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4thルド吹を思案し続ける・1幕編

ルド吹が…東京公演3公演と大阪公演6公演が…中止になってしまった……
え、つ、辛すぎる……。

前回の初見感想記事では「なんか、45」と傲慢に評し、Twitterではああでもないこうでもない、なんであれがこうなんだ…!?と頭を捻り続けていた私だが、
結局のところ初めて劇場で見た時から「ミュージカルテニスの王子様 4thシーズン 青学vs聖ルドルフ・山吹公演」のことが頭から離れた日はなかった。

正直、一度見ただけでは、私がこの舞台に対して抱いた感情を自分自身で噛み砕き切れないと感じたのもある。
当日引換券を増やして、様々な位置で見て家に帰っては配信を繰り返し再生してまたああでもないこうでもない、もしかしたらこうなのかも…と考えを巡らせる日々だった。
本当に自分でももうやめろと思ったほどである。(夢の中でも亜久津のあのセリフは…とか考えてた)
俺たちの心は100パーセン!! テニスが占めてる♪ だ。

今の私の感情は多分
4thルド吹公演のことが大好き!なんか感覚合わないけど
というのが一番近いかもしれない。
テニプリの都大会編一緒に読も〜!て言われてやったー!て隣に座ってたらめちゃくちゃじっくり読むページと読み飛ばすページと抱く感想が自分と違ってびっくりした、みたいな…。
でも不動峰公演マチソワした時は正直校内ランキング戦でだいぶ意識が持っていかれそうになってたのだが、今回は何度も何度も何度も見てても飽きることはない。
やっぱり面白いのだ、ルド吹公演。

なんでなんだろう…?と思う気持ちとあ〜楽しい!という気持ちが同時に存在していて、自分でも面白いくらいだ。
もしかしたらそれは不動峰公演感想で述べたように「そもそもテニスの王子様を読んでいたら“面白い”んだから、舞台が“面白い”のかはわからない」ということなのかもしれないが。
でも多分関東氷帝の頃には私は東京にはいないし、一番好きな都大会編が今まさにリアルタイムでミュージカルになっているのは今この時だけだから、ルド吹公演を見ながら湧き起こる感情全てを味わい尽くしたいと思っている。 

ずっとずっと考えていたい、ルド吹のこと。
きっと一生の思い出になると思います、この夏が。

だからルド吹……俺たちは無病息災でお前の帰りを待つ!

ということで、せっかくなので現時点でのルド吹公演を見ながら考えたあれこれについてまとめておきたいと思う。

鑑賞後、フォロワーに「感想良ければ教えてください」募集したところ何と120通くらい貰った。俺ってネルケ?(俺ってラッキー?)
私がネガティブに捉えていたところを「そういう見方もあるな」と前向きにさせてくれたものが多く、とてもありがたかった。
各シーンごとにパラパラ感じたことをまとめていく。
私は「過去シーズンとは基本的に(あれがない、これがないなど)比較しない」というルールで鑑賞するようにしていたので、ご留意いただければと思う。

めちゃくちゃ色々考えてることをそのまま書いてるので、ご不快な方はごめんしてね…



高架下〜M1

まさかのお通し感覚の高架下にはちょっと意表を突かれました。
私自身は不動峰公演のラストでしっかり高架下をやらなかったということで、
「確かに原作では不動峰〜都大会の時点で高架下の試合について詳しく描写していないから、関東氷帝で柱曲をやってくるのではないか?」と予想していたので、シーンがあること自体にオッ!?となった。

ここの三角坂・ネットの使い方はちょっと疑問です。坂の上から手塚がリョーマを狙撃しているような気になる。
ただ、高い位置からスマッシュを決めてくる=手塚の圧倒的な実力を表現しているとも言える。
つまり、4thのテニス描写は「実際にそこでテニスの試合が起きている」ということを見せるよりも「テニスの試合におけるパワーバランスや精神状態」を表現することに重きを置いていると捉えるととても効果的な表現だと思います。
前も言ったけどこのセット、演劇的で好きではあるんだよな。

M1、不動峰公演の時から大好きなんですよね〜!
単純にメロディがすごく好き。ただなんか歌詞が「作品を俯瞰で見過ぎでは?」みたいな印象があったので、テニモではサービスナンバーたちに紛れ込ませて聴いていた。
不動峰公演から続投ということで、「あ、じゃあこの曲は4thのオープニングテーマなんだな、これはアニメ的なオープニング映像なんだな!」ということでスルッと腑に落ちました。
そう思うとキャラが総出で所狭しと踊ることも納得です。ウォーウォーウォー プリンスオブテニーースで脚をダンダンダンダン!やるところがめちゃくちゃカッコいい。
テニース♪が学校ごとの固有モーションということが発覚してこれもカッコいい!

まあ前回に引き続き花火のことはよくわからんけど …あれは「全国優勝のおめでたさ」を表すものということでいいのか…?

ただ気になるのはもう、舞台の「絵」です。
裕太がこのM1のあとすぐシームレスでルドルフに勧誘されたシーンに入るため、最初に出てきた時から曲終わりまでずっと青学制服。
せっかくのかっこいい全体でのダンスなのに、ルドルフ全員で並んでいてもガッツリ浮いてしまう。
あまりにも忙しすぎて気づいていなかったのですが、
千石とリョーマに至ってはこの後のシーンのために曲中で制服に着替えている!
すごすぎるぜ…。
「ジャーーーン…」でみんなカッコイイポーズを決めている、
その一枚の絵が…前後のシーン都合でなんかバラバラしたものになっている……。
これはもう公演時間などの都合で仕方ないのかもしれませんが、単純にちょっと寂しいですね。これはもう好みですが。

ところで「君のライジングショット、すごいねぇ…❤️」はテニスクラブでの出来事だから制服ではないし不二パイも立ち会ってはいないはずなので、
あれは「聖ルドルフの観月とかいう奴が裕太を青学から連れて行ってしまった」という不二の思いが見せる悪夢というかイメージなのでしょうか…?

リョーマが窓でブンブンスイングしてるのは…何?
私はほこりをラケットで…飛ばして…いる…?と思ったのですが、その後すぐ千石清純(ちせききよじゅん)が撃たれるので今ひとつピンときてません。
というか、ここで紐付きボールでもなしにいきなり千石を狙撃してしまっては亜久津とやってることが変わらないぞ、越前。

M2〜ゾーン練習

最初は「ええ!?!最初が神尾くんの歌!?!」とビックリしててマジで何も歌詞が聞き取れなかったのですが、よく聞いてると桃城と海堂がライバルで張り合ってる、という関係性をD2戦に先駆けて強調してる歌なんですね。
それが効果的なのかどうかはわかりませんが、とにかく神尾くんは可愛いです。

私はここで池田の雅やんがカッコよくひったくりを転ばせるところでキャーッ❤️❤️となったのですが、
「後輩からのカツアゲとひったくりはやっちゃダメっすよー!」で「池田………何を言ってるんだ?」と心が“無”になってしまいました。
「コラコラコラーーッ‼️😂👆カツアゲやってたのはお前だろがーーい‼️」というツッコミ待ちのギャグなのか?わかりませんが、毎回“無”になります。

ストリートテニス場についてはそもそも杏ちゃんがいないのにやってもね…とは思ったんですが、後々強敵として立ちはだかる氷帝を繰り返し強調するという点ではとてもわかりやすくて良いと思います。ここで描写しておくことで氷帝vs不動峰で「俺のことを歯牙にも掛けなかった氷帝を倒してやったぜ!」という神尾くんの弾む気持ちも伝わってくるし。

ゾーン練習をきっちり描写してくるのには驚きましたが、大会と地続きになっている日常を描くことで「青学はメイン校」「チーム」感が強まり他校との差別化が図れるため練習パートを入れてくるのは良い試みだと思います。
でも あの   青学曲……
入り方が変じゃないですか???

バーーーニーーーン!!バァァァン!!!(サイレントで喜んでるタカさん)
綺麗なメロディが始まる

なんだこの始まり方…!?て毎回そわそわしてしまう。
4th楽曲って何というか「一番最初の音があまりにも綺麗すぎて馴染まない」ことが時々起こるので何っ!?てなっちゃうのかも。
でも曲としてはすごく好きです。綺麗だし爽やかだし。
しかしながら歌詞が「ネガティブな表現→を否定する」というパターンが多く…。
元々私は歌詞を聞き取ったりするのが得意じゃないので、ネガティブな単語が頭に引っかかってしまう。
不動峰公演の時から改善された?のか、「壁はあるものの後ろにライトしかない状態のプレーンな空間」が使われることが増えたため解放感はグッと出てきました。嬉しい!

都大会開幕〜不動峰曲

このベーンベケベンベン♪て音に合わせて出てくるの不動峰でもやってたよねーーかっこいーーー!!!!このいろんな学校が参加してるっていう雰囲気はすごく好きです。
大会始まったぞーー!トーナメントにいっぱいいろんな奴がいるぞー!!て感じでワクワクするよね!

ええ!?!?!!   24/365!?!?!
過去曲ありなの!?  正直「24/365嬉しすぎる😭カッケェー!!最高!ありがとう!!」という気持ちと「いやこれ聞かされちゃったらやっぱ昔の曲好きだなーて思っちゃうが…」という気持ちが同時発生して頭がグネグネしてしまった。

それにしてもラケットのないダンスってカッコいいけどなんかすごく不思議な気持ちになる。なんで持ってないんだろう。やっぱりぶつかるからなんでしょうか?
「テニスの試合にかけた俺の24時間…」というフレーズのかっこよさに対して今全然ラケット持ってないやんあんたら…という事実がケンカしてしまってちょっと気持ちが逸れます。

フォーメーションがめちゃくちゃ複雑で、4thのダンスって本当に難しいしテクニカルなことをやってるなぁ!!と感動します。カッコイイ。
私なら入場するルドルフと山吹がクロスするところの時点で衝突して転倒すると思います。

ようこそ〜

Q.ゴリラ    いる?
A.
いらんけどいる
これが私の今の正直な気持ちです。
私は初見時「こんなことやってる暇があったら柳沢の削ったセリフを一刻も早く差し込み直せ」と激怒していたのですが、見れば見るほど堀尾役のりょうたくんと辰巴大東の小柳さんの掛け合い演技の“間”のうまさに舌を巻くようになっていました。
それに加えて今牧くんのあの生意気で憎めないカッコいい同級生っぷり……。
わかるよ。私リョーマが同級生と絡んでるところを見るのめちゃくちゃ好きなんだよ正直。かわいいもん。
歌詞もわかりやすくてバシッと頭に入ってきて楽しい、おかいつコンサートみたい❤️🍌
でもこんなことやってる場合かよ と思ってしまう  心が二つある〜!!!!
トリオのスキルが高いので、トリオに見せ場はありつつも専用曲がないことは純粋に残念です。

手塚を讃える歌?は…何なんだろうな…。
コートに入るなお前ら!!!無礼だろ!!!手塚国光さんの作中初公式戦だぞ。
一般通過手塚マウント不二周助。
単純に手塚の強さが散らかって見えてしまう気がします。
まあこの「試合中にみんながコートの中にずんずん入ってきてなんか色々してる」という演出そんなに好きじゃ…ない…(コートでは誰でも誰も一人きりやろが!と思うので)んですが、
これは逆に言えば4thが試合そのものより試合(そしてその周辺)の雰囲気を強調して描きたいということなのかも?と思います。
それは表現の割り切り方として正しい!!このまま突き進め。お前なりの試合表現…お前なりの氷帝コール…。

観月が秋山三中をダシにしてデータ収集してたくだり最悪で大好きなので入れてくれてありがたかったです。三井くんは本当に「声色の使い方」が丁寧でうまいッ…!ですね。
4thの赤澤は観月の性根の悪さというか、ある程度ダーティーな部分もあると分かった上で受け入れて並んでる感じが強くていい。でも観月は赤澤が思っているよりもさらに一歩引いてルドルフを見ているという印象。

乾が観月の勝ちスコア予想聞いた時に「すごいなそこまでわかるとは…一体…」みたいなことを口の中でブツブツ言ってて、めちゃくちゃ「乾」で良かった。
一期くん乾の「あるがままのデータ狂」感すごくいいですよね。理想の乾貞治。

不動峰戦の曲……カッコいい〜〜!!!!!
え、なぜ前回これじゃなかったの…7人で歌ってよーー!!
ハンギンゼァも悪くないのですが、今回の曲って神尾も伊武もキャラクターの個性がちゃんと盛り込まれてて「自己紹介」ぽくないですか?嬉しいな〜。
不動峰ファンから「逆にルド吹公演が不動峰に優しすぎて動揺しています」という感想を頂戴したのも頷ける。
GAKUバナさんは新テニ→不動峰ときてここでさらに頼もしさが増しましたね。ついていきたくなっちゃう……伊武は相変わらず仕上がってますが、特に「同じ振り付けだけど、2人とはテンションが違う」ということがわかりやすくて感動しますね。


ルドルフ校歌〜D1D2戦

え!?なに……   良いやん………なんだこれ

いや正直比較しないとは言ったものの「選ばれしエリート集団」「テニスの精鋭部隊」が好きすぎて…もしかしたら方向性を変えてくることもあるかも…と思っていたのですがチェンバロの音が聞こえてきた瞬間コーレコレコレコレェ!!!!!になってしまった。
え?羽降ってきた ワロタ  グラデ便箋すぎんだろぃ…!

フォーメーションが常に変わりながら、その間を観月がくるくる移動するのが美しすぎる。「ざわめきの中」のラケットグルッ!ザバッ!とした動きが好きすぎて何度も巻き返して見てしまう。久保だーね、歌うますぎる……。

ちょっと歌詞は謎すぎるというところがあるんですが…。
冒険者…挑戦者…?主語が結構行ったり来たりするので何の話だ…?という気持ちになる。
テニスに対してウエメセなのか謙虚なのか、わからない…!

でも「赦してやろう ルドルフの名の下に」というパンチの効いたフレーズが生まれただけでもう1000000000点です!!!(オタク特有のガバガバ採点)
渡辺・C・美津子、ルドルフって誰!?
赤澤もいきなり回転するし金田とノムタクのダンスはキレキレだし最高。

「この俺をあえてダブルスに使うとはね。」のセリフで原作ではバインダーをトン、と指しているのですが、初日〜の間しばらくはバインダーを観月に向けるだけでした。
私の友人にはずっとこの「バインダートン」に執着している人がおり、「𠮷朗、バインダートンしなかったな…」と落胆していたのですが……
何と7/9あたりからバインダートンが実装されました。
公演中にそんなアプデが起こるんだ。舞台って今生きて、進化してるんだなと思ってめちゃくちゃ感動した。
そしてこのバインダートンについては「どんな些細なセリフ、描写であろうとそこに強い思いを抱いているファンが確実に存在している」テニプリという作品の巨大さ、そしてメディアミックスの困難さを端的に表しているとも言えます。
つまり削ればその瞬間確実に「無い!」と気づかれてしまうということ。
想像するだけで辛く険しい道すぎる。

聖ルドルフ戦で一番描写が難しいであろうD1D2戦の同時進行については、このセットが最大限底力を発揮していると言えるのでは無いでしょうか。
観月や手塚の位置で客席の視点、カメラ位置が変わったことがわかりやすい。
私が「ベンチに人間がおりすぎるんじゃ!!!!」と不満だった点も、秋山三中の皆さんなどの背中/正面が多ければ多いほどあっち向き・こっち向きがわかりやすくなるという点でポジティブに受け止められます。

二宮金田くんが赤澤に声をかけようとしてるのに視界に入ってないとか、ラケットを小脇に挟んで両手で握手するとか細かな芝居が全て・マジで・いいですね。
本当に……初舞台!?

それにしてもルドルフベンチ側に他校の人間おりすぎ!については「でもベンチにノムタクと観月しかいなくて会話も弾まないから、寂しさ対策かも…」と思うようになってきました…が…裕太ベンチに全然いねえ〜〜  なんで!?寂しっ!
ずっとアップ行ってんの!?

まあこれは単純に私が聖ルドルフが好きで、キャラクターを……1秒でも長く見たいんだが…という欲望から来てるだけですが……。
むしろ「兄貴という目標に目が眩んでいて、まだチームそのものに目がいってない狂犬時代の裕太」なのでそんなに先輩らとキャイキャイするわけでもない、ということかもしれません。これはこれで…良い❣️😁❣️

海堂のソロはなんか振り付けが可愛いですね。

「隣の奴にも 胸の内 知られたく無いって…言うのによ゛ぉ゛!!」ってちょっと歌詞がなんかドキドキする。胸の内知られたくねぇ💢って思ってんだ…。
それにしても海堂のがなり気味の歌声めちゃくちゃ良いですよね。

そのままD1戦に切り替わりますが、何だろうこの没入感の無さ…。
私は原作全て通しても一番ルドルフD1戦が好きなのですが、なんでだろう。
ずっと周りの人が「英二疲れてるね」「ブレ球だね」って喋ってるだけで、実際に今コートの中にいる黄金ペアたちが実際疲れてるのかよくわからない。
まあ単純に緩急がないと言うか、試合が忙しなく進行していくので見せたいところでグッと止めて見せる!ということがあまりないからかも…。

赤澤、怖くねーーー!? めっちゃ怒るじゃん 怒んないでよ
「金田邪魔だぁ!!💢」は舞台オリジナルセリフなのですが、何度も怒るのでマジで怖い。
奥村さん頭に血が昇ってる人間の演技うますぎるよ、こんな先輩に声かけられる金田…勇敢な男だよ〜金田くんは…♪
ぬあああああーーーーっ!!!!!の後に不二先輩が「赤澤君も試合慣れしてるからね、熱気を放出して…」てフォローを入れてくれないのでいきなり絶叫したヤバいやつに見えてちょっと面白いです。

「あ゛!?」→「オーストラリアン゛…!?」のめっちゃキレてるところから金田くんの話に耳を傾け始めた感じのニュアンスもいい、ベンチでリアクションしてる観月もノムタクもいい。
ただ金田くんがあの黄金ペアのオーストラリアンフォーメーションの穴を見つけた!というの驚きが全く感じられないので……やはり試合のテンポが早すぎる気がします。

私はこの試合、黄金ペアの魅力もものすごく発揮されている試合だと思っているのですが…かなり物足りない。
菊丸の体力を奪われたために黄金ペアの基本のアクロバットテニス/フォローの形が崩された→秘密のフォーメーションも崩された→大石が菊丸の復活を信じて1人で凌ぐ→菊丸復活、MAXでぶつかり合う…という起承転結が薄味で…。
ここをしっかり描くことで今後の「常勝ダブルスと呼ばれた黄金ペアが格下相手に敗北を経験し、変化・成長していく」魅力にも繋がると思うので残念です。

ルドルフD1D2曲は単純にありがとうって呟いた(涙そうそう)んですが、
歌詞が好きで、そして歌詞が納得できない。
「俺たちはただ強さを横目に 戦うつもりはない」ってなに…!?どういうこと?
テニスの王子様たちの中で強さを横目に(=無視して)戦ってる奴、おるんか!?
とりわけ赤澤なんて聖ルドルフの中でも真っ当に「強い」とされてる全国区の男なので、どした赤澤?話聞こか?となってしまった。
金田くんが「少しくらい強いと 信じて俺のこと」って言うのは LOVE❤️はえぬき色❤️です。情緒が忙しいな、オタク。


D2の歌詞も淳くんが「優劣のある世界に生まれて〜」て言うのカッコよすぎ…ポワワ…❤️💙てなるんですけど、いかんせん「なんか……今する話にしては曖昧な話だな…」という印象が拭えません。
試合の歌というか、D1D2戦のルドルフテーマソングって感じですよね…

※追記

私は「俺たちはただ強さを横目に戦うつもりはない」の「強さ」は補強組のことを指していると解釈していました…!「俺たち」=生え抜きだとすると、補強組を指を咥えて見ている俺たちじゃないぜ、意地を見せる時だぜ、的な意味に取れると思います。が、この解釈だと部長が自分と他者を比べて自分を下げるような表現を使っていることになってしまうので、毎回「なんか変ですね…」と思いながら聴いています。
拍手より
ああーーーー!!!強さ=補〝強〟組ってことか…!? なるほど…!?
純粋に強さだけで現れた補強組に対し「慣れた声やプレー」という生え抜きの強みを持ち出す的なことか…。わかる…よう…な…わかったような気もする……。!ありがとうございます!

この曲を散々聞き返してて思ったのですが、4thルド吹の曲に感じてることって
イメージアルバム・テニスの王子様都大会編」みたいだな…ということ。
(若者に通じるだろうか、作品のイメージアルバムというものが…。)
ずばりキャラソンと言うわけでもなく、状況に全く無関係というわけでもなく……。
だから曲はすっごい好き!❤️だけど今その話!?😲みたいな感情のズレが起こって頭がバグってしまうのかもしれません。

大石は相変わらず歌がうまいな…。「お前の痛みは俺のショットで消してやる」、カッコよすぎ。やっぱり大石はヒーラーだったんだ!!そしょ丸先輩が覇気MAXの格闘家のような感じなので良いパーティが組めてますね。

手塚「抗え……なに?
ここのD1D2が同時にコートにダブってる描写、非常に演劇的で面白いな!カッコいい!と思うしそれはそれとして画面がやかましいと思うし、手塚は何?とも思うしで感情が忙しいです。
手塚、自分の試合の時はゆだいこ!しか言わないのに人の試合では突然雄弁になるじゃん。なんか学プリの跡部様みたいだね。
まあ製作側としては山田手塚の美声を使わないわけにはいかないので、仕方ないと思います。

このD2戦で「ウォンバイ、聖ルドルフ!」が挟まるのですがこの描写、最高ォー!!!!! これって原作通りなんですよね。
桃城海堂があっちの試合が終わった!てことはもちろん黄金ペアが勝ったはず!て思ったら勝ったのは聖ルドルフだった。士気を削がれた…ていう観月の戦略が一応うまくいってるのが伝わってきてめちゃくちゃ良い!!
ルドD2って赤澤金田が勝ったってわかったらラケットコン!ウェーイ!するんだ、可愛すぎる…という新鮮な感動もあった。
このセットで演出だからこその描写って感じでここはすごく好きです。

ただ手塚がなんか壮大なことを言ってるのでよくわからなくなりますが…
静かにしてあ、いや、歌上手いから歌ってほしいんだけど今じゃなくてェ……みたいな…。

取ってくんろ゛ぉ‼️‼️‼️‼️‼️‼️(50000000デシベル)
そしょ丸先輩の爆音が愛しすぎて今から卒業のことを考えるとナーバスになってしまいますね。

お掃除観月くんを入れてくれたの本当にありがとうございます。
「エキサイティングなプレー」という観月の言語センスが好きなので。
乾の「別にないケド。」も100点満点の「ケド」です。

それにしてもなんでルドD2のセリフはこんなに削られてるんだろうか…。
「だけどこういう試合大好きだーね!」「楽しいや」はさすがに残しても良くないか…!?

インスタの後ろ姿ショット公開でもタグに使われていたくらいなので、淳というキャラクターを象徴するセリフだという認識はあるはずです。でも、無い…。

私はルドルフD2というペアは「観月の指示通り動く」ということと「試合を自分たちなりに楽しんで、その上で勝つ」ということ、両方やってるところがなんとも中学生らしくて大好きなんですよね。
観月を無視して好き勝手するわけでもないけど、自分たちの気持ちに背くわけでも無い。欲張りで自由でとても魅力的。だからこそこのセリフはどうしても削らないでほしかった…。

それにしても、ベンチの観月にどんどんストレスが蓄積されているのがわかりやすくて良いですね。三井くんをもっと…見てい……たい…❤️

S3裕太戦

二代目ノムタクはうーん……厳しめに評価しても…5億点❤️です。
ちょっと暗いルドルフベンチに咲く、一輪のたんぽぽのようだね。みんなにもよく絡むし。

まあでも…ちょっと裕太のことを弟くん呼びしすぎなので、普通に気になりますね。かわいそうじゃん…て。
ルドルフのメンバーからもノムタクが「弟くん!」て呼ぶ度に「こら野村!!!!」「裕太は気にしてんだぞ!!」て怒られてるので、一応タブーとされてはいるようですが…。
ただ先に申し上げたように裕太が現時点ではレギュラーメンバーとあまり打ち解けきってないのだとしたら、ノムタクが全く空気を読まず元気に絡み続けていることは裕太にとってはいいことなのかもしれない。
そもそも「観月さん」「赤澤部長」「爪が甘いんすよあの2人は…💢」みたいな関係性の中で「ノムタク先輩」ってかなり(ナメくさっとんかもしれませんが)親しんでるやん…❤️と思ってたので。

「行けー!弟くーん!」は「裕太ー!」にしてもいいんじゃないかな…。

それにしても、月斗くんさん裕太のライジングとツイストスピンショットのフォームの完成度すごくないですか!?!
「漫画でも読んでたしアニメでも見たけど、実際に見るとこうなんだ!」ってめちゃくちゃテンション上がっちゃった。こういうのが舞台の醍醐味って感じますね。裕太ソロの「これが俺だ 全て俺だ」は便利なのでこれからツイートで無限に使おうと思います。

「比較されたくなかったんだろう。天才と言われる兄貴と…」を台詞だけで済ませたのは…な、なんで?
こここそ過去回想的にしっかりやってくれるかと思ってたので…裕太が本当にそう感じていたかどうかは、裕太の視点で語らせてやってほしい。

途中でリフレイン的に観月にスカウトされたときのセリフが音声で聞こえてきますが、これはしっかり聴かせてほしかったですね。
裕太という1人の人間に起こった大きな転機なので…。

舞台の頭にわざわざ持ってきた「いい素質を持ってるのにぃ❤️」がここで繰り返されてますが、よく考えたら舞台冒頭で見た時とは違うんですよね、回想されてるものが…。
あれは観月が声をかけてきたイメージ的なシーン、音声で回想されているのはテニスクラブで、観月が淳と柳沢を引き連れて声をかけてきたという正史(っつーのも変だが)。
正直…わかりづらいよ!一発でスカウトシーン描いた方がわかりやすいのでは……。


しかし、高架下があっさりだったので「もっと強い左とやったことあるよ」がいまいち響かないのは残念。
裕太vsリョーマ戦って、手塚にコテンパンにされて「身内(南次郎)以外にも強い奴がいるんだ!」ということに気づいたリョーマが、今まさに「身内(不二)にしか目が向いてない」裕太の視界を拓けさせ、ぶつかり合う…という流れの連なりに熱さがあると思ってるので、そこがボケてしまったのは残念です。

で、あの…裕太に向けての不二と観月の曲なんですけど……
すごく私の中でどう捉えていいのかずっと悩んでて…。

まず、メロディは好きです。そして歌詞もいい。
不二パイの「裕太がありのまま、強い奴と出会って成長して行ってほしい」という見守る愛情と、観月の「裕太が望むなら、その道を整え、高みへと連れていきたい」という導く愛情。すごく対照的でいい歌詞。

でもそれって今する話か!?
私は不二と観月が裕太を挟んでわーわーしてるキャットファイト構図が三度の飯より大好きなのですが、別に都大会中に、しかも裕太とリョーマが真正面からぶつかり合い始めた瞬間に…そのエッセンスを感じたいとは…思わない…!

もしかしたら私が不二パイと観月のしょーもなキャットファイトという構図が好きなあまりに、「舞台にその観点を持ち込んではいけない」という制御心からくる反動でここまで混乱しているのかもしれません。

「観月の歌詞は、裕太が自分の指示に背いてしまったことによる動揺で、今ならまだ戻れる、まだ軌道修正して勝たせてやれるという甘言なのでは?」という意見をいただいたのですが、それにしてはマジで観月の表情がめちゃくちゃ追い詰められてるんですよね…。
「僕が道作る!」で必死に訴えかける観月を見てると、従順な駒だと思っていた裕太が自分の手を離れた悲痛さが伝わってきて心苦しくなります。……が…
この時の観月の気持ちって、そうか…?みたいなちょっと首を傾げるところがありますね……。
確かにD2落とした時点でS3勝たなければ自分と、そしてノムタクが手塚相手に勝利しなければルドルフの勝ちはないという状況なのでものすごく精神がぐらぐらしてると解釈できなくも無いですが、曲終わりと同時に試合も終わるので「どう受け取ったらええんや、これは……」というか…。


そもそも単純に、兄貴以外の強いやつと真正面からぶつかり合いたいと今初めて思った「裕太とリョーマの話」を聞かせていただいてもいいですか…?と思います。

曲は好きなのに、しかもこの不二と観月の関係性も好きなのに、それでもなお今する話か?!と思ってしまうの…普通に自分の中で感情が噛み合わなくて辛いんですが!?

竜崎スミレ不足を井上さんで補ったのは結構ナイスな変更ですね。
手塚に言われるよりも断然わかるっていうか…。

S2観月戦

不動峰伊武戦でもそうだったので、4thは試合の最終戦はコートを横に使って、奥にベンチを配置するということを基本演出にするのかも。
不動峰戦の時よりセットの配置がゆとりができたので、前より解放感があってまぁ、これはこれでいい!てかコートが広けりゃなんでも良い。

タクティクス……最高〜〜〜っ❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️
いいじゃん、最高。タァクティクス❤️でプロジェクションマッピング的にバラがパァン!て散るのめちゃくちゃ景気が良い。
三井くんの声…なんてsexyなんだ…。
不動峰の感想でも書いた通り、私はそもそも映像的な演出がそんなには好きじゃ無いので今回は使用される度に「はぁ、まぁ、良いんじゃん、やりたいなら…」と若干擦れた気持ちになっていたのですが、バラが舞い散るのが景気が良すぎて爆笑なのでもう全てを許します…タクティクスの名の下に…。

過去シーズンの「シナリオ→劇作家→観月が操るマリオネット、人形劇)」という発想ってめっちゃオシャレだけどひねりの効いた表現よなーと思ってたので、戦略!とストレートに打ち出してきたのはめっちゃいいですね。と思いながら見返してたんですが「え…?あれ?補強組が踊らされてるマリオネットダンスは…過去作のイメージでゎ…?」ということに気づいてしまった…がまあそこまで徹底的に差別化せんでもええか。

「君に負け託す」、うまいこと言うだーねwwwwて笑顔になっちゃう。

不二ソロ、「僕のシグナルを見逃したんだね」でタクティクスの「君をもっと見ていたい…❤️」に反撃する形になっていてテクニカル。ルド吹は全体を通してこういう「相手の歌詞をやり返す」的な歌詞がちょいちょいあってカッコいいですね。

まあ「ボールに込めた恥じらいの謝罪」の衝撃で全てが曖昧になってしまいますが…。
あまりにもこのフレーズだけパンチが強すぎませんか?
曲のタイトル絶対「恥じらいの謝罪」にしてください。(絶対やらんわ)

この試合の演出、全力坂を右往左往する観月なのですが……
いやネットを挟んで向かい合わんかい!と思わなくも無いのですが、思い切り左右に走らされて息が上がっていく観月が本当に惨めで、辛くて…。
性悪観月をやっつけたぞー!」というより本当に…観月はじめという1人のテニス選手ががむしゃらに、泥に塗れていく様子を見るのは初めてだったので、圧倒されてしまった…。
三井くんの演技本当にすごい。マイクに乗らない声で「まだまだァ゛!!!」って叫んでて、こんなに観月はじめが…英国風カフェに行きたくて好きな映画はティファニーで朝食を の観月はじめが、全ての美意識を投げ出して…勝利しようとしてる……て泣きそうになっちゃった…。

★最初から不二の相手ではなかった!

というかここで観月の悲痛さが心に残ってしまった分、正直この演出で行くならルドルフと山吹公演が合体したのって良かったのかもな〜!と思ってしまいました。
ルドルフ単体だと不二先輩観月をボコボコにして、完。終わりが…ふう…スッキリしないぜ……てなりかねないので…。

日替わりメンタルSSS観月は素直に情緒が不安定すぎて草です。
どういう精神構造?
せめて「徹…………っ底的に弱点を探り出してみせますよ」を入れていればメンタルリセットもわかるのですが…まあいいか、観月の情緒ってわりといつも変だから。(いいんか?)
それにしても、カボチャ入りカレーがキャンセルされたため、ルドルフ公演史上初めて裕太が帰宅しなかった世界線の可能性が浮上してきました。不二パイは試合に勝って勝負に負けた…ってコト!?


さて、1幕ラストの「We are the best team」ですが、私は本当にこの演出が納得できないというか、納得できないとかじゃなくてよくわからなかった…。

「都大会後の時間」と「銀華のカツアゲ」と「銀華とリョーマ」をまとめて描くことって…ある?
いただいた意見の中に演出家の三浦さんのファンの方から「最近はレイヤー構造で複数の場面を一度に描くという手法が使われることが多いです」というものがあったので、あー、なるほどなー!!という感じ。
1幕で言えばリョーマの寝坊と都大会エントリーを重ねていたり、それこそD1D2は基本そのものがレイヤー構造なので演出が効果的にバシッと噛み合っていたと思います。

でもあの…本当にどんな気持ちで見てたら良いのかわかんねーから、本当に
時空が歪んでるから…。赤澤が銀華の盾にされてるから…。
ここいろんな自由芝居があって楽しいんですけどね…特に淳とノムタクは4thでテニプリ史上最も仲良っぴですね。

聖ルドルフは試合後の余韻すら与えていただけないのですか…?とちょっと厄介クレーマーの拗ね方をしていたのですが、不動峰公演の曲を聞き返していたらそもそも「We are the best teamはルド吹公演の新曲ではない」ということに気づいて衝撃を受けました。

ええっ…!?これ……輝けもっとじゃなかったんだ…。
というか、前回は曲中に井上と南次郎の試合が入ってるので、不動峰公演の時点でレイヤー構造の演出がされてたんですね。
純粋に番長の演技が凄すぎて普通に感動してたので…気が付かなかった…。
まああれはちゃんとブロック予選の打ち上げの裏で起きてたことなので、そんなに違和感はなかった…。レイヤー構造するならせめて時間軸は揃えていただきたい!
その方が効果的だから。

ということで亜久津さんの暴力が全てを支配して1幕〆!
レイヤー構造はともかく、この幕引きは結構2幕への期待が高まるのですごく好きです。

1幕だけで何文字書いとんねん ワロタ
2幕はまた後日!

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