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おしゃれで強いおばあちゃんになりたい

2~5歳ぐらいの子どもを見るときに
いつも服の組み合わせがおもしろくて
感動する。

派手で柄と柄の組み合わせで上下
着ていてもまったく変ではないのだ。
あれは、あの年齢だから似合うものなのだろうか。

小学生も自分的には、まだ派手で
いたように思う。
ギャルに憧れてヒョウ柄のワンピースを
着ていたのを今でも思い出す。

中学生になり始めてから色が急に
減り始めた気がする。
無難な白や黒、紺などの色を
選んでいた。制服の影響かもしれない。

それからは、年々ヒョウ柄のワンピース
なんて着る勇気はなくなったし、
街に溶け込む服を選べば目立たないし
いいやって服を選ぶようになった。

そんなときに職場で
『Advanced Style--ニューヨークで
見つけた上級者のおしゃれスナップ』という本の
表紙がこちらを見ていた。

表紙には、大きな帽子が似合う女性が
こちらを見ているのだけれど、
この本のすごいのは60~100歳までの
女性のファッションスナップなのだ。

開いたら私が小さい子どもの服に
感動したときのように色とりどりの
服装を着こなす女性がいっぱい載っていた。

どの人もとても似合っていたし、
若作りとは思わなかった。
本当にどれも着こなしていて
かっこよかったのだ。

一瞬で最近無難な色を選びがちな私は、
恥ずかしくなった。
まだこの人たちから見たら子どもの私が
街に溶け込もうとするなんて、そりゃ
若い人からしたら日本は暗く見える。

この本を見つけてから私は、ひそかに
夢を抱いた。
おしゃれで強いおばあちゃんになりたい。
私には、似合わないなんて言わずに
年齢なんて気にせず好きだなと思うものを
着れる人になりたい。

今までは、街に溶け込む色が暗い服を
選びがちだった。これからは、色を
楽しもう。おしゃれにはまだまだ道のりは長いが、
おしゃれなおばあちゃんを目指すなら
今から始めないと遅い。でも今から始めたら
おばあちゃんのときには、少しは
おしゃれになっているだろう。

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