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本当の友達が欲しい・アンサー

私のweb拍手が喪女の駆け込み寺となり、ついには近況吐き出し窓口となりしばらく経ったのだがちらほら見受けられるのは以下のような相談である。

肘樹さんはじめまして。大好きです。突然ですが、仲の良い友人はどうやったらできますか?私は両親を含め他者をなかなか信用できずその恐怖から自分を出せません。幼少期から同じ思いを抱えている気がしており、一番古い記憶は幼稚園時代で他の園児たちが怖くて滑り台の下で地面に絵を描いて過ごしていたら先生に怒られたというものです。大きくなるにつれ表面上ノリよく振舞うことはできるようになったので最小限の交友はしてきました。あまり自分で言いたくないのですが、美人とよく褒められ相手からリア充に見られがちなため内面の暗さを出しても冗談と捉えられることがほとんどです。そのため拍車がかかり、学生時代は卒業と同時に、社会人となった今は異動や転職を期に連絡先を消してきました。ですがこのような人間でも年一程度ですが連絡をくれる相手がいます。彼女たちと上記の削除メンバーとの違いはただ一つ、私を気遣ってくれるかどうかです。気遣ってくれる相手は自然と大事にできます。ただ彼女たちにもありのままを曝け出したことはありません。絵描きであること、未だ処女であること、こんな悩みを抱えていること…だれにも言ったことはありません。彼女たちへは今更晒すつもりもなくなりました。また、二次創作をするので交流を頑張った時期もありましたが、お絵かきマシーンにされたりモラルや価値観が合わなかったりが多く…。一部の人から反感を買うと思いますが、そもそも絵を描くために漫画やアニメを観て描きたいものを探すタイプで萌え話がうまくできないのです。フォロワーが千人を越えたあたりからはもう同人交流も怖くなってやめて引きこもってしまいました。長々とすみません。なにが言いたいのかというと、ただ新たに信頼して自分をありのまま出せて大事にできるような相手を作りたいのですが方法がわかりません。自分と合う人間の選別(悪い言い方ですが…)がうまくできないのです。肘樹さんはどのようにして仲の良い友人を作ってこられたのでしょうか。なにかいい方法はありますでしょうか。アドバイスお願いします。

な…………長い!!!!!!!!!!!!!!(ごめん)

のっけから初見バイバイ長文を配置することにより人を寄せ付けないnoteにする高度なテクである。いや、真剣な相談を長いなどと言って申し訳ない。何が申し訳ないってこんな田舎住まいの喪女に真摯なご相談を頂いて恐縮である。要約すれば「信頼できる友人がほしい」という事だ。

インターネットが発達し、人々が己の近況をすぐさま多くの人に曝け出すことが当たり前となった昨今、多くのものを苦しめているのが「うそ…私…マジもんの友達おらんくね?」という焦りである。ツイッターを高速でスライドさせれば山のように友達とコラボカフェに突撃すますた~(古語)、原稿相互監視イプしたよ~、クリスマスは定例の喪女と映画鑑賞!!というような“ダチ”話が散見される。

ここで「ネットにはみんないい時の話だけ書いてるの!みんなずっと充実してるわけじゃないよ♪」などというマジレスを返すのは簡単だが、そんなことは耳にタコであり今更そんなヘソのゴマゴミカスにもならない話を聞きたいやつはいないはずだ。

というわけで「ネットで信頼のできる友達を作るにはどうすればよいか?」という話をしたいと思う。私はそもそももうネット以外で友達を作る術がわからなくなったのでネットに限定する。あらかじめ言っておくが私は確かにネットで友達に恵まれている方だと思う、しかし現実世界ではそれほど会って遊んでいるわけではない。限界集落に住んでいるからだ。

さてネットで友達、それも信頼できる友達を作るにはどうすればいいのだろうか?私が以前憧れの人(ツイッター上)と仲良くなる方法として提唱したものは「アイコンの固定・適度なつぶやき・いいね・RT・RT後の爆褒めツイ」というものだった。憧れの人が少しでも通知欄を気にする人なら運が良ければ「このアイコンの人、いつも反応くれるなあ~」と反応してくれないこともない。そこで認知されない・通知を見ない人であればそこまでというだけの話である。が、これはあくまで「目当ての仲良くなりたい人がいる時」だ。

なんかだ・である口調が面倒になってきた。上記のお悩みを送って下さった方は新たに信頼できる友人が欲しいという事なので、今のところはとりあえずお目当て(嫌な言い方ですが)の方はいないんでしょう。完全に私が拍手を読んだだけで受けた印象としては「うしろめたさ・自信の無さ」が完全にネックになってるんじゃないかな、と思いました。

たぶんこの方は「本当の友人」というのは「自分のありのままを曝け出せて、隠し事の一つもなく、気が合って、価値観が合って、損得抜きに自分のことを本当に大切に思ってくれる存在」だと考えているんじゃないかな、と思います。いや……確かにそんな存在いてくれたら良すぎるぷりな…。

そしておそらくなんですが…そんな存在が欲しい、と思うと同時に「自分が相手に対してそのような『友人』の条件を満たせていない」と思って、罪悪感を感じているんじゃないでしょうか?

気負うね~~~~~~~!!!!!!!!!!!

完全に私の考えになってしまうので恐縮ですが、確かに上記の「本当の友人の条件」を満たしてくれる存在に出会いたいし、私も誰かにとってそうなれたらいいと思います。しかしそれは突如色白美人で擦れてなくて性格も良くて実家が名家で子犬の頃からゴールデンレトリバーを飼っていて声が能登麻美子のJKになるくらい難しいんじゃないかな…?

私が思うに、まずはどれか一つでいいはずです。たとえばツイッターで「性格と性癖については」隠し事0の生まれたての野武士状態でアカウントを開設し、そこで知り合いが出来れば「性格と性癖については」隠し事がなく、「性格と性癖については」自分のありのままを知っている知り合いとなります。でもそこから「性格と性癖については」私のことを知ってるけど、「仕事や恋の悩み」については私は曝け出せない、本当の友人とは言えないかも…?と罪悪感を感じる必要は、ないです。

私は本名を知るまでに4年程かかった友達がいますが、(しかも直接聞いたんじゃない)友達の本名を知らないからと言って私は友達が本当の友人じゃないとは思いませんでした。気が合うからです。仕事や本名、年齢、恋人、友人を構成するであろう多くの要素を知らなくても、彼女が好きです。運よく知れたけどそれはオマケでした。

最初からいきなり全力全開で心を許す最強の友達になることは難しいと思います(なれる奴がいたらそいつは心の敷居がガバの悟り狂キャラかモンキーDルフィか何かでしょう)。まずはどれか一つ、気が合うとかちょっとしたところから一致する人を探すと、いいんじゃねえか!?なんか…当たり前のことで…申し訳ないんだけどヨ…。

そして最後に大事なんですが、人間関係がしっくりこない・うまくいかない・感覚が合わないという時はそもそもジャンルやTLといった「界隈が合ってない」時が多いです。キャラの悪口は言わない!いい所を話して優しい世界を目指そう!という雰囲気がなんとなくある性善説が自我を持ったかのような界隈もありますし、極論暴力オタク頂上決戦のような界隈もあります。一つの界隈でうまくいかなかったからといって反省することも心を閉ざすことも必要ないです。環境が悪い!!!!!!!!!!!(断定)俺は悪くねぇ!ヴァン師匠が言ったんだ、俺を英雄にしてくれるって…!!!!!!!!

ちなみに私は信頼できるオタクを探すとき、悪口のセンスと嫌いなものの感覚が合うかどうかで判断しています。悪口のセンスと感覚が合うオタクは結局、ものごとを見る目が自分と似通っているという事で…「ものごとを好きになる・嫌いなる時の姿勢」が共感できるという事だから…。

実際にそのオタクとジャンルが被らなくなっても、オタクのスタンスさえ信頼できれば付き合いは長く続くと思うので。

というわけで拍手くれた人、気負わず、あなたが気楽にいられる界隈で少しでも何かが合う、信頼できると思った人と気負わないお付き合いをしてください。関係ないんですが、拍手の一言目に「肘樹さん、大好きです」と書いてあったので超いい人~~~~~~~~~~~~~~~~~♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪と思いました。なぜなら………私は…私のことを好きな人が好きだから………………………………………(当たり前だよなあ?)

こんな得体のしれない呪われた田舎愛媛県に住む限界喪女の拍手にそんだけ曝け出してくれた拍手くれるだけでも大したいい人だって!な!でもちょっと「削除メンバー」って呼称がデスゲーム的世界観でウケちゃうな…………。そのセンス好きです。

何の話だったっけ…?わからん…。こんなに長文書いたのに着地点がなくて………俺…本物のルークじゃなくて………レプリカで………………テイルズオブジアビスは名作ゲームで………………。

テイルズオブジアビス PS2



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