も、今回で13回目。 前の執筆者の記事から連想したワードをテーマに、次の執筆者がnote上でエッセイを綴るというシンプルなルールで続いている。 はじめくんの前回のエッセイのテーマは「屋上」だった。 なるほど。毎度のことながら面白いチョイスだと思う。 僕が前回書いた「夏」の記事で「高校時代の夏は自主制作映画作りで青春していた」という内容を書いたのだけれども、はじめくんが監督した作品に「屋上」で撮影されたシーンが多かっ

リレーエッセイ「屋上」(連想#12)

12ターン目となるリレーエッセイ、今回は「屋上」について書こうと思う。前回のトミーくんのエッセイは「夏」がテーマだった。 「屋上」について書く前に、トミーくんのエッセイに書かれていた内容について、3点ほど補足および修正をさせてもらいたい。 トミーくんのエッセイの中盤に「八王子の盆踊り」に関する記述がある。「葉っぱキラキラキーラキラ、ハッ!」「太陽のまち〜はちおうじ〜」と歌われる曲について、トミーくんは <「八王子音頭」(?)> と書いているが正しい曲名は「大陽おどり 新八

リレーエッセイ「夏」(連想#11)

高校時代からの友人、はじめくんと続けているリレーエッセイ企画。 エッセイのテーマは、前の執筆者の内容から連想したものならなんでもOKというシンプルなルールだ。 前回のはじめくんのテーマは「ソフトクリーム」だった。 相変わらず面白い文章だ。 この企画は、文章を考えて書く方も楽しいが、自分がバトンを渡した相手が意外な連想で話を展開していくのを読むことも楽しみの一つである。 まさか自分の「都道府県」が「ソフトクリーム」につながるとは。 特に、子供の頃のエピソードも含め、一つ一つの

リレーエッセイ「ソフトクリーム」(連想#10)

「シュール」というテーマで書いた私のエッセイの次に、トミーくんが題材として選んだのは「都道府県」。[シュール→バカリズム→都道府県の持ち方]というプロセスでこのテーマにたどり着いたとのこと。バカリズムさんの都道府県の持ち方は私も好きだ。天才だ。 トミーくんは、エッセイの中で、自分自身を「国内旅行にいくときに下調べをするタイプだ」と書いている。高校2年のとき、春の遠足で一緒に横浜を訪れた際、班長だったトミーくんが私を含む班員数名を道案内してくれたのだが、事前に下見でもしていた

リレーエッセイ「都道府県」(連想#9)

高校以来の友人はじめくんと続けているリレーエッセイ。 バトンを受けた人が、前の執筆者のエッセイの内容から連想したキーワードをテーマとして、エッセイを書いていくという企画だ。 前回のはじめくんのエッセイのテーマは「シュール」だった。 すごい。形や共通概念がない、いわば形容詞的なワードをチョイスするあたり、読む前からどんな展開になるのかワクワクした。 はじめくんにとってシュールと思える様々な作品やコンテンツや出来事が並べられていて、その中から彼なりのシュールの定義を見出して

リレーエッセイ「シュール」(連想#8)

高校時代の友人・トミーくんと始めたリレーエッセイ。前回のエッセイで、トミーくんが題材に選んだのは「宇宙」。普通に顔を合わせて遊んでいた頃に、宇宙について語り合ったことなんてなかったので、トミーくんの宇宙観が知れて面白かった。 トミーくんと同じく、私も“学研ひみつシリーズ”の「宇宙のひみつ」を小学校時代に愛読していた。誇張ではなく、リアルに本がバラバラになるまで読み込んだ。そして中学校で天文部、高校では地学部に入って星空を眺めていたので、宇宙について考える時間は周りの友人より

リレーエッセイ「宇宙」(連想#7)

高校時代からの友人はじめくんと続けているリレーエッセイ。 前の執筆者の投稿の内容から連想されたものをテーマに、バトンを渡された人が自由に文章を綴っていく。そんな企画だ。 前回、そのはじめくんが書いたエッセイのテーマは「UFO」だった。 UFO、、面白い。結構僕もこの手のUFOだのUMA(未確認生物)だの超能力、超常現象といったジャンルは好きだ。全然詳しくはないのだけれど。 はじめくんのUFOの記事を読みながら、小学生の時に持っていた超常現象図鑑的な本を思い出した。 ついで

リレーエッセイ「UFO」(連想#6)

トミーくんが書いた前回のコラムは「タイムトラベル」がテーマ。 私もトミーくんと同じく、タイムトラベルと言えば「ドラえもん」のイメージが最初に思い浮かぶ。パラレルワールドとか、四次元とか、藤子不二雄作品からは少年時代にSFの基礎を叩きこまれた。当時はまだまだ「漫画を読むとバカになる」と言われた時代だったけど、漫画を読んでいたからこそ培われた想像力や知識は少なくなかった気がする。自由に漫画を読ませてくれた両親に感謝だ。 タイムトラベルと言えば、2000年にアメリカに現れたタイ