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妻の通院 男性育休記2-10

前も書いたと思うが、妻は定期的に審美歯科通院するのでその間私が2児を見ることになる。その日だった。今日はなんか大掛かりな作業をするとかで長丁場、妻が9-16時くらいで外出となりその間ワンオペだった。

0歳児を抱きながらスーパーに買い出しに行き。戻ってから0歳児に重湯とほうれん草をペースト状にしたやつとか、なんかそういうんをあげる。結構食べた。

14時には3歳児を迎えに行かないといけないので、再び0歳児と抱っこ紐にて合体、空のベビーカーを押し押し3歳児を回収する。「暑かったから疲れている」という担任の先生のご説明通りぐったりしていたが、確かに暑いとはいえまだ4月なのにこの先大丈夫なのだろうか。

この家にはとびきりの夏が来るぞ。

最近の暑さに私は既に冷房を入れたいくらいだが、妻も義母も未だに朝晩は暖房を入れてして、本当に辟易している。

そんなことを考えながら帰宅すると、すぐに「おしっこでたの」と言って3歳児の下半身がバースト、取り替えて洗濯していると今度は暑いからだろうか鼻血が噴出、鼻血を抑えていると「うんちでたの」という、非常に円滑な報連相を実子からもらい、ものの5分でオムツをまた交換することになり、オムツを変えるとまた鼻血がボタタっ。抱っこしてる0歳児にだけは垂れないようにかわしながら、これはもうにっちもさっちもいかないなと判断して、久しぶりなのでできるか不安だったが、肩胛骨から2本の腕を生やして4本腕とし、2本で止血、2本でうんこの処理をしてことなきを得た。

と、ちょっと嘘をついてしまうくらいには私も暑さにやられている。

夕方、帰ってきた妻の見えるところに、敢えて鼻血の処理ティッシュを置いておいた。

「えっ、鼻血出たの?」

「そうなんだよ。幼稚園でも暑くて機嫌悪かったみたいだし、とにかく暑いのかな?帰っても鼻血が出てさ」

相手主導で会話を始めておいて、こちらの主張を静かに刷り込んでみた。

夏のエアコンの設定温度主導権に向けて、戦いはもう始まっているのだ。

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