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イグアナの娘

今回、イグアナを撮影させていただきました。友人がSNSに投稿したイグアナが美しかったので、ぜひ、撮影したいとお願いしたところ快く承諾してもらい、お宅にお邪魔して撮らせてもらいました。

飼い主である友人のキャンディくんは、バンドのヴォーカル、シンガーソングライターで、これまでも何度かライブを撮影し、私が撮りに行くと必ずギターの弦が切れるというジンクスもあります。

モデルとなってくれたのは「ミドリ」。2歳の若いグリーンイグアナで、ちょっと臆病な性格の女の子?です。「?」をつけたのは若い個体では雌雄鑑別が難しいため、現段階での鑑別とのこと。とにかく特徴的なのはオレンジ色の美しい「眼」、そして緑色の幾何学的な文様の「鱗」。生命としての「美」を感じます。パーツごとに観ていても、顔や爪、尻尾など、恐竜や鳥類を彷彿させるものがあり、生命が辿ってきた進化の道筋のようなものを実感。

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現在、成長期にあるミドリは尻尾を入れて全長60cm程度。部分部分脱皮を重ねていて、さらに成長していきそうです。以前、キャンディくんが飼っていたイグアナは全長1.2m近くあったとのこと。

訪問した時のミドリは、1.2m近い木製ケージの端っこに固まった状態で、キャンディくん曰くかなり警戒しているとのこと(下の写真参照)。天井近くに固まっているので、撮影するには難しいポジション。かなりの恥ずかしがり屋さんのようです。カメラの設定も兼ねながらレンズを向けると、眼でこちらを観察してきます。イグアナは猫程度の知力があるのではとも言われていますが、視線からミドリの意思が伝わってきます。

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これは、しばらく時間をおかないと撮影は難しいなと判断して、しばらくキャンディくんと近況報告などの雑談。1時間ほどしてレンズを広角単焦点に替えて少しだけミドリに寄せたところ、急に動き出して止まり木の中央に移動。やっと撮影に適したポジションに来てくれたので、ここで一気に撮影します。

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撮影している時間は短かったですが、シャッターを切っている時は、まさに「生命」と向かい合っている感覚で、ライブ撮影にも似た高揚感がありました。今回はミドリに撮らせてもらったという感じです。キャンディくんありがとうございました。

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この度、動物撮影のおもしろさを体験したので、もう少し、いろいろな種類の動物を撮ってみたいと思いました。もし、うちの家族(ペット)も撮って欲しいという方がいらしたら、ぜひ、お声がけください。

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