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もう一度…あの場所へ

以前、「自分の人生を生きて…の意味」という記事を書きました。

大きな病気と向き合い、乗り越えた親友からの言葉がずっと心にありました。

私は長年保育士として働いていましたが、母の介護で退職を決意しました。

退職ではなくて、介護休暇を申請してはどうか…など理事長、園長から有難い提案を頂きましたが、いつ戻れるかも検討がつかなかったので、退職を選ぶことにしたのです。

退職してからも、若い先生たちの保育の悩み、また育てる側の先生たちのご苦労などを聞いたりとずっとお付き合いは続いていました。

母が亡くなってから、そろそろ戻ってこない?と声をかけて頂いていて。

義母のこともあるので、迷っていましたが、夫からは「やりくりしてみようよ、明季ちゃん、そろそろ復帰したらいいと思ってたんだよ。」と夫に背中を押してもらいました。

園長先生には私の働く条件も配慮して頂き、3月の終わりからの復帰を決めました。

ただ以前と違う立場での復帰となります。
保育の現場には戻るのですが、担任は持ちません。
どちらかというと、子どもよりは先生たちの援助になります。

乳児組は複数担任となります。
なので、職員同士の連携がとても大切になってくるのです。
保育士の一番大きな悩みでもあります。

この連携がクラス運営に大きく関わります。

また、援助が必要な子どもたちの関わり方。
子どもの発達段階に応じた保育、そして何より一人ひとりの子どもたちを大切にすること。

保護者さんと一緒に子育てのパートナーになること。

その部分を一緒に保育に入りながら、先生たちの相談役としてお手伝いすることになりました。

新任の先生の戸惑いや、クラスをまとめる先生たちの葛藤に寄り添いながら、今までの自分の経験が何か役に立てれば…と思っています。

働く時間も配慮してもらえることになったので、義母のお手伝いも引き続きできそうです。

しばらく保育の現場から離れていましたが、またあのエネルギーの塊のような子どもたちの中に戻れる嬉しさを今かみしめています。

子どもたちが生き生きと安心して過ごせるように、お母さん、お父さん、ご家族の皆さんが安心して預けられる場所であるために。

そして、その場所をつくりあげる先生たちも生き生きと仕事ができるように。

今までとは違う関わり方になりますが、今私に求められていることに丁寧に向き合っていこうと思います。

娘たちにも報告しました。

二人とも、「お母さんが復帰して嬉しい」
「保育士してるお母さんが一番しっくりくるよ」と応援してくれています。

人生の折り返し地点、後半戦です。
一番好きな仕事に戻ってみます。

娘に、「ばぁば、○○保育園で先生のお仕事するんだよ」と聞かされたなっちゃん。

「え~、嫌だ!
なっちゃんの保育園の先生になってよ!」

なっちゃんだけ、断固反対!不満のようです。

なっちゃん、ずっ~となっちゃんのばぁばだからね。



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