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そぼ降る五月雨の中を生産者のもとに⑴

産地に行くならば晴天の日に・・・と願う私の希望を無視するかのごとくサァサァと降り続く雨。
前日までの汗が出る様な天候から一転しての雨。しかし久しぶりに生産者のもとを訪ねられるワクワクで足取りも軽い(車ですが・・)。
記事の先頭には不向きと思われる、山が雲に覆われた写真ですが、長野県佐久界隈は少し天候が悪くなると途端に写真のような感じになる。さみし気な雰囲気に見えるが、この気温が、この湿気が、この空気が美味しい野菜を作るのにとても大きな役割を果たしている。
産地訪問としては芳しくない雨だったが、「いやぁ良い塩梅の恵みの雨ですねぇ」と会うなり言われました。

石川自然農園 石川氏

まだトンネルを外せない標高1000mの気候。
4月の終わりには氷点下を記録したそうで、「全滅かも・・・((-_-;)」とかなり不安だったそうです。幸いすべて無事に成長を続けているそうです!!

ズッキーニの赤ちゃん💕

たしかにシートをめくってみると強い樹勢を目の当たりに出来、ズッキーニのチビちゃんが元気に天を向いて育っていました❢
思わず「がんばれよーー」と声をかける私(笑)
成田のジャガオカファームからのリレーで石川農園のズッキーニを皆様にお届け出来る日は近い。
楽しみに待っていて下さい。
その他にはインゲン、モロッコインゲンが出荷予定ですが、こちらは何の葉っぱか分からないほどまだ小さいので、ブロマイド写真はお預けになりました。

博物館か!?

石川さんが今後の野望の為に新しく手に入れた凄く古い民家(なんか変ですね(笑))にあった脱穀機。「東京の骨董屋に持っていけば高値になるぜ!!」と思わずゲスな発言をしてしまいました。博物館でも引く手数多ではないかと思うような代物が他にも沢山ありました。

竈もあるし土間も・・、昭和24年の新聞もありました(私が生まれるよりも前だ)!

ここを修繕して第二作業場にするとの事。
高かったのではとまたまたゲスな質問をしてまったのですが、周辺では廃業する農家が続出していて、その農家さん達から圃場も使って欲しいと声がかかっているそう。なのでこの建物も破格で入手出来たのだとか。
増える獣害に加えて資材、肥料、人件費、燃料代など高くなるばかりで農家への負担が増す中で、後を継ぐ気になれない子供達。農業を続ける事も出来ない老いた生産者達。
私たちに必要な、欠かす事の出来ない野菜を作ってくれる生産者の皆さんに対して、私たちはどうあるべきか考えさせられる。行政だけのせいではない、日々食べる私たちが出来る事も沢山あるはず。
消費者としても卸業者としても真剣に考えたいところである。

先ずは野菜を沢山使いましょう!!!!!
それが生産者もお客様も元気にする第一歩ではないかと。
石川氏が独立してから約20年(青年だった石川君も既にオジサンの部類)。
いまやHIYOSHIにとって、なくてはならない生産者となった石川氏をこれからも大切にしながら、皆様には美味しい野菜を少しでも沢山お届けしたいと思っています。
次号はのらくら農場をご紹介します。
お楽しみにぃ(^_-)-☆


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