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身体を作るのはなぜ大切か?最初の7年に身体を作るということ

私たち日本人の平均寿命は
大体84歳とされています。

もしこれを読んでいるあなたが
この平均寿命84歳まで生きるとして
自分の人生を大きな視点で見た時。

身体が果たす役割とは
どういうものか?

シュタイナー教育の観点から
私が学んできたことをここで
シェアしていきます。

道具の形成

人の身体の発達は動物と違い、
長い年月を必要とします。

あなたの身体を楽器に
そして人生をメロディーに
例えたとします。

あなたの人生の中で自分だけがもつ
音色、メロディーを
奏でることが出来たらどんなに
素晴らしく誇らしいことでしょうか?

きっとそこにあなただけが感じる
幸せというものがあり
なんとも言えない満たされた
瞬間があるのではと
想像します。

この自分だけがもつ、
音色、メロディーを奏でるために、
まず最初にやることが
その音色を奏でるための
道具を形成することなのです。

道具をしっかりと形成するために
生まれてから21歳まで
時間をかけていきます。

そして、21歳から42歳まで
その道具を細かに改善していき、


ついに、42歳以降、
各々が最高の曲を奏でることができる。

そんな風にイメージすることが出来ます。

この道具を形成するために
一番の基盤作りが
最初の7年間なのです。

シュタイナーは『子どもの教育』の中で
こう書いています。

歯の生え変わる7歳までに、
人間はひとつの課題を
遂行しなければならない。
その課題は、人生の他の諸時期とは
本質的に異なっている。
すなわち身体の書記官を
7歳までのこの時期に、
特定の形態にまで
発達させなければならない。
それらの期間の組織構造に
特定の方向づけを
与えなければならない。
成長はその後も続いていくが、
その後の成長は全て、
7歳までに作り上げられた
形態に基づいて行われる。
形態は正しく作り出されたとき、
正しい仕方で成長し続ける。
歪んだ形態が作り出されたときには、
歪んだまま成長していく。

身体育成のための正しい環境を

この正しい環境を考え始めると
大きな壁にぶち当たる感覚が
あるかもしれません。

身体形成のためにまず大事なのは食、そして睡眠。

これは、シュタイナー教育に限らず
どの教育でも大切にされていること。

『食育が大切』っていうこと
誰もが耳にしたことありますね。

でもね、意外とここが疎かになって
しまっていることが多いのです。

で、正しい食と睡眠という
テーマで向かい合うとき
難しいと感じてしまう。

私がそう感じていました。
何かとても頑張らねばいけない
という感じでプレッシャーを
感じてしまったのを記憶しています。

後から振り返ると
実はもっとシンプルで
結局、そうすることで
子どもたちが安定し
育児も楽になるという
大きなボーナスがついてきた。

そんな体験記も含めて
食と睡眠についての続きは
また次に詳しく書いていこうと
思います。

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