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こどもの日 男性育休記2-20

こどもの日である。GW最終日という人もいるのだろう。私個人としてはもう20連休であり、取り立てて特別感はない。

やることも、行くとこもねぇなあ。

「どうすっか、おもちゃでも買い行く?」

「もうおもちゃいっぱいあるでしょ?」

こんなことを子どもに言い返されることってあるんだろうか。そう、どうかと思うくらいいっぱいある。

とりあえず3歳児のご所望通りにプラレールで遊んで過ごしていると

「じゃ、おもちゃ、かいいこっか?」

めんどくせーけど洗濯機回すか。みたいな気だるいトーンで3歳児に提案される。パパが行きてえみたいだから、しゃーなしやな。そんなトーンである。

まあ、うん。いいけど。

散歩を兼ねて、家電量販店まで歩いて行く。トーマスプラレールのところに行く。概ね20種類くらいあるうちの、18個くらいは持っている。貴重な残りのうちの一つを買う。こどもの日だからだろうか、鯉のぼりの描かれたサンバイザーみたいのと、トーマスのDVDをもらった。DVDは嬉しい。サンバイザーはめっちゃ要らない。

またゆっくりと歩いて帰宅する。昼メシは素麺を茹でた。夕食はどうしようか。午後は午後でスーパーに行く。レタスが安かったので、挽肉のレタス包みにしようかな。

そういえば、こどもの日といえば菖蒲湯である。菖蒲の葉を湯船に入れる。厄除けとかそんな意味合いがあるらしい。
うちの3歳児が、確か1歳児のときに初挑戦したが、まず1歳児は「なんかデケーはっぱがある!めっちゃこわい!」みたいな感じでギャン泣きしてしまい、私は暖かい湯に浸された菖蒲によってアレルギーが発症して目が死んだ。ありとあらゆるアレルギーを持つ男の面目躍如であるが、菖蒲はノーマークだったので驚いた。

なので芳川家では買わないのだが、スーパーの入り口で菖蒲を大量に売っているのを発見した。

50代くらいのガタイの良いおっさんが、菖蒲を手に取っては根を見て戻し、また別の菖蒲を取って見ては戻していた。菖蒲にも良し悪しがあるのかよ、おっさんに菖蒲の何が分かるんだよ、だっこしてよう、ちゃんとだっこしてようと未だ1歳児時代から精神的成長が無い3歳児を抱きながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。

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