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将来の夢

夢を語るのは若者の仕事だと昔は思っていたのですが、最近、頻繁に問われます。
「将来は何になりたい?」
子供の素朴な疑問は、パンチ力が満載です。

なんと答えたら良いものかと、頭を悩ませた結果、年齢によって出来ることが変わるけれど、夢はいつでも見ればいいんだと開き直りました。

ゆえに、「絵が上手になりたい」とか、「ものがたりを作りたい」とか、真面目に答えています。昔は詩人に憧れていて、小学生の頃、尊敬する人の欄に、北原白秋と書きました。ということで、たまには詩を書いてみます。


ねがい

ぬりつぶされた日々には 痛みしかなくて 
朝になっても 夜を待つだけ
それでも灯される かすかな希いが 
挫けたこころを つなぎとめてた

慈しんで ともにある日々 
言葉はなくても 同じ川の流れを見てた

澄んだ水面に 砕かれて輝く光
吹き抜ける風が 迷いをさらった

花嵐 さざ波のように 梢を鳴らす
散らされても 咲いたのなら 歩き出せる
まっすぐな道に 望みの欠片を敷きつめて


ぬりつぶされた日々には 痛みしかなくて
朝になっても 夜を待つだけ
それでも灯される こわれた希いを
軋むこころが つなぎとめてた

慈しんで ともにある日々
背中併せでも 同じ雲の流れを見てた

暮れゆく空に 染められて輝く影
果てのない藍が 迷いを溶かした

花曇 蓋するように 青を隠す
散らされても 咲いたのなら 歩き出せる
まっすぐな道に 望みの欠片を敷きつめて

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