ひとり暮らしがしたい

こんばんは、つい昨日まで体調を崩し38度の高熱にうなされずっと寝込んでいました。ついに流行り病が我が家にも……。

熱自体は辛くないし、関節痛もそこまでではなかったものの、咳が止まらず、更には声が出ないために実家で生活しているのに人と会話ができないことと、ご飯の味がしないことがひたすらに辛かった。ちなみに今でもご飯の味はしない。味がしないし匂いがわからないから、今までに食べたことのある料理を食べながら「これはこんな味だった気がする、おいしい気がする」と思い込みながら食感を楽しんでご飯を食べております。

それはそうと、ひとり暮らしがしたい。ここ最近、特に。
大学3年生の後期を過ごしているタイミングで、遅くない?と言われるんだけど、それでもひとり暮らしがしたい。
今思ってる理由をいくつか書き出してみた。懸念点も書きたいから、それはまた今度に。

理由①:学校まで本当に遠い
同じ都道府県内の学校に通っているとはいえ、都道府県の端にある自宅から反対の端にある大学まで移動するには、電車を2回(うまくいかない場合は3回)乗り換えて、片道2時間半かかる。2時間半もあったら東京から大阪まで行けちゃうよ。
往復で毎日5時間かけてるんだ、と思うと急に空しくなってしまうことが増えた。満員電車に揺られることも、最近は苦じゃないけれど、本来しなくてもいい苦労なら、したくはないよね。


理由②:門限が苦しい
これは、私が早朝にアルバイトをしていることも関係していると思うのだけど、私の門限は日にちが変わるまで。しかも門限までに帰ればいいわけではなくて、基本は学校が終わったら直帰、もし寄り道をするときは前日までに【誰と・どこに・何をしに・晩御飯の有無・お迎えの有無】を伝えて許可をとらないといけない。もちろん普段から帰るときは連絡を入れるんだけど。

20超えてるんだけどな、という気持ちも、両親が心配する気持ちもわかるのだけど、帰りに遊びに行こうってお誘いも、放課後の部活も泣く泣くお断りしているのは、そろそろ心が折れそう。
大学が遠いのも相まって、基本的に大学を6時には出ないと母から心配の連絡が届くので、ひとりで寄り道とかもできない。


理由③:実家が苦しい
父も母も姉も嫌いなわけじゃない。たぶん機能不全家族って言えるほどボロボロなわけでも、ないと思う。溢れんばかりの愛をたくさんもらってきた自覚もある。
ただ、我が家から私がいなくなることで、今までギリギリで保ってきた家の均衡が崩れかねないくらいには、不安定な家なのだ。

我が家では、母の機嫌が絶対であり、母の「おはよう」「ただいま」でその日の家全体の空気が変わる。笑顔で機嫌よく挨拶してくれたら、うれしい。声に張りがなかったり、挨拶が返ってこなかったり、姉には返事をせずに私にだけ返事が返ってきたときなんか、最悪。姉は涙目になるし、大きな物音を立てて部屋に閉じこもる。父は苦笑いをして「今日は何したの」と聞いてくる。私だって知らないよ。もちろん、私だけに挨拶が返ってこない日もあるし、父にだけ対応が悪い日もある。
イヤホンで外界をシャットダウンしている母を横目に、「今日はどうして母の機嫌が悪いんだ」という探りを家族で入れながら、泣きそうになりながらいら立ちを抑えきれない姉を横目に、会話のない食事をして、ガチャガチャと大きな音で洗い物をしている母に笑顔で「おいしいねえ!」とご機嫌を伺う。
母と2人になれたら、今日は何があったのか、だれの何の行動が不満だったのかと愚痴を聞く。そしてそれを本人に当たり障りなく伝える。こんな日の繰り返し。

誰が正しいとかはないと思う。みんな精一杯生きてて、我が家は全員不器用なだけなんだろう。特に、母と姉は感覚が敏感で、父は鈍感で、ただ、私がその中間にいるだけなんだろうな、ともわかっているつもり。その間を取り持てるのは、きっと今は私しかいないんだろう。

全員のことが等しく大事で、等しく大好きで、等しく好きじゃない。それだけ。

毎日家の機嫌に振り回されるのに、もう疲れてしまった。この文章を書きながら涙があふれるくらいには、頑張ってきたつもりだけど、あと1年と少しのこのタイミングで、もういいやって思っちゃった。この話は今書いてる別のnoteにまた書くと思う。


理由④:「ひとり暮らししたらいいじゃん」って声をかけてもらった。
数カ月前に恋人と別れてから、ちょっと相談しにくい話を恋人の代わりに聞いてくれるお友達ができた。作った、のほうが正しいかもしれないけど。
恋人と別れてちょっと身軽になったのもあるのかもしれない、今の場所とは違うところに身を置きたくなったのも、あるのかもしれない。

その人に、家が遠いこと、平日の部活に行けないことが心苦しいことを軽い気持ちで話したところ、「いいじゃん、ひとり暮らししちゃいなよ」って返ってきた。
今までも何回か「ひとり暮らししな」って伝えてくれていたんだけど、その時はまだ家にいたかったし、お金も今より全然なくて諦め半分で聞いていたから、あんまり響かなかった。
けど、今!こんなタイミングが重なった時に「いいじゃん、ひとり暮らししちゃいなよ」なんて言われたら、その気になっちゃうよね!「なんかあったら助けてあげる」って言ってくれるお友達がいるときに、そうやって助けてくれるお友達がたくさん住んでいる大学の近くに引っ越しちゃうのは、ありなんじゃない?


理由⑤:ちょっと地元から抜け出したい
大学に入ってから3年間、地元の地域活動をいくつかお手伝いさせてもらってきた(ちょっと調べればタウンニュースとかyoutubeとかに色々載ってるくらいには)。その全部がやりがいのある活動だったし、経験して成長できたことばっかりだと思ってる。後悔は何一つない。
でも、このまま地元にいたら、来年も同じことの繰り返しなのかなーと。
来年はもう大学4年生で、就活だってきっとやらなきゃいけないし、実習もまだあるし、国家試験のお勉強も、卒論もある。来年は、もっと自分に向き合える1年にしたいな。


ここまでうだうだ理由を考えたけど、やっぱり憧れだよ、ひとり暮らし。
実家ではする機会のほとんどない料理だって経験したいし、好きな家具に囲まれてみたい。好きなタイミングでお家に帰りたい、お友達と遅くまでお家でお話ししたい。それだけなのかもしれないな。

こんなに理由が言えるのに踏みとどまってきた理由はまた今度。

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