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無常だから愛しい

昨日見ていたアニメのおじいさんが言ったセリフに「命を掛けて大切なもののために戦っても、歳を取れば結局、命よりも尊いものなどなかったことに気が付くのもだ」みたいな言葉がありました。
全く脇役のおじいさんのセリフだったんだけど、ふぅっと胸に刺さりました。
生きていれば、辛いこと苦しいこと受け入れがたいこともたくさんあって、アニメみたいな戦闘はなくても、みんなそれぞれ何かと戦ってたりしますよね。
生きるのってつらいなって心から思う瞬間もあると思います。
だけども、実際に命の限りが見えてくる頃になると、生きてきたこと自体を愛でたくなるような気持ちになるのかもしれないな、と思いました。
私は輪廻転生を信じているので、私の魂はまた生まれたくなったら生まれてくると思う。でも次の人生は私であって私ではない。
私の魂であり私のエッセンスが入っているけど、この今の私という人格と価値観ではないわけです。
なんかそう思ったら、この今の私という人格と価値観で生きてることを楽しまなくちゃもったいないなぁと思いました。
長い目で見たら、日常も感情も今ある全ての物が無常(必ず移り変わる)です。
今、一瞬しか味わえないものです。
そう思ったら愛しすぎます。

私はものすごく気に入った小説とかゲームとかって終わるのがもったいなくて、最後の手前でしばらく寝かせたりする癖があるんですよ。
それと似た感情。
人生は寝かせることできないけど(笑)

どこに行くわけでもなく、昼間から口を開けてイビキかいて爆睡する彼氏と過ごす時間も、愛しい一瞬になります。

もっと楽しもう。自分を愛そう。せっかく生まれてきたんだから。








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