陳情令という中華ドラマにはまった話

2020年3月19日からWOWOWで全50話を週4話ずつ配信された中華ドラマの陳情令という作品に突然はまった。前触れなく突然はまり、当初は誰も視聴者がいないTLでひとりぼっちでキャンプファイヤーをしていたせいで、私のフォロワーには陳情令=ひよこんさんが狂っている作品という認識付けをしてしまった。本当にすまない陳情令。
2020年6月11日に最終話の配信が終了した今でも、作品の余韻が抜けずにTLで定期的に発作を起こして陳情令…と呟くbotになっているので、陳情令と私の出会いを書き起こして整理してみようと思った。整理することによって陳情令というジャンルを卒業するつもりはないが、なんらかの霊魂が静まればよい(?)

こんな前置きを書きつつも、実は何でこの作品を知ったのかはかなり記憶が薄い。おそらくTLに流れてきた顔の良い男たちの集合絵を見て、おっちょっと気になるな~と画像を軽率に保存したのが始まりだったと思う。放映がWOWOWであることは少々気になったが、普段あんさんぶるスターズ!!のオタクをしていることもありWOWOWは得意分野だった(あんさんぶるスターズ!の3DライブであるDream Live、通称スタライ(ドリライではない)がWOWOWで配信されているため)。
始まりは髪の長い顔の良い男たちの古装のドラマを見てみたい(長い)という雑な邪念でドラマを見ようと決心したため、第1話放映は録画を失敗した。確か当日に夜遅くまで用事があって、家に0時までにたどり着いていなかったのもでかかった。作品のことをミリも知らないなりに1話の録画失敗はかなり悲しかった記憶がある。悲しみに暮れつつもそのままのノリで2話をリアルタイムで見た。衝撃を受けた。主人公の顔が良い。いや、他にももっと感想あるだろと感じるかもしれないが、初めましての衝撃は主人公の顔がいいだった。しかし2話は謎のねこちゃん!みたいな仮面をつけているシーンが多く、全然主人公の顔が見れない。どうしてだ。もっとその良い顔を余すとこなく見せろ。仮面を外せ。
主人公の顔が見た過ぎてそのままの勢いで3話、4話と視聴した。登場人物の多さと1人につき2個も3個もある人物名、時間軸の前後により話自体の理解は難しかったが、もともとファンタジー物が好きなこともあり、お話自体もかなり響く内容だった。しかし、途中から主人公である魏無羨の腕をつかんで話さない白い衣装の男はいったいなんなんだという問題にぶち当たった。1話を見てないせいで、藍忘機(白い衣装の顔がいい男)が魏無羨に向けるくそでか感情(と推察される)ものが全然わからなかった。次の放映は1週間後であるが、とりあえずどうにかして1話が見たい。そして白い男のくそでか感情の正体を知りたい。その後、1話の録画を失敗した哀れな女はWOWOWの見逃し配信という存在を知った。急いでWOWOWオンデマンド会員というものを申し込み、普段絵を描くときの資料を表示するでかいモニターとしてしか使っていないiPad(かわいそう)で1話を見た。あってよかったiPad。しかし1話を見ると、話しの前後関係はかなり整理できたが、登場人物の関係性の謎は深まるばかりであった。というかこの顔がいい紫の衣装を着ている江澄という男(俳優の岡田 将生さんに似ている)はなんなんだ。なんでそんなに魏無羨におこなんだ。おまえの人生にいったい何があったんだよ。男が男に向けるくそでか感情の矢印が多すぎるぞこのドラマ(あんさんぶるスターズ!かよ)。

そんなこんなで、私と毎週木曜の深夜0時から4話ずつ陳情令を視聴する生活が始まった。正直、初回放映から1週間は次の放映が楽しみすぎて仕事が手につかなかった。朝から晩まで木曜までの日数を指折り数えていた。ちょうど在宅ワークが拡大し始める時期でもあったため在宅ワークに切り替え、仕事が終わると繰り返し1話~4話を見た。繰り返し見ているとさすがに内容がだいぶつかめてきた。内容の理解とともに先人たち(中国語で視聴をしていた猛者の方々)の考察やメイキングを恐ろしい勢いで漁った。自身ではあまり自覚はなかったが、傍目に見ると垂直に沼に突っこんでいったようで、後日友人やフォロワーから三次元にはまるの意外だったとか、昔からはまると一直線だよねみたいな若干ドン引かれたようなコメントをもらった。元々、昔ジャニオタだったこともあり自分で自分の狂いに違和感はなかったのだが、普段ソシャゲの顔の良い男に狂ってる女が、180度違う中華ドラマにはまる姿は異様だったのかもしれない。怖がらせてたらごめん、フォロワーたち……。

沼入りをはっきりと自覚すると同時に、一人で狂っているのが無性にさみしくなってきた。誰かとこのドキドキを共有し、あわよくば感想を話しあいたい。というか明らかにTLで一人ぼっちで、顔の良い中華の男たち(と女たち)に踊り狂っているのがつらい。地獄に落ちるのなら一緒に地獄に落ちてほしいんだフォロワー(最低)
4話しか見てないけど、そのままの勢いでプレゼンを作った。WOWOWの見逃し配信に期限があったのもでかかった。今、見始めてもらわないと取り返しがつかなくなる。その一心で作ったプレゼンは、ひたすら顔がいいことを伝えるプレゼンになってしまった(4話しか見てないので他に書けることがなかった)。
とりあえずできたプレゼンを手当たり次第、送りつけても怒られなさそうな友人に送りつけた。みんな優しいので、突如沼落ちした哀れな女にそれなりに反応を返してくれたが、最後に帰ってくる言葉は決まって、気になるけどWOWOW見れないんだよね……であった。そう、ここにきて最初にして最大の難関、WOWOW問題をつきつけられた。私は静かに泣いた。

あきらめきれなかった私は、会社の同期(パンピ)にもプレゼンを送りつけたが、顔がいいことと中華産であることと、勢いは伝わってきたという絶妙な講評をもらった。まあまあなプレゼン枚数のわりに伝わっている情報が少なすぎる。おかしい。私にはプレゼンの才能がないのかもしれない。(この後、このプレゼンを受けた同期の一人に会社の先輩たちに私が中華の顔の良い男のドラマにはまっていることをばらされる(ばらすな))また、別の信頼している友人からは転生ものなら早く言ってよ!(知ってたらもっと興味あったのに!)と後からお叱りを受けた。すまん。ジャンル分けすらどこに分類したらいいかわからなかったんや……。

しばらくはリアルタイムで見てくれるフォロワーが2人という状態で過ごし、TLをドラマの感想で埋め尽くすのも忍びなかったので、適宜別アカに壁打ちしつつ、毎週金曜に有給を取る生活を続けた。

ところでこのジャンルはメイキングならたっぷりあったが、グッズがなかなか買えなかった。というかどうやって日本から買えばいいかわからなかったという方が正しい(グッズ自体はかなりの種類が出ていた)。そんなときに、前々から指をくわえてみていた陳情令のコラボリップが、中華コスメストア(※パンダホリックさん。ちなみに今は閉店してしまっている。)で買えることを知った。すごーい!ここのサイトで(日本からも)買えるんだ~!というツイートの数分後に全種(5本で1万円ぐらい)を即決で買っていたので、当時はまだはまりたての状態であったこともあってフォロワーにガチめに心配されてしまった。(正気ではないけど)正気なので大丈夫です。オタクなので買って後悔するよりも、買う手段がない悔しさの方がつらい。
少々話がそれるがこのコラボリップについては普通に外見が可愛いので、陳情令の本国放映1周年記念の企画でニコニコ動画にて第1話が無料配信された際に、視聴をキメてくれたフォロワーがなぜかコラボリップを購入していた(1話しか見てないのに)。
なんでだ?しかもさらによくわからんことに、そのフォロワーがご友人さんに(コラボリップを買う上で)どの色がいいかな?相談したところ、その友人さんは陳情令という作品を知らないのに、「それかわいいな、買うわ」とショッピングカートに突っこんでいたらしい。面白すぎんか?オタクのフットワーク軽すぎるのはどこへ行っても共通なんか?(この後、この友人さんは陳情令一話無料放送を視聴し、内容はよくわからんけど琴×笛ってことだろ?という心理にたどり着いていた。センキュー友人さん。あなたとはいい酒が飲めそうだ。)

その後、日本の陳情令ファンの味方であったパンダホリックさんとの別れはあったものの、今や大抵のグッズや書籍は日本からでも買える(Amazonの公式ストア、凛凛さん、アジア音楽ショップさん)ようになったし、取り扱い店舗がなかったとしてもタオバオから直接買うスキルまで身に着けることができた。当初、右も左もわからなくて本国のグッズの画像を保存しながら泣く泣く諦めるだけだった私からするとだいぶ成長したと思う。そして無駄に成長したスキルによって、別の中華ジャンルで困っているフォロワーを助けることもできた。ありがとう陳情令。ここで培った知識は決して無駄じゃなかったよ。

話は本編に戻るが、WOWOWに加入しているフォロワーが少ない、という難点はあったものの、TLに流れてくる顔のいい男に興味を示してくれるフォロワーが一人でもいれば…という気持ちで公式のメイキングやツイートをまめにRTし続けた。放映終了後に公式がツイートする遺影写真もまめにRTしていたので、フォロワーからは公式が遺影を流すおもしろジャンルだと認識されていた。ちなみに公式ちゃんはネタバレに配慮して木曜深夜配信の後、遺影ツイートは日曜か月曜あたりにしてくれる。優しさにあふれた公式なのだ(?)ありがとうね公式ちゃん……(麻痺していく感覚)。
放映中はあまり反応してくれるフォロワーはいなかった記憶だが(おそらく突如中華ドラマにはまった女として面白がられてはいた)、我がtwitterのタイムラインでの大きな転機はブルーレイボックス発売発表であった。前々から円盤は発売されないという噂をそこはかとなく聞いており、どこに要望を送ったらいいかもわからない状況の中、円盤化はほぼほぼあきらめていた。そんな中でのブルーレイボックス発売はまさに寝耳に水であった。公式からブルーレイボックス発売の旨のツイートを見た日は確か仕事帰りの電車の中だったのだが、ハテナとビックリマークを今までの人生に無いほど多用したツイートの後に、あまりにも興奮しすぎて電車を降り過ごした。乗ってた電車が快速だったので知らん駅に連れていかれたが別にいい。あまりにも嬉しさが勝っていた。だってここ半年でガチ泣きするぐらい(電車の中で)一番良いニュースだったからね……。
今、この文章を書きながらその当時のツイートを見返したくて、検索して見てきたのだが、「気が狂って見ている都合のいい夢か????????」が今見てもうなずきしかなくて、まじで円盤出てよかったです!!!はい。陳情令が放映されてた2か月ちょっとぐらいって幻覚じゃなかったんだねっていう。やっぱり円盤が出ると永遠感が出るので、日本のオタクとしては円盤化、めちゃめちゃ嬉しいですね。

ここら辺から円盤化の時のツイートと楽天TV配信決定の時の記憶が混ざってぼやぼやし始めるのだが、TLでひとしきりダンス(発狂)をしていたら、今まで特に反応のなかったフォロワーさんたち6人ぐらいから急に(しかも一気に)話しかけられた(ナンデ????)これはこの時に興味を持ってくれたフォロワーの一人に後から聞いた話なのだが、なぜ急に私が狂っているジャンルの話に乗ってくれるようになったかと言うと、今まではひよこんさんが何かに狂ってるのはわかるけど何に狂ってるのかわからない、いわゆる解像度が72dpiみたいな状態だったらしいのだが、徐々にこいつはどうやら中華ドラマにはまっているらしい…とじわじわ解像度が上がっていき、円盤化のツイートあたりで解像度が350dpiまで上がったらしい。ほんまか??そんなことあるんか???と思ったが、このエピソードを通して、私は継続して狂っていくことの大切さを学んだ。知ってるかフォロワー…フォロワーに何かを布教したいときは率先して断続的な“狂い”を見せることが大事みたいだフォロワー…

興味を持ってくれたフォロワーのうち、数人は実際に楽天TVで見始めてくれたし、感想を呟いてくれたし、感想絵を描いてくれたりもした(余談だが私は陳情令の絵に飢えすぎて、ジャンル外のフォロワーが陳情令の絵を描いてくれると、「陳情令の絵!!!!!!!!!!!!」っていいながらRTするので、フォロワーには飢えている人の感想だ……と言って毎回おびえられる。)そして私は気づいてしまったのだ。ご新規様の視聴の感想(悲鳴)がとても美味しいことに……。その後私は感想壁打ちアカウントを改装し、楽天TVから入った陳情令ご新規様をフォローしまくり、ご新規様の感想(もとい悲鳴)を吸って楽しむ陳情令妖怪と化した。しかし、類は友を呼ぶのか、この界隈の特徴なのかはわからないが、無事に50話完走したフォロワーさん達も漏れなく新規の感想吸い妖怪となり、お互いに手と手を取り合ってご新規様の感想を共有していく(RTで流れてきたご新規様の感想を吸っていく)狂った界隈となってしまった。しかし、ご新規様の感想は健康にイイ!のでしょうがないね。特に害はないのでおびえないでほしい、ご新規様たち。可能であれば新鮮な感想を少しでいいので共有してほしい。あなたの陳情令初体験は人生で一回い切りなので……。

そんな私も陳情令の最終話視聴後はめちゃめちゃ落ち込んで、メンタルのバランスが目に見えて崩れた。そもそもWOWOWでの放映は、週に4話であったが、後半になるにつれ話数調整で3話のみの週が2回ほどあった。その3話のみの週ですら供給不足に精神が不安定だったのに、最終話を見追わったらいったい私はどうなってしまうのか…最終話放映の週はあまりにも自身の感情が未知の領域だった。
最終話である50話は大切に大切に見ようと思っていたが、陳情令は構成が上手く、後半は謎解きパートがぽんぽんぽんと軽快に進んでいくので、自身が思っていたよりも早く50話に手を付けてしまったのは覚えている。ここで私が最悪だったのは、在宅勤務中の昼休みに50話を見てしまったことだ。ご飯を食べながらいつものiPad(WOWOWオンデマンド)で最終話を見た。先行してみていた方たちがどうやら日本版のエンディングは、構成を組み替えてハピエン強火になっているらしいという話を聞き、本ドラマ唯一の不安だったハピエンかどうかわからない解釈が難しいED(本国放映版の先行情報)という難点は大丈夫そうだな♪となっていたため、ものすごく軽率に仕事の合間に見てしまった。
結論から言うと最終話を見終わった後から体調を崩した。陳情令が終わってしまったという呆然自失状態から抜け出せなくなり、その日の仕事は記憶がないまま早めに上がり、布団の中で静かに泣いた。実は本編が終わったシーンは自分でも意外なことに平気だったのだが、その後の「彼らの願いが叶うように」と「遠音に響く「忘羨」曲は終われど絆は永遠に」という表示を見て、日本版公式が1番最初にアップロードしてくれたメイキング「訓練特集」での最後に書かれていた「プロデューサーから主演までほとんど90年代の若者。どうかこの若いチームを温かく見守ってください。誠意を尽くせば悔いは残らず、努力は無駄にならないと信じています。」という文が頭の中を走馬灯のように駆け巡り、若く比較的経験の少ない彼らが、放映されるかもわからないドラマに真摯に向き合ってくれた一夏を思って心がバラバラになった。そしてここで畳みかけるように今までのストーリーを振り返るような主演二人が歌うEDと映像(ちなみにこの曲は主人公二人が転生後にまた巡り合うきっかけとなった曲であり、片方の主人公が片方の主人公を思って作った曲である。少しでも気になった人は聞いてみてほしい。和訳付きで。Youtubeの日本版公式から見れるぞ!映像がネタバレ満載だけど!)この曲は本編中でも主要シーンになると決まってBGMとしてかかっていたので、陳情令オタクたちにはなじみ深く、まさにこの曲で始まってこの曲で終わる物語だったのだ。曲のサビの歌詞の中に「天涯 共に奏でる二人の琴笛」という歌詞(※琴と笛は主人公二人の得意な楽器)が印象的に繰り返されるのだが、この歌詞とラストの主人公二人で満ち足りたように微笑みあうシーンと「曲は終われど絆は永遠に」という言葉が悪魔的に反響し合い、陳情令としての彼らはもう映像としては見れないんだという永遠の供給の停止の事実を急に実感してしまい。普段メインではまっているソシャゲでもサ終を経験したことが無かったオタクは、どうしていいかわからず心にぽっかり埋めようのない穴が開いてしまった。

スタッフと役者さんたちの愛と努力により、魏嬰と藍湛(主人公2人)がこの先も一緒にいるんだろうなということはわかっている。でもわかっていても、肖戦さんが演じてくれた魏嬰と、王一博さんが演じてくれた藍湛が今後、親友として隣に立っている映像はどれだけ願っても見れないのだ。そう、これは恐れていた事態だった。熱烈にハマっていたジャンルに初めて明確な終わりがきてしまった。私の陳情令は終わってしまった。すべてを忘れて1から見直したい。そう思っても彼らを知らなかったころには戻れない。私は忘れられない恋みたいな一夏を体験してしまった。実際にロケが行われたのも夏だったと聞いている。私は俳優さんたちが駆け抜けた青春の一夏を追体験してしまったのだろうか。青春なんてとっくのとうに過ぎていた女は、その後しばらくどうしようもない喪失感に向き合うこともできず、毎日膝を抱えてぼーっとツイッターを漁っていた。

そんな女にも立ち直るきっかけがあった。陳情令放映一周年に合わせて、大陸の1ファンが日本の街頭ビジョンでも応援動画を流してくれたのだ。日本にはなかなか馴染みのない文化ではあったが、遠い島国のファンも陳情令というジャンルの仲間になったんだなと感じるとともに、本国では放映が終わって一年も経つのにいまだに熱心に応援しているファンがいる事実が私を奮い立たせた。供給の有る無しは関係ない。私たちが忘れずに応援していればこのジャンルは永遠に息をし続けていくのだと。

金曜日に有給をとる生活が終わってしまったのは寂しく感じるが、なんと公式ちゃんが今でも毎週木曜の夜(WOWOWでの放映日)に新しいメイキングの公式和訳の動画を上げてくれる(※2020/10/2で終了しました)。ありがとう公式。もしかして公式スタッフも陳情令が忘れられないのか公式。仲間だな公式……(陳情令日本スタッフに似たような仲間の匂いを感じ取るオタクの図)

※追記
メイキングの毎週木曜更新も10/2で終了を迎えてしまい、突然の供給打ち止めに号泣し、メンタルを崩したオタクですがだいぶ持ち直してきました。そして久しぶりにメイキング更新最終日のツイート見返していたら、「何事にもいつか終わりは来るもんですが、日本は本国と比べて2回りほど遅れてきた夏を追体験していたというか...ずっと白昼夢見てたような感じで...過去にいたもう二度と会えない人たちに、急にお別れを告げて現在に戻らなきゃいけない感じが夢から覚めてしまうようで怖いんですよね。」っていうツイートが改めて刺さって年末に黄昏るところでした。自分のツイートだけど。

あれから毎週の木曜日がなんでもない木曜日になって久しいですが、楽天TV組が最終話まで駆け抜け、円盤が全ボックス発売され、魔道祖師のアニメが放映されている今でも、元気にTLで陳情令の話をしています。
いつからか自分のtwitterのプロフ欄からは期間限定ですの表記を消し、いよいよいつ成仏できるのかわからない感じになってきましたが、とりあえず2021年を迎えおうとしている今に言えることは、来年もずっと陳情令の話を楽しくしているんだろうなってことですかね。幸いにも、TLに2人しか陳情令の話ができない時代から比べるとだいぶにぎやかなアカウントになり、たまにTLが追えなくなるという嬉しい悲鳴もありますが、来年もぜひ妄想と新しい気付きで埋めていけられたらいいな~と思います。できればご新規様の悲鳴も聞きたい。あわよくば。

年末にこんな文章書いてるとは一ミリも思いませんでしたが、改めていろいろあった一年でした。というか私の2020年はほぼ陳情令でした。
来年もよろしくね。陳情令。

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