魚づくしの2日間🐟
自然環境リテラシー学
漁業回 10月 29日,30日
「魚が食べられなくなる?〜海とともに生きる姿を知る〜」
二木島ってどんなところ?
こんにちは。今回私は、漁業回に参加するということで、三重県南部の熊野市にある二木島にやって来ました。まず、乗りなれないJRで着いた不安と楽しみの初上陸の場所。静かな漁村らしい町。駅を出たすぐの川は透き通っていて、これは海の綺麗さも期待できるぞーとワクワクしました。
Gateの方からのお話!
今回の漁業体験の協力をして下さったのは二木島のGateの方でした!その代表である田中りみさんから定置網漁についての説明を受けました。この方は、女性でも漁師になれるような活動をしている方でかっこいいなぁと思いました。
まず魚が右に出ている部分に当たり、そこから網に沿って進んでいくことを想定された形で、そのまま奥の空間に入ることで捕まえたことになります。定置網の仕組みを知らなかったので、こんな形になっているんだ!ということに驚きました。このような定置網漁では、言うまでもなく網が大切になってきます。汚れていたら魚がなかなか入ってくれないかもしれないし、破れていたら逃げていきます。なので網の管理がとても大変なそうです。
貝探しと探索!
私の漁業体験は2日目に決まったので1日目は横の川で食べられそうな貝を探しました。りみさんの甥っ子ののすけ先生に付き添ってもらってどの貝がいいのか聞きました。水に入ってみると、、、意外と暖かい!それに深い!長靴履いてたけどめっちゃ水入って来たからもう諦めました…。
思ったより貝をいっぱい取れませんでした…💦でも初めてカニ触れてうれしい🦀
ですが、牡蠣のせいで足怪我してしまったのが悔しいです。よく見たら堤防の側面にはぎっしり牡蠣が付いていて、ちょっと当たっただけでも肌が切れてしまいました。よく見ないと行けないんだなぁと学びました。皆さん気をつけましょう。
その後に、時間があったので海の方へ行き探索をしました。驚いたのがエンジェルフィッシュという水族館でしか見たことの無いような魚がいたのです。小さい青い魚も綺麗でした。なので熱帯魚が多い印象でした。以前はこのような魚がいなかったそうで、元々いた魚がいなくなって代わりにこの子達がいるらしいです。温暖化の影響かなー。
お食事タイム
今回の実習は食がメインなのかってくらいいっぱい食べました。なので1日目の2日目の食事をここでまとめて紹介したいと思います。作るにあたって、火起こし班と、魚捌き班と料理班に分かれました。まず1日目は、キビナゴの煮付けと味噌汁と焼き魚でした。全部、メスティンで炊いた白ご飯と合うし、新鮮な魚はやっぱりめっちゃ美味しい^_^
2日目はキビナゴの素揚げとカジキマグロのステーキでした。この日もメスティンで白ご飯を炊きました。私はどっちかと言うとキビナゴの素揚げの方が煮付けより好きでした!味付け塩しかないのに無限に食べれる美味しさでした。カジキマグロはその日の収穫が悪かったので、りみさんが買ってきてくれたそうです💦美味しかったのに写真撮るの忘れてたーーー。ほんとに味付けあまりしなくても魚本来の味がしっかりして、食感も身が締まっていて美味しかったです!
2日目 〜漁師体験〜
楽しみにしていた漁師体験です!私は超小型定置網をします。これは女性の力でも出来ると聞いていたけど、力がない私でもできるかなー。
この船で行くのかー、と思ったら、え!右の小さい船?!全然何するか想像出来ないまま船で連れていかれること5分弱。それらしい所にきました!でも正直海面から見ても網あるのか全然分からなかったです。
作業は、網を引っ張って入口を塞ぐところから始まりました。網持ってみると意外と重!!え、今3人くらいで引っ張ってるけど、めっちゃ大変。しかも船はめっちゃ傾くし。網がほとんど上がって魚が見えてきたら、もうそのまま魚たちをすくい取ります。キビナゴがいっぱいいる〜。この網を引っ張って行くところが何がいるかな〜ってドキドキするところなんだと実感しました✌️
取れた分はバケツに氷といれて、軽トラで運びました。やっぱり、これいつも少人数でやってるとか、漁師の方すごすぎる。また、網にも藻が付いていて、結構服が汚れてしまいました。手袋は必須!ちなみに、キビナゴしか網に入っていませんでした。
自由タイム
漁村を自分なりに楽しもうということで、2日間の実習の大半が自由タイムでした。釣りをしている人や、村を探索している人、犬と遊んでる人、地元の子供たちと遊んでいる人、色んな楽しみ方がありました。私は、漁村ののんびりとした空気感を暖かい日差しのなかで感じていました。めっっっちゃ気持ちよかったです。たまに海の方に行ってみて、みんなの釣りをしているのをどんな感じか見てみたり。夜はすごく星が綺麗でした。夜の釣りをしている人たちについて行って、流れ星を見ていました。この時に多分初めて流れ星を見ることが出来てとても嬉しかったです。空ってあんまりみんなどこ見てるかわからないけど、流れ星が流れたら、見えた!ってなった時に皆同じところを見ているのがなんだか、ロマンチックだな〜と思いました。
ワークショップ💭
二木島で持続可能な漁業を続けるために必要なことをみんなで話し合って考えました。
① 人を呼び込む。
→シフト制の漁師。
② 廃校の学校を利用。
→地元の食材を給食っぽくして提供する。
③ 修学旅行生を民宿に招待。
→漁師体験。魚さばき体験。
④ 漁業の求人アプリを作る。
→農業の「アグリナビ」の漁業版があれば良さそう。全国が難しいなら、三重県内でつくってみる。短期や単発でのバイトとして若者が来てくれるかも。
⑤ 他の所から二木島に来る釣り人にここの良さや、改善点を聞く。
→ご飯を食べるところがない!地元で釣った魚を食べられる所があればいいな〜、民宿とかあれば朝から釣りする人に良さそう!
この5つの案を紹介しました。漁師の方は4つ目の案を気に入ってくださいました!^_^
最後に
初めて漁師の体験をして、現場に来ないとわからないこと、例えば、捨てられる魚があるとか、網の手入れが大変とか、でした。私も魚が好きなので食べられなくなったら嫌だし、海の現状が昔と変わってきていることも分かりました。直接は難しくても、間接的にはきっとどんな人でも関わることが出来るので、私もまた二木島に行ってみたいなと思いました。ありがとうございました。
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