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灰は灰、塵は塵



人は、無から生まれて無に還る。土から生まれて土に還る。だから失うことは初めから当然で、そう苦しむべき事象ではないのだと思っていた。

いつも、将来のすべてが不確定な状態で生きてきたから、どこにいてもその場所に安住できたことがないと思う。いま再び学校に通っていて、ちょっとした事故で退学になるかもという危機に遭遇したとき、むしろ懐かしいとさえ思った自分に驚いた。高校、大学のときからそうだった。いつも自分の意思とは関係なく、辞めさせられるかも、半年後にはもうここには居られないかもしれないという可能性に、失望と諦観を抱きながらしか過ごすことができなかったのだ。

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私のことを好いてくれている人だけに見せたい感じの日記や論考などを書きます。23年8月から24年7月末まで更新。

とても頑張って生きているので、誰か愛してくれませんか?