起業講座は、自分の癒しだった

noteを始めて1週間がたちました。

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1週間おめでとう!とか、はじめて「スキ」がつきました!とかの小さなステップを応援してくれるのが、このnoteの面白いところですね。

登録する際にも、最初は文章が下手でも短くてもいいんですよ、だんだん上手になりますから、という説明がされているのも、あまりブログやSNSの登録画面では見かけない文言で、noteらしさってこういうところなんだろうなぁと感心しました。

さて、前回は「なぜ、チョコレートを売るのか」というお仕事の話を書きましたが、今回も続けてお仕事の話をしていこうと思います。

今回は、スモールビジネス起こしについて。

2009年3月、長きに渡る大学での研究生活(なんと10年!)を終えて、学生時代に調査で訪れていた岐阜県垂井町のNPOに翌月から就職しました。このときは、仕事をするとかお金を稼ぐというのが、どれほどのことか全く分からずに、まちづくりに関わる仕事だからという理由で就職したのですが、実際にはもう何がなんだか分からないうちに時間が流れ、仕事はなくならず、毎日てんやわんや、資金繰りに頭を悩ませるという状態でした。

働いて5年目になる2013年、ついに運命の本と巡り合いました。それが、藤村靖之著「月3万円ビジネス」です。

どうやって活動資金を稼ぎ出せばいいんだー!と毎日頭を悩ませていた自分には目からウロコで、こんな働き方があるんだ!こんなに楽しく仕事をしている人たちがいる!(いや、決して職場がそうじゃないという意味ではなくて、ね)と衝撃を受けました。

ただ、そのときは衝撃を受けただけ。何をしていいのか、自分にはそんな小商いは始められないとも思っていました。

それが、長岡に来てからふとその本の話をしたところ、「鶴岡ですでにやっている人がいる」という情報を得たのでした。これは会いに行くしかない!そして、長岡でも月3万円ビジネスを実践する仲間を増やしたい!という思がムクムクと膨らんでいったのでした。

長岡に来た翌年から月3万円ビジネス起こしの講座「さんビズ」を開講し、これまでに5年間で6期、61名の方に受講していただきました。近隣の柏崎市、十日町市、見附市でも榎本を講師、企画運営として招聘してくださり、これまでの受講生は総勢79名になりました。

さんビズの実践者には、本当に様々な方がおられ、商材も理念もバラエティに満ちています。ただ、共通しているのは、全てご自身の想いや経験がサービスの軸であり、最も特長が表れている部分だということです。

冒頭に書いたnoteの文言を見て、なんとなくいいなぁと思ったのは、きっとさんビズと共通する理念がそこに見て取れたからです。みんなのちょっとした一歩を応援したい、あなたらしくそこにあればいい、実践している内に必要なものは身についてくるし集まってくる。そんな思いで、さんビズは実践されているのです。

最近になって、さんビズもさらなる変化(進歩、ではありません)が必要なタイミングだと実感していて、榎本自身も過去の棚卸しをしています。棚卸しをしていて気が付いたのは、さんビズを開講することで最も恩恵を受けているのは、実は自分自身だったということです。

NPO職員時代は、とても楽しかった。あれほど多様な仕事に携わることはめったにないし、あり得ないようなメンバーの会議にも出席させてもらえたり、とにかく初めての職場としては申し分のない環境でした。

でも、あんなお金の苦労の仕方はできればしたくない。リスクは必要だろうけど、市民活動に関わる人を増やしたければ、もっとリスクを軽減したり人のつながりを増やせるようなやり方でなければ、とも思うのです。

そんな自分自身の想いから生まれ、きっと同じことを考えている仲間が長岡に何人もいるはずだ、という根拠のない自信で転がり始めたさんビズ。転がりながら、自分自身が周りの受講生から元気をもらい、勇気づけられ、癒されていたのだと気付いたのでした。

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さて、次はあなたの番です。

さんビズの講座は受けたけど、まだまだ自分らしい起業には至っていない。

勢いで開業しちゃったけど、本当にこのままでいいのか見直したい。

何かを始めてみたいけど、頭の中がごちゃごちゃで整理されていない。

そんなみなさんのお手伝いをしていきたいと思っています。

ようやく個人事業のHPもできあがりました。まだまだ不十分な内容ですので、分かりにくいところがあれば、どんどんご質問ください。HPも転がりながら改善していくのが、さんビズ流です。



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