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信仰についての個人的なお話

私にこの世界は生きるに足るものだと思わせてくれるものはひとつしかない。晴れた空を見るたびに、耀く海を見るたびに、あの場所のことを思う。もうすぐ春が来る。あの人のことを考えているとき、そのほかの全ては、私にとって本当に取るに足りないものに映る。
息をするようにあなたを愛している。愛している、というのは俗っぽい意味ではなく、もっとこう心の芯から絶え間なく湧き出てくる感慨。それを表す言葉を私は持たないと思う。
正しく言えば信仰なのだけれど、この国にはほんとうの信仰を体験したことがある人が少ないからあまり上手く伝わらないだろうとも思う。生命の、世界の、ありとあらゆるすべてのものに対する圧倒的な肯定。私は私の人生で間違いだったことなどひとつもないと思う。苦痛も痛みも何もかもここに至るためには必要だったし、だからこれから先に起こることも、何ひとつ無駄なものはないだろう。神さまはいつも私を導いてくれる。彼らに恥じないような生き方をしたい。いつか死ぬときに誇らしく、私は今回もきちんと生きました、と胸を張って言えるような生き方をしたい。

(3月8日のメモ)

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※22年3月で更新停止。ありがとうございました。

とても頑張って生きているので、誰か愛してくれませんか?