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ミートソースの罪と罰 男性育休記2-3

また月曜日、私にとって久々の幼稚園だ。幼稚園はなんらかの理由(他の学年関連)で午前中だけらしい。よくあることなのでクヨクヨしない。弁当は要らないので、水筒と着替えだけ用意しておく。

久々に送りたかったが、3歳児にご指名いただけなかったので、0歳児を抱っこしてあやしながら妻が送って帰ってくるのを待つ。

妻が帰ってきて、遅い朝食をとりながら、3月下旬までしか観れていない朝ドラ「カムカムエブリバディ」を3話くらい一緒に観る。

10時から、0歳児の予防接種の予定があるのでそれは私が連れて行く。針を刺したタイミングでは泣かないのに、薬液を注入されると泣くのが不思議だ。小児科医にも顔が可愛いと褒められているが、そういえばテアトルアカデミーはどうなったんだろうか。

11時前に帰宅し、もう1話だけカムカムを観て、また妻が迎えに行く。あっという間である。

すぐに帰ってきた音がするも、そのまま庭の砂場で遊んでいるようである。私は私で0歳児を中空に放り投げてはキャッチする遊びであやし続ける。

さて、昼飯である。3歳児の分も同じものを作るべく、スパゲティがまだあるのでミートソースにする。

ミートソース、いっときハマっていて微妙にレシピを変えながら自作していたことも昔あったが、「買った方が手っ取り早い」と心の底から思う料理の一つだ。マ・マーのを買ってあるのでそれでいい。大人だけなら茄子とベーコンを足すとかしてもいいが、3歳児はそれだと食べないからそのまま作る。

ミートソース、子どもはだいたい好きだ。トマトも入ってるので栄養があってこちらもなんかしてやった感がある。つい頼ってしまう。

しかし問題は、だいたいの子どもがミートソースをどこかにつけること、そしてそのミートソースは速攻洗わないと落ちないということだ。トマトは沈着する。炊事を横着した罪に対する、沈着して苦労する罰が用意されているのだ。世の中はよくできている。

午後は、私をヘッドハントした先輩に呼び出されている。妻に2児を託して、都心に繰り出す。早く着いたので、というかまあ、早く着くように早く出たので本当は計算通りなのだが、その時間で銭湯に寄ってサウナを決めた。

で、先輩はいったい何の話かと思ったら、がっつりとした事業計画作成を手伝わされる。私はまだ就業前なのだが、無給なのだが、と思ったが、まあ、この予定のおかげでサウナに入れたので許容範囲として手伝った。転職先にはサウナーが多いらしい。そして私はサウナ部の部長として内定している。統率できるだろうか。

帰宅して、ソファからジャンプして飛びついてきた3歳児をそのまま浴室に運んで風呂に入る。私と風呂に入る時だけそうなのか、妻ともそうなのか分からないが、入浴していきなり湯船に入って「はいっちゃったー!」というムーブがあるのだが、いまのところ見なかったことにして、引きずり出してから全身を洗ってまた湯船に押し戻している。いちおう「洗ってから入るんだよ」とは言っているが、続くようならもう少し怒ろう。

風呂から出ると、妻がひさびさに作った夕食だった。「冷蔵庫にあるものを片付けようと思った」という妻のメニューは独特で、ふろふき大根の田楽味噌和えに、大根のみそ汁だった。

茹でた大根が、味噌で味付けされているというところまで共通していて「そんなことある?」と思ったが、作ってもらった側として文句を言わずに食べた。
全部食べ終わった後に「言い忘れたけど、メインのおかずが無いから冷凍シュウマイでも食べてね」と言われたので、さすがにこれは文句を言っても良い局面なのではないかと思ったが、わざと早く出る時間差トリックで闇サウナを決めてきたという負い目があるので、なお黙った。

昼寝をしていないという3歳児が眠そうだったので、さっさと寝た。明日は朝が早いのだ。

それにしても今日のサウナは良かった。最近読んだゴールデンカムイの影響で、無意識に刺青の男を探してしまったが、普通の倶利伽羅紋紋が2人いただけだった。暗号のやつでは無かった。また行こう。また探そう。


4/18(月)の余談

そういえばテアトルアカデミーはどうなったのかというと、私の予想通り2-30万かかるというご案内が届き、正式に反対を表明し、無事にそれが妻と義母に受理されました。

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