絶対にウケる!おままごと攻略法
0歳児がまもなく1歳児になる。私がジジイになったからだけでは済まされない時の流れの速さを感じる。スタンド攻撃か?
昨今の芳川家はどうかいうと、0歳児がめちゃくちゃ食うようになってきて断乳できるかどうかの局面だが、一方で歩けそうでギリまだ歩けないので、食事と運動のバランスが悪いんだろうか、寝つきが悪い。
そうすると眠りの浅い妻がそれに引っ張られて常に寝不足で不機嫌。
一方でハイハイの機動力は向上しているため、3歳児が熱心に遊んでいるプラレールを0歳児のハイハイ特攻による衝突、脱線、線路崩落が多数発生、それによって3歳児の機嫌も悪化し、0歳児をはたくなどがあるのだが、そうすると沸点が低くなった妻が激昂し、3歳児は「ママきらい!」と泣き、よく分からんが0歳児も泣き、「もーなんで最近ヨッくん(3歳児)はこんなに性格悪くなったのよ!」と妻がキレ散らかし、それに対して私からマジレスするなら、上記の通り妻の機嫌の悪化からキレやすくなっていることを指摘せずに説明することは不可能であり、指摘すると当然怒りの矛先は私に向くので指摘もできず長時間黙っていると「なんか言ってよ!他人事じゃないんだよ!」などとなるので、とにかくこういうときは行動に限る、私は3歳児を抱きかかえて移動、別の遊びを開始する。
最近はよく、おままごとをする。
3歳児は、プラスチックでできた包丁と野菜で切ったりできるようなおもちゃを多数持っている。それでごはんを作る真似をする、いわばおままごとが大好きである。
「パパ、お腹すいちゃったな。ヨッくんご飯作ってー!」
「いいよ!」
この流れは初めてではないので、最後オチとしてどうなるかまでヨッくんはわかっているハズだが、それでもこの遊びが大好きなのである。
「パパー!ハンバーグできたよー!」
「やったー!パクパクパク…ん…絶妙な焼き加減、このドミグラスソースのコクといい…お、お、おいしー!」
こういうときの食レポは全力全開で行った方がいい。
「パパー、にんじんだよー!」
「む…こ、これは!?絶妙な茹で加減かつしっかりとバターを感じる絶妙なグラッセ具合!お、おいしー!」
とにかくフルパワーでパクパク食う。
なお、これらプラスチックごはんを食べるときはあぐらをかく。そして、あぐらの中、股間のところに食べたものをドンドン落とし込んでいく。
「パパー!やきそばだよ!」
「パパー!たまごだよ」
「パパー!おにぎりだよ」
次から次へと食レポをしながら、股間の空洞にプラ飯を放り込んでいく。
3歳児の周りに手持ちのプラ飯がなくなってきたら頃合いだ。
「おなかいっぱい、ごちそうさま…!」
「パパ、たべすぎじゃない?」
ヨッくんの場合は仕込んであるからこのようにスムーズに呼び水となるフレーズが出てくる。
「うう、食べ過ぎたかも、おおお、お腹痛い…うう…いたた…」
「パパ、トイレは?」
「いたたたた、ダメだ、動いたら漏れちゃう、ヨッくんのごはんがあんまりおいしいから、あ、もうダメだ…うう…」
出来る人は、ここで額から脂汗を流すなど、迫真の演技をしてほしい。
「パパ、だいじょうぶ?おなかいたいの?」
「はぁ…はぁ…もう、だ、ダメだ、ウワー!!!もうダメだーー!うんちが出ちゃうー!」
ここで一気に、あぐらの体勢から大きく後ろに倒れながら、足は「V字」に開脚し、口では大きな声でこう言うのだ。
「ブリブリブリブリー!!!!」
これでうちの3歳児は呼吸困難になるほどウケる。私の尻の下にある、うんちと化したプラスチック食材を触っては爆笑する。
「親の威厳」「子の品性」など失うものは多いが、おままごとにマンネリ化しているお父さんお母さんがいたら、是非試してみてほしい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?