それでも世界は善である

シュタイナー教育の
最初0歳から7歳までの教育で
大事にされている1つの大きな柱があります。

それは、7歳までの小さい子ども達にとって

世界が善である

と言うこと。

小さい子ども達は彼らを取り巻く世界
全てを信頼し、
フィルターなしで取り入れます。

そして、それは模倣で反映されます。

学校の他の先生達とこの数日、
コロナ禍で受けたここ6ヶ月に受けたかもしれない
子ども達のトラウマについて話し合いました。

話し合いの中で、
子ども達自身はコロナが怖くて
直接なトラウマを受けているのではなく、
それはおそらく、
親の放つエネルギーに
起因するものばかりだろうと。

子ども達はコロナ禍が原因で
起こった大きな変化に
よってトラウマは受けません。
全てをただただ受け入れるだけです。

むしろトラウマを受けているのは大人なのです。

これまで経験したことないことが世界中で起こっていて、
心配と不安、そして見えないウイルスに
恐れを感じている大人が
大小の程度こそあれ
トラウマを感じているのでは?
と思うのです。

私だって、心配、不安が払っても払っても
ニュースをみたり、人の話を聞くと
そう言う感情が
波のようにやってきます。

ただし、心配・不安・恐れを感じることを
否定する必要はない。
そう感じることに
蓋はしちゃいけないと思います。

それよりも、その心配・不安と向き合い消化し
子ども達が目の前にいる間は、
それでも、世界は素晴らしい場所である
そんなことを自らが信じてみよう。

そう思うのです。

前回の記事に創造する力について書きました。

あれからSpecial Dynamics(*)
と言うエクササイズをして
学んだことがあります。

* https://www.spacialdynamics.com/about-us-introduction

これまでの大好きだったアクティビティや
Beautiful momentsやハグの代わりに何ができるか。

キーワードは

『Touching without touching』

それはその場の

空間づくり

この空間づくりは1つレベルの高い作業です。
でも、とてもシンプルで
誰もができること。

それは、いかに自分のプレゼンスを
今、ここに集中するか

『自分』と繋がり
『場』をクリエイトする。

そう腑に落ちた時、
ああ、そうだ
これが基本だった。。。

そうやってできた『場』は、

不安も心配も恐れも入り込めない空間です。

そんな『場』を子ども達の前に創り出していく
今年1年の素晴らしい自分の目標・課題が
クリアになりました。

教師として人としての
トランスフォーメーションへの旅

今年は例年になく深い学びがありそうです。


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