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雨の登園 男性育休記15/68

薬が効いたのか、咳はだいぶ良くなった。幼稚園に連れて行くことにする。弁当は、もうただこれまで食べたことがあるものを詰めるだけにして、ここで新しい挑戦をするのは諦めた。
それにしても雨の登園は憂鬱である。
休んでいた関係で今日が今週初の登園になるので、荷物が多い。やれ昼寝の時の毛布やら、内ばきやら。抱っこひもに14キロに近づいた2歳児を放り込みながら、残った両手で傘、通常の登園リュックと手提げ、そして途中で脱げた長靴を持ち、これはマジできついと思った。
送りの帰りにスーパーに寄る。2歳児のがうつったのだろう。妻も風邪気味だ。早く良くなるようにと、レンコンやネギ、しょうがなどを多く使う鍋の材料を買って帰る。
妻に代わって、新生児の沐浴を行う。予定日より1ヶ月近く早く生まれて2500gに少し届かなかった新生児は、初めて見たときは触れるのが怖いほど小さく、儚く思えた。いま、2週間経って3000gまで大きくなったのと、目が慣れたこともあると思うが、ようやく普通の「赤ちゃんだなあ」と思えるサイズ感になった。安心して抱いたりできる。
現2歳児も似たような生まれ方をした経験則であり、確か医師からもそういう説明を受けたが、早く生まれた子どもは本来の予定日くらいまでは「まだ胎内にいる」思っている節があるそうで、あまり泣かず大人しいらしい。少なくとも、うちは2人ともそうだ。だから今は助かっているが、0歳児の方まで甘え出すとマジでどうなるんだろうか。悪い意味でワクワクする。
2歳児を迎えに行きながら聞いたが、クラスの半分くらい休んでいるらしい。そんなに流行っているのか。うちの2歳児については「元気になってよかったですね」と言われたので、公式に元気になった認定ということだ。これでヤキモキせずに送り込める。
帰ってまたままごとやらプラレールやらで遊ぶ。
鍋は、つみれにすりおろしたレンコンと生姜を混ぜ込み、美味しくできた。体調不良者が出てもなんとか生活を回せる。少し生活に余裕が出てきた気がする。


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