コロナ時代は『こころ』を使う時代

今週、仕事に戻り新学年の準備が始まりました。

学校を再開にするにあたり先生達は、
まずはBC州のMinistry of Education(日本でいう教育委員会)と
Provincial Officer (日本でいう保健所)から最近出された
学校での対策をについて
多くのことをアップデートして、学び、
現場でどう対応するかいろんな議論が始まりました。

日本の対応とはいろいろ違うので正直、興味深いなあと感じています。

参考までに以下がBC州が出している対策です。
Provincial COVID-19 Health & Safety Guidelines for K-12 Setting:
https://www2.gov.bc.ca/assets/gov/education/administration/kindergarten-to-grade-12/safe-caring-orderly/k-12-covid-19-health-safety-guidlines.pdf

1年を通して同じメンバーである1クラスもしくは2クラスを
1つのLearning group(学習のグループ)とみなし、 その中ではフィジカルなコンタクトはなるべく最小限にするということや
食べ物や飲み物をシェアしないということを前提にしながらも

私がちょっと驚いたことは、

グループ内では、
マスクをつけるのはオプション。

マスク、つけてもいいし、つけなくてもいいんです。

さらに付け加えるなら、

つける人もつけない人もジャッジされることなしですよ。

と、いうことです。

マスクをつけないと民間警察がいろいろうるさいとかいう
日本の風潮とはちょっと違いますね。

もちろん、例外はあります。
例えば、Learning Group以外の人がいるときはマスクする。
もしくは物理的距離をとる。など。

BC州もいろんな場所でマスク義務化が増えてきていますが、
子どものマスクはあまり意味がないという判断があります。
なので、スーパーに行っても、大人はマスクしているけれど、
子どもはしていないという光景もよく見かけます。

マスクをすることで
顔を触る回数が増えることや、
顎マスクが増えることや、
マスクの取り扱いがちゃんとできない

そういうことが判断のベースになっています。

何れにしても9月、新学期が始まったら、
実際のコロナ対策が教室で実践され、
どのように生徒に影響していくのか?
コロナ対策の認識のあり方も各々で違う中、
どのように私たち教師は動いていくことが求められるのか。

今回、先生同士の議論の中で1つ大事なことが
肚にストンと落ちました。

それは私たちはミカエルの時代に生きているということ。

私たちは、
相手の言葉を『こころ』を持って聴き、
相手に対して『こころ』を持って語りかける。
『こころ』を持って思考し、
『こころ』を持って行動します。

そして、コミュニティーという存在は、
各々の人を助けるものであり、
裁くものではないということ。

9月以降、障害やチャレンジに遭遇したとき、
このことに立ち帰ることで、
私たちは困難な状況の中でも
自由や温かさをさらに感じることができるのではと
感じています。

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