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中年女性の呟き ~ババアになるということ~

40代に突入すると急激に「老い」を意識させられる。

歯がしみる。きっと虫歯だ!と思って歯医者に行ったら、知覚過敏でした。歯科衛生士さんに連呼される「加齢」とパワーワード「歯茎下がり」に、どうにかできないか聞いてみるも予防策ばっかりで根本解決には至らない。泣きながらシュミテクト買いに走りました。今のところ効き目は、ない。今まで何の気なしに見ていた歯茎の衰えに関するCMも今の私には刺さる刺さる。毎日歯磨きして、マウスウォッシュもして、半年に一度の定期検診も通って、それでも加齢には抗えないのか。

そして、検索していないにもかかわらず、どこからか私の加齢情報が洩れているのか、WEBページの広告欄もエイジングケアとか介護脱毛とかで溢れている。脱毛の目的が、「見た目の美しさ」→「介護」に遷移していることが悲しい。脱毛といえば、若い女性がキレイになっちゃお☆みたいなCMありますよね。片や下の世話ですからね。でもこの超高齢社会、いずれ高齢者による、介護ラクにしちゃおイェイ☆みたいなCMできるかもしれない。まだ先だと思ってた介護が実はそんなに先のことではないんですよ~って、現実突き付けられた感じがする。

実際、中腰になるときに無意識に膝に手をあてていたり、食べられる量も随分と減った。なのに、体重は右肩上がり。運動してないつもりでもふとした拍子に筋肉痛になるし、運動したら激しく筋肉痛になる。子供に逆上がりを教えようとしたらイメージは完璧なんだけど体がついてこなくて全然できなくて、トライしたという結果だけで筋肉痛になります。あと、本能的になんか怖いから急に走ったりしない。これらを総合すると確かに、確実に老いている。ただ、ちょっと想定より老いのスピードが速くて、これ60代とかになったら全く動けなくなるんじゃない?というか、そろそろ何もない所で躓いたりする頃合いなんじゃない?って超心配。だって定年後は第二の人生謳歌したい。頑張って育児して定年まで働いたのに、そこからいざ余生を楽しもうとしたら体が動かないとか悲しい。毎日好きなもの食べて、マンガ読んだりゲームしたり、好きなことしてダラダラ過ごしたい。書いてて気が付いたけど、ダラダラ過ごすのに体動く必要、ないな。

まぁそれでも健康を意識して、ちょっと運動でもしようかな、って半年に1回は思う。でも前にもそう思って買ったリングフィットアドベンチャーはまだ1度もやったことがない。朝子供たちを送って家に戻るとリングフィットアドベンチャーで爽やかな汗を流している旦那を見て、そんな暇があるなら送迎しろや!って思うとなんかこう、私はやらない!って意地になる。代替案として、月に1~2度子供たちの水泳の特訓につきあってプールに行くんですけど、プールってすごいお腹減る。プールの後の飯がうまい!特に焼肉はうまい!うまい!うまい!って結局、プールの後に焼肉の食べ放題をしこたま食べてしまう。運動も月に1~2度じゃ、あってないようなもの。同じ作業をひたすらやるコツコツ系大好きなんですけど、筋トレとかジョギングとか運動のコツコツは苦手。休みになると旦那が、スカイツリーまで走ってくるわ!とか言うんですけど、本当に理解に苦しむ。楽しくて義務感なく毎日自然とやれて、脂肪が燃えまくる魔法の運動がないものだろうか。

結論としては、容赦なく受け入れていく一択なんですけど、普通にただ漫然とババアになるんじゃなくて、なんかこうババアらしくないババアになりたい、と私は思う。

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