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はじめてのテニス~4th不動峰感想~

ミュージカルテニスの王子様4thシーズン青学vs不動峰を…観たぞ~~~!!!!
4thシーズン開幕以降、一番驚いたのは感想が賛否両論入り乱れ、長らくテニミュを追いかけてきたファンからの戸惑いの声が上がっていたこと。
さすが18年続いている2.5次元ミュージカルの金字塔ともなればファンもありとあらゆる視点で鑑賞しているであろうし、そこにきての演出・曲の一新ですからそういった意見が出るのも自然なことに思えます。

私は真面目にテニスにはまったのが去年の12月以降で、1st~3rdまでの見たい公演、新テニをぽちぽち円盤や配信で追った程度のファンなので、テニミュにかける意気込みや原作への思い入れはファンの中ではかなり微妙なものかもしれません。
が、オタクとしてはかなり「定着していたことが変化する」ことにまず拒否反応が出てしまうタイプであることを自覚しているため、4th楽しめるかな、どうだろう…?という不安がありました。

とりあえずお披露目公演を配信で見てみて、キャストかわいいな、披露された2曲も好きだし、確かに実際に聞いてみたかった曲はたくさんあるけど最初から無いとわかっていれば楽しめそうだぞ…!!!という気持ちになりました。


セットについて

まず、ものすごく賛否両論あるセットですよね!!
私は「お、デカいな…」と思いましたが、いいな、というところと何なの?という戸惑いが半々くらいの感覚です。セットがない時代のテニミュを実際に見たことがないので、ベンチワークはあそこに腰掛けてやるもんだよ、と言われればそうなのかな、という感じ。
ただ、本当にあの壁をネットに見立てることが難しい
感想を色々見たところネットが役者にかかる!という意見は結構あったのですが私はまずあまり舞台を見慣れていないので、頭で「今からこれはネットになったぞ」と認識するのに苦労した。

コート

一度コートの外側であるフェンスと認識した(そして試合中もフェンスであり続ける)パーツから連続しているパーツが、コート中央の空間に位置しているであろうネットになるというのは結構…難しいですよ!!!最初フェンス越しに打ちあってる!?と思ってしまった。
ネットじゃない時は三角形のパーツ、坂になったりしてけっこうおもしろいな、と思いましたし壁が不動峰曲で額縁のようになるのも好き。いや、そもそもネットとしては評価できないという時点では失敗なのかもしれないが…。
ただ、冒頭の卒業式のシーンでは観客は壁を隔てて卒業式を見ているので、あんまりよく見えないし会場に入れず窓から青学の卒業を見守る不審者の気分になってちょっとウケました。せめて保護者席にはしていただけませんか?いや、無理なら大丈夫ですけど…

後半の不動峰戦からはネットが通常のネット(自動回転し、映像も写せる未来のネット)になり嬉しくなりました。まあ、確かに透明度が低くてかなり向こうの役者は見えづらいのですが…以前のネットを体験したことがないので、こんなもんと言われればそれまで…。
これで新テニやってたら入江の嘘だァーーーーー!!!!!!が全部見えなくてバカウケですね(おい!!!死人が出るぞ!!!)

ただ、伊武戦でそれまで客席に対しほぼ平行だったネットが垂直になり、ずっと左右サイド壁の手前にいたベンチ陣が三角形の後方に立って応援することになったのはマジで納得いきません。

コート2

見えないんですよ、ベンチがあ!!!俺の森たちゅはどこ!?
伊武戦なんだからリョーマと伊武を見ろと言われれば、それは、そう。
そもそもリョーマと伊武を見せたいならその後ろにベンチがいたら、邪魔!!
せめて横にいて…!!ていうか突っ立ってできるベンチワークって幅が狭まる気がする。思わず立つ・座る・じっと見ている…の幅があるほう前半のほうが嬉しいです。私的には。

汎用性のあるくそデカセットによって表現の幅が広がったということもあるし、なんでやねんと思うところもあるし…すごく演劇的なセットなんですけどね…。


構成・演出について

先ほど卒業式に触れましたが、正直卒業式(無印原作の最後、のあとにくっついてる書き下ろし小説パート)の下りを冒頭に持ってくるのは「なに?」でした。というより、今回のために一応原作の不動峰戦を読み返してきたので、あ?テスト範囲じゃないとこから問題出てんじゃん…の感覚に近いかもしれません。

冒頭に未来を持ってくることで生まれる効果って何なのかな?とちょっと考えたんですが、まず今から始まる物語は回想録になるということ。エ!?てことは…もうこの時間軸では聖ルドルフの夏はもう終わってる…ってコト…!?(どこも終わっとる)
つまり、リョーマが来てからの春夏秋冬を経ての春、から振り返っての1年。
もう一つは、リョーマに「悔いが残って仕方ない」と言わしめた不動峰戦後の手塚戦から、卒業式後の手塚戦に帰ってくるよ、という円環。
ぐるっと繋がるものが2つあるということですね。構造的にはものすごく巧みであるわけですが、正直…あんまり好きではないな…。といったところ。

キィーーーン!!って飛行機の音がしたからああっ!!リョーマ様がアメリカから帰ってきた飛行機なんだわ!!!リョーマ様~~!!ご入学おめでとう!!と思ったら卒業してたのでアレ…?もうテニスの王子様終わっちゃいました?みたいな…。

メタ的な考えで言えば、もしかすると3rdシーズンがドリライ2020中止という悲しい形で終わらざるを得なかったこと、悔いが残ってしょーがないオタクへの優しさなのか!?と思ったりもしたのですが、そんなこと始まったばかりの4thには関係ないし3rdの傷は3rdでしか癒えないだろうから…。
まあ、この卒業式スタートの是非は全国立海ラストで決まることでしょう。


テニミュボーイズの登場により佐々部の下りから青学2年のイビリ、校内ランキング戦までが充実したのは本当に本当に良かった!!!
ボーイズの演技は自然で、兼ね役についても不自然なところはなく純粋に青春台、治安わりぃ~~!!というワクワクを楽しむことができました。
そう、私は思えば初期校厨なので、地区大会~都大会までのこの様々な学校が入り乱れているのがものすごく好きなんですよね。世界が広いというか。
電車もある、学校の部活もある、他校との試合もある、ストテニもある、家もある。それら全ての生活のレイヤーの中で中学生は生きてるんだよね…と感じられるというか。

特に2年は本当に可愛くて、ずっとベンチの2年見てました。桃が荒井とキャッキャしてるところ、雅やんが堀尾とキャピキャピしてるところ、見ていて飽きない。

指摘されている「vs不動峰」の時間が短くない?ということについては私はそんなに気になりませんでした。クソ顧問やクソ先輩の暴力の下りをしっかり描いてくれたことで絶対に勝て、不動峰~~~!!の気持ちになったし。

ただ本当に…3時間という公演で佐々部戦から始まり井上・南次郎の試合までやっているので単純に試合の数が多い!!!
結果的に一つ一つの試合の印象が薄まり、あれ?不二パイ試合したっけ…あ、したな…大石は…?したか…一応レギュラー手塚以外みんな試合あった…のか?みたいになってしまった。
試合あった上にソロもあったのに、曲も短いので「ひとくち見せ場」みたいになってしまってもったいない…。
丁寧に描いてくれる嬉しさと印象がぼやける哀しさ、バランスが難しすぎるところではあります。

不安だったピンスポ廃止については全く気になりませんでした!スネイク連発シーンについては壁セットに光が走ることでわかりやすくなっていたかも。
ただ、ピンスポを愛していたオタク達からしたらショックが大きいのかもな…と思うところはあります。変わったという打球音も以前のものにそれほど慣れ親しみがないので普通に爽快感がありました。

ただし、一部のラリーBGMがないのは本当に謎です。無音というのは一般的に緊張感を生み出すものだと思うのですが、「あと1球で決まる!」という決定的な場面でもないのに唐突にシーン…パコンッパコンッパコンッ デン…デン…(ネット)になるので、え?なんかまずいの?いま?と不安になる。ラリーも結構すぐ途切れてしまうな…寂しい…。
熱戦のラリーは長めに尺を取り、BGMでノリノリにさせてほしいぜ…!!!という気持ちになりました。以前はBGMとセットになった打球音に合わせて役者カウントしながら合わせてラリー演技していたとのことなので、演技の幅は広がりラクになったといえばそうなのかも…でも結果が「さみしい」じゃ良くないのでは!?

上の謎ネットオブジェ?三角形の空?については、セットと同じくいいところも…悪いところも…あるね…。といったところ。
最初「川辺…?(乾と海堂の聖地)」と思ったら空を流れる雲の映像だった。もっと雲、モリモリしたほうがいいんじゃないか。
基本的に空を映していることが多いオブジェですが、それほど空が見たいか?といえば…別に…。
ただ、試合中の演出としては効果的でした。特に伊武のスポットでリョーマが麻痺した瞬間のピキン!!という体に走る緊張感が光で表現されているのはすごく良かったです。
SEが付きまくっている問題は…平成初期のアニメってOPにSEついてるよね……と思った。これも言うほど過剰ではないと感じたけども、そんなに注意して聞いていなかったのもありますね。


曲について

賛否両論あるだろうなあ…と強く思った。
私は、1曲目のウォーーウォーーウォーープリンスオブテーーニーーー!!!!!!!!!!を聴いた瞬間、鳥肌が立ちました。私は今、ミュージカルテニスの王子様にようやく来たんだ、初めて来たんだぞ、と思った。

お披露目会でも披露された1曲で、その時からこの曲好き、ダンスもカッコいい!と思っていたので、まさか荒井様達も一緒にテーーニーース♪してくれるなんて…嬉しすぎ!!この曲大好きです。

ただ、そのほかの曲は正直まったくよくわからん、というか本当にあまり思い出せない。いや、歌詞の一部や歌っていた光景は思い出せるのですが、それがどういう場面で何を象徴する歌として出てきたものなのか結びつかない、といったところか。
乾のHe is perfect!(言うほど乾本人を表す言葉ってperfectか?)とか、神尾アキラのリズムDE不動峰音頭(超カッコイイ、たのしい)とか、伊武のぼやきラップ(スポットを狙えのような秘めたる熱さから伊武らしい歌になったな)とか、不動峰のハンギンゼァ…は印象深くて好きですね。

しかし本当に1曲1曲が短い。ああ、この曲好き!と思ったら終わっちゃった…という不完全燃焼。特に1年・2年トリオのごきげんキャバレーや神尾アキラの不動峰リズム音頭はもっと聞かせてくれてもいいのでは!?ダンスもテクニカルで楽しいことをやっているので、キツいかもしれんがもっと見せてくれ!!という欲望が溢れてしまう…!!!

書き忘れてた!ラーーーブ!フィフティーン!サーティ!フォーティ!はめちゃよかった。テニスのかぞえうた(みんなのうた)じゃんて思った。熱いし。ノリノリでイケイケ。

バラード連発しすぎ問題は、それはそう…。大石の恋風は…なに!?!
歌うますぎるのでウケましたが……なんか、青学レギュラー陣ってどんなにリョーマが天才プレーヤーだったとしても「まあヒヨッコには負けないよ俺らは」という自信に満ち溢れていてほしいな…という気持ちがあって、ウットリしてる場合かよ!?と思ってしまった…。大石がリョーマに一目ぼれしたということであればわかります。(わかりません)
荒井様とリョーマがグラウンド20周してる前でレギュラー陣がしっとり歌い上げるのも謎過ぎておい!後輩が走ってんねんぞ!!と思った。いい曲だけど、場面に気持ちがそぐわないということが多すぎて非常にもったいない。

カテコ曲の「Clap Your Hands」は本当に本当に本当に本当に本当に本当に最高です!!!
私は自己紹介→大声コールの鉄板であるAKBの「チームB推し」が大好きで好きなジャンルでは必ずチームB推しの口上を考えるという癖があるのですが、まさか公式がやってくれるなんてね。ありがとう。各学校の曲をアレンジしている感じなので、今後も続くのであればルドルフなんかどうなるのか非常~~に楽しみです。


キャストについて

すごかった!!!!!全員が演技が非常~に達者で、歌も上手く、ダンスもうまく…見ていてキャストに関して引っかかるところは一切なかった。

私は生で見る青学がこの11代目になるので、11代目を親と思ってついていきます。
リョーマは新テニからの継続ですが、新テニの時よりグッと好きになりました。生意気すぎる、本当に1度負けておいた方がいい。
手塚はキャスト本人のボケ具合がすごくマッチしてますね。当然歌はうまいです。歌がうますぎて不二パイのコーラスに回れていない、かき消しかけている。
黄金ペアはかわいい。菊丸がすごいアニメみたいで、ピカピカしてますね。大石は洗い立ての今治タオルのようなソフトさ。ちょっとキンプリのミナトさんを感じます。
乾は噂通り超カッコイイ!!!ぬっとしたヘンテコさがすごく自然です。芋ジャーが似合うね。
海堂も桃ちゃんも2年に上がりたてって感じがすごくたまらなくて…特に桃ちゃんは初期ずっとリョーマに一番近い先輩ですからこんな先輩いたら嬉しいよなあ、という憧れの気持ちで見てしまった。
不二パイは顔が可愛すぎて観月をちゃんと処刑できるのか心配です。越前…、って眼帯付けるところの声が甲斐田さんすぎてビビった。
タカさんもすごくいい!!!普段の優しいおとなしい声からバーニングしたときのギャップがはっきり出てて好きです。
すごく好きな青学ですね。

不動峰もチームとしてバランスがすごくいいな、不動峰っていいチームなんだな、とじんわり感じさせてくれました。ガクバナさん、背中広すぎる。こんなの付いていきたくなっちゃうよなあ。二翼を知っている橘さん…。
森くんはかわいい!!ずっとニコニコしてて、目で追ってしまう。かと思うと一転ダンサブルで、同じくダンスがうますぎる内村とどっちを見ればいいの~~~!?となってしまうね。内村くん、乱闘シーンで左手に向かって力いっぱい殴りに全力疾走してるのでウケてしまう。
桜井も鉄も良かった。こいつら、ビジュアル的にはコワモテなのに不動峰の積極的に殴り込む組ではないんですよね…(笑)ちょっとしたワイワイシーンで見せる優しい表情が印象的。
神尾はかわいい。いや神尾は昔からずっとかわいいけど…。4th神尾の調子に載ってる感じとスポーツ少年のバランスの塩梅が非常に好きですね。笑顔がカラッとしてるけどちょっとナメてるというか。試合後はサッパリしてるし。
伊武は…伊武!??!?!?!?!?伊武が最初喋った時みんなビビりませんでした?伊武じゃん…て…。不動峰テニチャで川原さん・森山さんから「俺たちの模倣である必要はない」という話が出ましたが、無理して似せてる感もない、あるがままの伊武のような…恐ろしい……。

井上さんは相当良かったですね。ブロマイド買っちゃったもん。
私今回の公演で一番感動したの、井上さんが客席に向かって「サムライ南次郎…間違いない、この人だーーーーーーーーーッ!!!!!!!」って絶叫した場面です。
学生時代バリバリテニスやってて、今も記者という形でテニスに携わって、会社のテニス部にも所属してる。いわゆる「学生の時は部活でテニス部でした~」って人より数倍テニスが好きなんですよね、たぶん井上さんは…。
能動的に人生でずっとテニスとかかわろうとしている。
そんな井上さんが、仕事の中で偶然か運命か、今まさに憧れのサムライ南次郎と打ち合っている。そんな興奮と感動の一瞬があの絶叫から溢れてきてこれが演技なんだ、これが舞台なんだ…と痺れました。 
井上さんは少年の、テニスの明るい未来のために中学テニスを取材しているわけですが…井上さんはまだ青春の途中なんだなと思ったり。

もっと言えば、「テニミュ」って若手俳優が出演するから俳優自身の青春の1ページになるわけですけど、ばんちょはそのテニミュという青春を橘さんとして過ごし、そして今井上さんとして帰ってきてくれた。ばんちょ自身が青春の延長戦をやりにきてくれたんだなあ…とじんわり…1日夜公演の最後に橘さんの胸をドン!して二人でパッショーーン!してくれました。

ちょっと批判的になってしまいますが、黄金曲で青春の途中♪みたいな歌詞があった?かな?と思うんですが、黄金ペアって「俺たち青春だよね大石~✌」「そうだな!英二!😊」って思ってるというか認識しては…いないよね…!?
二人が息ぴったりに縦横無尽にコートを駆け回る姿を俯瞰している我々の心に浮かぶものが青春なのであって、井上さんのように大人でも、言葉にしなくても青春というアトモスフィアは迸るものだと思います。
いや、どうなのかな…青春学園という名前の学校に通う奴らに青春を認識するな!というほうが間違いなのかな…?

南次郎はテニスの妖精のようだった。(え?)いや、ヘンテコな親父感が存分に発揮されてて、すごく良かったです。

昼のテニミュボーイズがあまりにも良かったので夜はほぼベンチ見てたのですが、本当に細かい演技をずっとしてくれてるし、行くよ…大好き!(Ah,ah...)になってしまいました。新テニの時よりはるかにボーイズの果たす役目は重くなっていますし、顔もしっかり見せてくれるわけですから、荒井様と雅やんのブロマイドを売ってくれないなんて許せない!!!!!!!!!!!😿😿😿😿😿😿😿😿玉林もヨカッタなあ…。あのお通し感覚の立海はちょっとオモロかったけど。

メルパルク外周50周を言い渡してきた手塚と、俺たちの代わりにリズムに乗ってダッシュしてくださった神尾さん。


総評

楽しかった。すごく楽しかったし、昼だけ見て帰るつもりだったけど夜も当日券買って見ちゃったくらいにはもう1回見たいなという気持ちになった。完成度もすごく高い。6800円でこのキャストを、3時間も見てもいいの!?というお得感もすごい。間違いなく楽しい舞台です。

しかし、「?」というところが結構あって…
観劇しながら私が今楽しいと感じているのは、この舞台が面白いからなの?それとも「テニスの王子様」が面白いからなの?と冷静に考えてしまった。
だってテニスの王子様という作品はそもそもが面白いのだから、目の前でテニスの王子様のキャラクターが動いて、ストーリーをなぞっていればそりゃあ面白いはずなんですよね。


今回は楽曲一新ということで、私のweb拍手にも不安や愚痴がいっぱい届きましたが……私とて、THIS IS THE PRINCE OF TENNISのような歴代の名曲を聴きたくなかったといえばウソになります。だって1st~3rdの過去作を見て、テニミュ行ってみたいなと思って、ようやく4thで初鑑賞となったのだから。
でももう私が聴くことはないのだ、という諦めをキッチリ付けてから鑑賞できたのでよかったかな……。本当に悲しいけど、最初から無いものについて無い!!って言うことも無為…みたいな…。

「今回初めてテニミュを見る人にはオススメ!!」とのことですが、それは間違いない!!!2021年、ついにあの伝説の大人気作品が初のミュージカル化決定!というような迫力がある!
しかし、私は…初心者でもない、歴戦のテニモンでもない、素人童貞のようなオタクは心が結構宙ぶらりんなかんじ。

賛否両論についても私のweb拍手に色々届きました(私のweb拍手は王様はロバの耳の穴だからです。)が、私は賛否どちらにも頷けるな…というところ。
18年続いてきたシリーズの曲や演出を一新することは、リスキーな賭けです。反発や、振り落されるファンが出てくることは確実。それでも18年目にして、ここからテニスの王子様を始めるぞ!!という意気込みには感動しますし、守りの姿勢に入らないこと、新しい道を模索することは何より「テニスの王子様」というか、許斐マインドですよね。

だからこそ、文句を言っているファンに対して、革新を委縮させるな、良いところを見てほしい!という気持ちもわかります。しかしながら、振り落されたファンだって別に振り落されに、落胆しに行ったわけではないのですから…。
オタクというのは得てして基本的に自分が許容できたもの、好きなものを批判された時に、許容できなかった者に対し「なぜ許容できないの?」と思ってしまいがち(自戒を込めて)ですが、自分が好きだったはずのものを好きと感じられないショックは大きいものです。
受け入れられた人は4thテニミュの誕生を祝福してあげてください。

考えてみれば、過去のテニミュの円盤を見ていても「う~ん…この公演はケチをつけるところが1個もありませんなあ!!!」ということはなかったし。もしかしたら現地で見ていたら違った感想になったのかもしれませんが、それが私が大好きな聖ルド公演であったとしても微妙だなというところはごまかさず微妙だと思っていたい。玉石混交、切磋琢磨…。

私は満足したところも、不満だったところもひっくるめて、ああ、楽しかったなテニミュ……と思えました。フューチャリング制度があるのなら、あの不動峰のアドリブパートがあるのなら絶対に面白い。
いずれ見えてくるであろう、新たな聖ルドルフの誕生にドキドキし始めたところです。
俺たちの4thは……まだ始まったばかりだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



荒井様のブロマイドを売れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
井上さんと森たちゅと伊武を買いました。

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