マガジンのカバー画像

対話を諦めたくない

29
運営しているクリエイター

#瀧本哲史

対話する社会へ

暉峻淑子さんの『対話する社会へ』を読んでいます。 何度も何か所も目頭付近が熱くなるポイントがあります。 冒頭部分に 日本人の多くは、戦争に巻き込まれたり、暴力行為によって支配されることがない平穏な生活を、平和だとかんがえているようです、平和とは受け身で何もしないことではない、平和も民主主義も努力して作っていくものだと、頭ではわかっていても、おまかせ主義の毎日が過ぎていきます。 と書かれてあります。私が社会全体へ目を向け始めたのは、子育てがひと段落した頃でした。自分の家族の

とぉーーーくの想いはきっとおなじ

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」この記事が1週間限定で(7月6日まで)公開されています。この第三檄のなかに・・ みなさんが、自分のまわりでこいつは話ができそうだなという人を見つけて、「ちょっと日本の未来のことを考えてみてもいいんじゃないですか?」みたいに説得して、ひとりこっち側に「引き入れる」だけで、情勢は変更されるわけですよ。「1対2」になるんです。  つまり、若者はただ立ち上がっても勝

見せかけの心理的安全性はいらない!!

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本哲史さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」の第二檄の中に 民主主義の社会では、銃や鉄砲で政府を倒す必要はありません。 まず「言葉」によって正しい認識にいたり、「言葉」を磨くことでその認識の確度を上げていく。そして「言葉」を使って相手の行動を変えていくことで、仲間を増やし、世の中のルールや空気を変えていくことが可能なんです。 という部分があります。 私は、オンラインの講演会や対話会やミーティング

未来に何を残したらいいのだろう?

3人の子ども達は、自分達の人生を自分達で切り拓いていってます。 私は人生100年時代の半分を越そうとした頃から 「なにひとつ社会貢献していないなぁ・・残りの50年で私にできることはなにかあるかなぁ?」と考えながら学んでいます。 看護師をしている職場で気になったのは「自分の想いを伝えられず」に退職していった仲間の存在でした。 自分にとってイヤだなぁと思う出来事があっても、適当に受け流すことのできる人は世の中を上手に渡り歩きます。「私は嫌です。できません」と言えなくなっている